ゴーギャン・ゴッホ・スーラ・シュフネッケル♪

昨日、三谷幸喜演出・作の舞台「コンフィダント・絆」のマチネに行ってきました。

三谷さんの舞台は5年くらい前までならパルコ先行予約を使えば普通にチケットは取れてたんですが、今はかなり厳しいですね。「なにわバタフライ」以降全然チケットが取れませんでした。でもヤフオクでチケットを買うのもシャクだし。
で、今回もあきらめてたら、1週間前にひょんなことからチケットを入手できたんです。


というのもムサビのある方が今回の舞台にかかわってて、「も、もしかしてチケットが手に入ったりしますか?」と聞くと「いいよ。いつがいいの?」と「え?え?ほ、ほんとに?えーと、えーと、19日のマチネとか」で、数時間後に「取れたよー」と連絡が入って「ちょ、ちょ、マジで?」なドタバタな展開だったんです。

「当日、受付で『テバです』といえばチケットが買えるようになってるから」と言われ、手ぶらでパルコ劇場へ。こんな経験は初めて。どうしよう。話が伝わってなくて「そんなの知りません」って言われたら・・・もしかして壮大なドッキリだったら・・・って私にドッキリをかけても仕方ないんだけど・・・そん時は買い物でもして帰ろう・・・・。
でも、そんなこともなく、席もいいところを取っていただいて、斜め前に松金よね子さんが座ってました。
こんなにムサビだったことが嬉しかったことはありません(涙)


ちなみに三谷舞台に10年前からかかわってる美術の堀尾幸男さん、衣装の黒須はな子さんはお二人ともムサビ卒です。空デの学生さんは三谷芝居のセットや衣装を、将来の自分とオーバーラップさせながら見るっていう鑑賞方法もあるんだよ。




以下お芝居の感想を。
ちょこっとだけネタバレを含みますのでこれから見に行く人は読まない方がいいです。



生で見た三谷作品の中では「君となら」の次に好きな作品でした。

簡単に書くとスーラ・ゴーギャン・ゴッホ・シュフネッケルの画家4人とモデルの話。
一番感情移入できたのがシュフネッケル。スーラの気持ちもすごくわかる・・。少なくとも自分はゴッホではないです・・。最後はウルっときましたね。三谷作品でウルウルきたのは実は初めて。この人間関係、特にファインアート系の人だったり、劇団とかを経験した人にはグっとくるものがあるんじゃないかな。
「設定も面白いし、これ、もしかすると映画化できそうだなあ・」と勝手に思ってました。


出演者は生瀬勝久さん、寺脇康文さん、中井貴一さん、相島一之さん、堀内敬子さんと、最近の三谷作品ではかかせない人ばかり。
しかし何がすごいって堀内さんの歌のうまさ。実力派とはこういう人をいうんですね。
ああ。もう一度見に行きたいなあ。

投稿者:ichiro : 2007年04月20日 05:35

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