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ムサビペディア::多摩美術大学
サ/タ行
■多摩美術大学[Tama Art University]
1935年に多摩帝国美術学校を東京都世田谷区上野毛に創設。1953年に多摩美術大学となる。【多摩美術大学公式サイト・沿革より】通称「タマビ」。
帝国美術学校から2つに分かれたのがムサビとタマビ。
そう。もともとは同じ学校だったんです。美大生や美大関係者なら有名な話ですが、高校生にこの話をすると必ず「えーーー」と驚かれますね。
ムサビでは「ムサビから喧嘩別れして出て行ったのがタマビ。本家はムサビ」と言ってますが、タマビでは「喧嘩別れして出て行ったのがムサビ」と言ってます(笑)
そういえば、プーマとアディダスも兄弟の仲違いで2つに分かれた企業ですよね。
という事情もあり、いわずと知れたムサビと一番仲の悪い大学、それがにっくき多摩美術大学です。
裏ペディア
(1)
というスタンスを取った方が周りが安心するので、あえてそうしてる部分が多いですね(笑)
例えるなら、福岡県の人間が東京の人に「雪を見たことがない」とリップサービスしてあげてるようなもの。(福岡は東京より雪が降ります)
仲が悪いというよりも、「一番気になる存在」「リスペクトしあってる存在」という表現の方が合ってます。いろんな意味でお互いに刺激しあってる関係だし、教職員・学生での交流が一番多いのはなんだかんだタマビさんですし。
「美大界の早慶」と書くと、「早稲田や慶応みたいな一流校と一緒にするな!」と怒られるので、他で例えるなら星飛雄馬と花形満というか、ジョンとポールというか、ルカワと花道というか、トムとジェリーというか、ユーミンと中島みゆきというか、鈴木義司と富永一朗というか、桂歌丸と三遊亭楽太郎というか、ま、そんな感じ。
あ、「元々は一つで表面上は仲が悪いように見えるけどリスペクトしあってる」ということだと、おすぎとピーコなのかな。どっちがおすぎでどっちがピーコかはご想像にお任せしますが。
(2)
さて、なんでそのタマビの話をこんなタイミングで書いてるかというと。
本日の日本経済新聞にて、ムサビとタマビの長い歴史の中で初めてのことが起きる(起きた)日が今日なんです。
それは何かというと、2大学による共同イメージ広告。
協定校や姉妹校が一緒に広告を出すことはまま見ますし、「特集」と見せかけた連合広告で1つのページに扱われることもよくあります。合同相談会の宣伝で1つの広告にいくつかの大学が名前を連ねることもあります。
でも、ライバル関係の2大学が一緒にイメージ広告を出すっていうのはまだそんなに例がありません。
この日記の最後に書いた「もう少ししたら面白い話が書けるのでそれまで待ってね。」とはこれだったんです。
面白いと思うのはうちらだけかな?いや、ほんとにすごいことなんだけど。全面広告なんてムサビタマビは無理だけど(笑)、これは最初の一歩に過ぎません。
詳しくは紙面を見てね。
(3)
チクリ会員No.4からチクリネタが届きました。
先月号の某雑誌にタマビの図書館が出てました!・・・って、君はなんでいつもタマビネタなんだ・・・。そんなにタマビが好きならタマビさんちの子供になればいいじゃない!私なんてせこい人間だからチクリメールには雑誌名が書かれてたけど、ここでは教えてやりません!!ぷいっ!
HPにもちっこい写真が!
「最新東京100」に選ばれちゃうんですね。う、ウラヤマシイ★
ウチの図書館が建った暁には載せてもらえるんでしょうか??
タマビがカーサ・ブルータスなら(あ、書いちゃった)、ムサビはブルータスに出てやる!(バカ)
(4)
某高校説明会でタマビ広報の方が説明されてるのを後ろで聞いていたら「ムサビとタマビは同じ学校だったんですよ」という話をしていました。もちろん高校生の反応は「へーーー」。
そして広報の方はこう続けました。
「だから、ムサビとタマビは親戚みたいなものなんですよ」
私はムサビとタマビは兄弟だと思ってたので、その話を聞いてプチショックを受けましたね。「そうか、タマビは親戚だと思ってるのか・・」と。やっぱりおすぎとピーコにはなれないのかもしれない。
(5)
(1)で使ったライバルの例えは、「何を例えるのか、何に使うか」を秘密にして(極秘プロジェクトだったんです)mixi仲間に「表面上はお互いに嫌がってるように見えるけど、奥深くでは 信頼してるとか愛し合ってるとか気になる存在とか、そういう関係の例えで具体的でわかりやすいものってありますか」と聞いて出てきた例えです。
真っ先に「ムサビとタマビ」と出てきて、ドキっとさせられたけど(笑)
いいのがあったら広告で使わせてもらおうと思ってたんだけど・・・・「桂歌丸と三遊亭楽太郎」とか使えるわけないじゃん!!察してよ!!!
でもどうもありがとね。