手羽のドタバタ就職活動日記2

今日は職員採用試験なのでこのシリーズを久しぶりに。

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手羽のドタバタ就職活動日記1はこちら。

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あ、ムサビの職員になればいいんじゃないの?

そうひらめいたのです。

「若手の作家をサポートする仕事」でもあるし、なにより大学職員は公務員みたいでなんかラクそうだし、残業もなさそうだし、休みも多そうだし、企業のように倒産の心配もないし。
よし、ムサビ職員を第1目標、それに落ちたら田舎で先生をやろう。


というわけで。
デザイン系の学生さんじゃ考えられないでしょうが(笑)、4年生の6月に初めて就職課に行きました。



なんかね。怖い印象があるんです。就職課って。
「4年のこんな時期に就職なんか考えるなんて!あほっ!!」と職員に怒られそうで(笑)、なかなか足を運べず、一大決心に近かったですよ。わかるよね?ファインの学生さんはこの気持ちが。


当時の就職課は7号館の1階(現在の教職資料室)にありました。7号館と8号館の間にプレハブがあって、そこが就職資料閲覧室。
彫刻学科担当の職員の人と初面談。

「で、手羽くんはどうするの?」
「はい。ムサビの職員になろうと思ってます。それに落ちたら福岡で先生をやろうかと」
「ム、ムサビの職員?!・・・・それまたなんで?・・・」

自分の心境を語る。

「うーん・・悪いことじゃないけどね。しかし、またマニアックなところを攻めるねー。ムサビOBのムサビ職員は4人ぐらいしかいないんだよ。」
「えっ。ほとんどの職員がムサビ出身じゃないんですか?」
「そんなわけないでしょ(笑) 2年前に日本画と油絵からたまたま1名づつ入ってるけど、それ以前となると何10年前かになっちゃう。ムサビOBだからって有利なわけでもなくて、普通に1次書類審査と2次審査の学科試験と面接、そして最終面接があるからね」
「はあ・・・」
「でも受けてみたら?ムサビが新卒募集をかけるとしたら夏休み中か明けぐらいだから、マメに閲覧室へ確認しにきてよ」
「はい。ありがとうございます」
「ただ、順番としては教員採用試験の方が先だよ。福岡市はもう募集スタートしてるからまずそれにすぐに申し込んだ方がいいね。」
「はい!わかりました!!」
「・・・しかし、ムサビの職員ねー。あんまりすすめないけどねー」
「えっっ」
「さっきはいいことしゃべってたけど、本心はきっと公務員みたいでラクで残業がなさそうだから、とか思ってるんじゃないの?」
「(ぎくっ)そ、そんな・・・。」
「見えないと思うけど、意外と大学職員って大変なんだよ」


後日談。
この時対応してくれた方は、私が入職し教務課に配属された時に教務課へ異動してきました。ムサビ職員をすすめなかった方が直接の上司になるという、苦い思い出に。


就職活動に悩んでるムサビ生さん。
これは最近知ったことなんですけど、ムサビの就職支援は日本の美大ではかなり自慢できるものです。(詳しくは書きませんが)
とりあえず就職課のスタッフに相談に行った方がいいよ。怒られたりしないから(笑)


そして、「ファインアート系に入っても就職がなさそう」と心配してる受験生や保護者の方。
「考え方によっては」、ムサビの油絵学科は就職率90%だって知ってました?

これはまた別のお話で。

投稿者:ichiro : 2007年08月25日 03:53

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