リアルな美大法人企画室長の日常を
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手羽のブログ論1
さすがにこの時期はアクセス数が少ないですね。
人が少ない時に手羽のブログ論を書いてみます。四輪さんやみちくささんだけに書かせるわけにはいかないので(笑)
ブログ論というか情報論というかコミュニケーション論というかそういう話。
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ネットワークのお師匠さんに教わった、恐らく一生忘れられない言葉があります。
1000のゴミの中に1つの宝
私の考えは全てここにつながります。
情報を受け取る人間には2つのタイプがあります。
A:必要な情報しかいらないタイプ
B:とりあえず情報を集めるタイプ
私は間違いなく後者のBですね。
とりあえずゴミでもいいから集めて、そこから宝物を探すタイプ。
もう少しちゃんと書くと、単体ではゴミかもしれないけど、2つ以上のリンクがつながる(つなげる)と宝物になる面白さを感じてるタイプです。
自分が知ってる情報は人に教えたくてしょうがありません。
企画部には専用メーリングリスト(以下ML)がありまして、そこに自分が知った情報はとりあえず流すようにしています。大人の常套句の「ご存知かもしれませんが」なんて絶対に書きません。あえて「みんな、知らないっしょ?」という気持ちで書きます。そうすると、大抵の大人は「そんなの知ってるわい。じゃ、この情報は知らないでしょ?」と教えてくれます。ぐふふ。
ゴミメール(のようなもの)も流してるので、Aタイプの人は嫌がってるかもしれません(笑)。でも、それで他の人が持ってる情報とリンクしたりすると、メールを流した段階では価値がなかったものが宝物になったりするわけです。
ブログを書くようになって、随分MLへメールを流す量が減りました・・・と言いたいところだけど、逆に増えたかもしれない。ブログ用にネタを探すのはいいんだけど、表では書けない内容だったりすることが多々あって・・・これは情報を収集する幅が広がったことを意味してるのかも。まだまだですが。
よく「情報を共有しなくちゃダメだ」と言ってる人がいますよね。
私もその1人なんですが、はっきり言います。
「情報を共有する面白さ」を知らずにそんなことを言ってる人は信用しない方がいいです。大抵そういう人は「情報とは自分から発信するものではなく他人から流れてくるもの」と思ってる人。
メーリングリストやコミュニティで「最近ゴミメールが多いよね」とか「最近このコミュ、つまんないよね」とか平気で言っちゃうんだなー、このタイプ。「情報は常に選定されたものだけが送られてくる」と信じてやまないわけです。
また、「そんなの聞いてません!(だからやりません)」と怒る人がどんなチームの中にも必ず1人ぐらいいるんだけど、私の経験上、こういう人もやっぱり情報を共有しない(できない)人です。なぜならその人から情報を共有してもらった試しがほとんどありません。彼らは「情報は流れてくるものだ」と思ってるんでしょ。それが共有だと思ってるんでしょ。
私も時々「そんなの、聞いてないよー」と感じることがあるけど、「なぜそれを聞けなかったのか」「相手はなぜ話さなかったのか」の方に興味が沸きます(笑)
ちょっと話が脱線気味に・・・。
で、「ブログには必要なものしか書いちゃいけないのか?」の話につながるのですが、私は全くそう思っていません。それが必要な情報なのかゴミな情報なのかは相手にまかせればいいわけで、「とりあえず書けばいいんじゃないの?」というポリシーでやっています。
みちくささんが6月18日の日記で
今日のデザイン・マネジメントの授業で、「情報の96%はゴミになる」と言われました。と書いてて、「96%がゴミになることを反省してたら、何も書けないやん」と読んでました(笑)
ムサビコムメンバーとして、非常に耳が痛かったです。
ただ、「リンクさせやすいように書いた方がいいよね」とは思ってます。
これは二つの意味があって、一つは「検索エンジンにひっかかりやすくなるように書こうよ」という意味。そうすればもっと情報の価値があがるので(これは今度書きます)
もう一つは、先日も書いたけど、「授業を聞きました」だけじゃ「へー・・・それで?」で終わってしまう。そこに「そうそう、そうなんだよね!」「そんなわけないやん!」という感情のリンク、つまり「共感」を感じるように書きたいよね、という意味。「ブログの中に突っ込む隙を残す」とでもいうか。
ほら、mixiでみんなやってるでしょ?(笑)
あまり考えずにそのまま書けばそれでいいんだけど。
ちなみにしょこたんブログは文章自体に意味がなくても(失礼)、あのブログ自体に意味がありますからね。
って、手羽がいろいろ書くからみんな混乱しちゃうのかな・・・。
とりあえず手羽のブログ論1ということで。
あ、heartlogicさんの言わんとされてることはわかってますので、その話は改めて。