華麗なる手羽一族

どたばたっと昨日の夜、東京に帰ってきました。


祖母が亡くなったのが金曜日の夜。97歳の大往生です。
一緒に住んでたわけでもないし、しばらく入院されていたので「ああ。とうとう亡くなったかあ・・」という心境。土曜の朝電話がかかってきて、昼の新幹線で大阪へ向かいました。
木曜日に「ばあちゃんがやばい。2,3日中らしい」って連絡網がまわってきて、様子を見に行った姉から聞いた話。

姉がかけつけた時には意識はほとんどなく、親族が「おばあちゃん!」「浅子さん!(名前)」と声をかけても全然返事をしない。悲観的な雰囲気が漂ってるときに、看護婦さんが「手羽さん!」と声をかけたら「はい・・」と答えたそうだ。
すると周りにいた大阪人全員が「なんでやねん!」と突っ込んだんですって。
姉が「大阪人はすごい。ああいうシーンでもツッコミを忘れない人種なんだ」と感動してました。
「自分の子供より看護婦さんに反応するなんて、こりゃ、まだまだくたばらんわ。わははは」と大阪人はみんな笑ってたけど、その日のうちに息を引き取ったそうです。人生最後の言葉に突っ込まれるってどうなんだろう・・・。



「手羽」という名前は・・・ああ、まぎらわしい。私の本名は手羽ではないのだけど・・・あんまり存在しない苗字でして、元々は関西系の苗字らしいです。
親戚は全員大阪と兵庫、神戸に住んでて、手羽一族が集まったのはじいちゃんが亡くなった時以来だから、20年ぶり。いとこに会うのも20年ぶり。もう誰が誰だか全くわかりません・・・・。いとこもしっかりおじさんになってて、「ああ。自分も周りから見たらおじさんになってるんだろうなあ」とピーターパン手羽は感じるのであった。


さて。
大阪には仕事で何度か行ってるんですが、その日のうちに帰らなくちゃいけなかったりで、なかなか観光する時間が取れません。でも月曜の朝、ちょっと時間があったので足を伸ばしてみました。

taiyou.jpg
一度でいいから見たかったんです。太陽の塔を。20世紀少年マニアとしては元彫刻学科学生としては。

こんな彫刻を今作る(設置する)ことはできるのだろうか。無理だろうなあ。


ちなみに「太陽の塔」って名前は石原慎太郎の作品がからんでるんですね。さっき知りました。
ちなみにちなみに太陽の塔の中の「生命の樹」はムサビOBの成田亨さんがデザインされています。
え?成田亨を知らない?ムサビ生はムサビ常識として知ってなくちゃダメダメ。
なぜなら日本人なら誰もが知ってるこれをデザインした人なんです。
あ。話が大きすぎてなんのことかわからないかも。それ自体をデザインした人なんですよ。
すごいでしょ?





ふー、ようやくムサビ話につながった・・・。
いい加減、書き出して「どうやったらムサビにつながるかな?」と考えるのはやめよう・・。

投稿者:ichiro : 2007年04月24日 04:13

トラックバック