リアルな美大法人企画室長の日常を
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卒展お疲れさまでした!
昨日は東京タワー第4話でした。
もこみち君がこのMAUクロッキー帳を持ってましたね。ボロボロになるくらい大事に使ってくれたようで。もうムサビは出てこないと思ったので嬉しいプレゼントでした。当時はMAUクロッキー帳は存在しなかったなんて細かいことは抜きにして。
でも、「協力」から「武蔵野美術大学」の名前が無くなってた・・・・・(涙)
てなテンションで本日はお送りいたします・・。
学校に出てくると、机の上に生鰹節がありました。何もメモがなく。
何も書かれていない花も怖いけど、何も書かれていない鰹節の方がもっと怖いよ。
(犯人は卒展に来てたとーぼーさんだったことが判明)
4年生、そして院2年生の皆さん、卒展、お疲れさまでした!
今年の卒展は例年より雑誌やテレビの取材依頼が多かった印象。
ムサビには辛口批評メンバーがそろってる部署があります。それはどこかというともちろん「広報課」です。
卒展やゲイサイこそ、リアルなムサビ生の現状を把握できる絶好のチャンスなんです。しかも広報課は課員の半数、6名中3名がムサビOBです。デザイナーさんを入れると7名中4名。後輩に辛口なのは当然です。見終わった後に「あの学科は元気だな」とか「あの学科のアレは・・」とここでは書けない話をしています。恐らく一番熱く、そしてクールに卒展全体を見てる集団だといっても過言ではありません。
その広報課での結論。
「全体的に今年の卒展は良かったかも・・」
でした。
「今年の卒展といえばアレ」と言えるようなもの・・例えば車がグルグル回ってる作品とか(笑)・・が今年はなかったけど、全体的なレベル(平均値)としてはここ数年の中では良かったと思います。
「卒業制作の『展覧会』」ってことだとダントツに芸文。全体がちゃんと作られている。他学科の方、特に来年卒展をやる現3年生に見てもらいたかったですね。「作品を作る」で終わってはいけない、展覧会では見てもらってナンボ、ってことがわかってもらえる構成になってました。
デ情や視デ、基礎デは作品も展示も良かったけど、きれいにまとまりすぎたのかな?個人的に好きな作品が多かったのは基礎デでした。
空デは今、ファッションがいいですね。他の広報スタッフも同じことを言ってて、やっぱりそうなんだと。以前より服の精度が上がってる。
工デはID(インダストリアル・デザイン)のプレゼン力はもちろんですが、クラフト・インテリア系もよかったです。言い方は悪いけど、外れが少ない。
建築も「展示」することに力をかけだしたのがわかる。
驚きは映像学科。映像の展示力が確実に上がってます。以前はモニターだけ置いて、「ほら、見ろよ」的なものがほとんどだったんです。卒展WEBの出来からみても今年の映像はちょっと違いましたね。停滞してたものが何か一歩踏み出した時の感触に似てる。
これは私の勝手な推測ですが・・・オープンキャンパスが少なからず関係してるのかもしれないなーと。「人へ見せる」ことに慣れてきた、もしくはその意識が学生さんにも研究室にも根付いてきたのかも。
後は12号館地下展示室や屋外展示など各学科が入り乱れる共有スペースの見せ方さえ改善されればいいんだけどね。これはコーディネータがいないと無理かなあ。
さて、今日明日と片付けです。気合が抜けちゃってる時ほど怪我しちゃうものなので、もう少しだけ気を引き締めて頑張ってね。片づけが終わったら、家でゆっくりお酒でも飲んでください(笑)
忘れちゃいけない。もうすぐ入試による入構禁止になります。2月末まで大学に入れなくなるので、作品や道具を持って帰る人は早めに。
ということで、このブログも入試モードに突入していきます。
早速ムサビ日記TOPページに各ムサビコムメンバーが「今年用に」書いてくれた入試話をリンクしました。
「ちょ、ちょっと私も書いたのに!」という方、教えてね。
上記リンクには入っていないけど、これまでにいろんな人が入試のことを書いてるので、それもチェックしてみてください。
このリストは、次のエントリーを参照しています: 卒展お疲れさまでした!:
» 武蔵野美術大学卒業・修了制作展
from アート界.jpブログ
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取材として、母校の卒業制作展を観... [続きを読む]
トラックバック時刻: 2007年01月30日 17:43
はじめまして、リンクさせていただいた者です。私もOBです。
ひさしぶりに卒制展を観にいき、若い学生さん達のパワーを吸収させていただきました。
展示室数も増えたようで、全部観る事ができなかったのが心残りです。来年は3日体制で観にいくつもりです。
投稿者 勝又智光 : 2007年01月31日 18:34