リアルな美大法人企画室長の日常を
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手羽のドタバタ就職活動日記
書くといっておきながら、今日が7月18日なことに気がついてあわてて。
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手羽のドタバタ就職活動日記
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事前に「教育実習の思い出シリーズ」を読んでください。
教育実習が終わった翌日には東京へ戻ってきてました。
2,3日、福岡でのんびり過ごしたかったけど、すぐに授業と大学でのアルバイトが入ってたんです。
夜、実習先に提出する「教育実習を終えて」というテーマの感想文をアパートで書いてたら、実家から電話がかかってきました。
「あんた、教育実習の感想文をまだ出してないとね?中学の先生から電話があったとよ」
「え?感想文だから終わった後に書くものでしょ?」
「何いっとるとやろ、この子は。こういうものは最終日前日にチャチャーと書いて、最終日にチャチャーと提出するものなのよ」
「それじゃ『教育実習を終えて』が書けるわけないやん」
「それでいいとよ。『大人の日程』を知らん子やねー」
今ならわかります。「大人の日程」ってやつを。
でも、『教育実習を終えて』を教育実習が終わる前に書くっていうのは、どう考えても変ですよね。例えるなら本を読み終える前に読書感想文を書くようなもの。書けるわけがない。実際に、最終日前日に書いてたら最終日に大泣きしてしまった自分の心境とかも書けなかったわけだし。
ま、それを言い出すと卒業文集も卒業しないと作れないって話になっちゃうわけだけど・・・。
何か矛盾を感じながらも、2日後、書き終わった感想文を封筒にいれて中学に送る。
ふー、これで教育実習でやらなくちゃいけないことが全部終わった。
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美大生の就職活動(以下就活)は一般大学より遅いと言われてます。
デザイン系だと3年生から動いてる人も多いけど、ファインアート系の学生で3年から就活してる人は稀で(当時はね)、4年生の夏休み前ぐらいから動き出す人がほとんど。
というより就活自体、やってる人が少ない。なんとなく、就活をしてることが悪いことのような雰囲気もあるんですよ。「お前は俺らと同じ作家になりたくて、ムサビに入ったんじゃないのかよ」とみんなを裏切ってるような感覚。これはファインの人じゃないとわからない感覚かも。
教育実習から帰ってきてすぐに彫刻学科の同期が某大手企業(ネズミーランドのあそこです)から内定をもらった話を突然聞きました。就活をやってるようには全然見えなかったので、「ああ、就職活動してるやつはこっそりと動いてるんだなあ・・」とそのとき悟ったわけです。
そして、私もぼんやりとようやく進路について考え出しました。
自分は将来何をやりたいのか。
福岡に帰って、美術の先生になりたい気持ちもある。
でも、教育実習で強く感じたように、東京に残って、なにかアーティストを育てたりサポートするような仕事もやりたい。そんな仕事ってはたしてあるのだろうか。
そういう会社はあるのか。いや、その前にそれはどういう業種なんだろう。そんなことを考えながら、数日後、ふとひらめいたんです。
あ、ムサビの職員になればいいんじゃないの?
続く。
あ、続けちゃった・・・。