リアルな美大法人企画室長の日常を
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2007年01月のアーカイブ
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もう少し卒展の話を
プチ手羽日記。
29日(月)の夜、車で聞く用のCDをツタヤで買う。
ALL SINGLES BEST スガシカオ BMG JAPAN 2007-01-24 by G-Tools |
そんなテンションで、卒展の話を今日までやることにします。明日から2月なで区切りよく。
恒例の会場風景サイトはこちらです。
■卒業制作展会場風景
4日間の来場者数は去年より700名増えたそうです。日曜日はなんと1000人増!例年だと卒展パンフが大量に余って廃棄・・ということをこっそりやってたんですが、今年は最終日の途中で全部無くなってしまったそうです。
私の印象だと家族連れの方が以前より増えたような。こんな感じで。でもパンフがなくなるってことはそれだけではないのかもしれません。なんでだろう。天気の影響もこういうイベントだと大きいのですが、もしかするともしかするのかな・・・。
最後に今年の卒展で感じたことをちろっと。
ファイン系でアニメを作った方の作品を見て、「やっぱりアニメは絵が描けないとだめなんだな」と実感しました。テクニック的にはアニメを専門にやってる人から見ると笑ってしまうようなレベルかもしれないんですが、絵がちゃんと描ける・・・基礎描画力やデッサン力がある人・・・が描いてるから、ついひきつけられちゃう。アニメを勉強していない日本画学科や油絵学科からスタジオジブリにしれっと就職する人がいるんだけど、ああ、こういうことなんだな。
ハードなんて2の次であって、自分の力・・つまりソフト力・・が高いかどうかで全てが決まる。
でも。
卒展の平均値が高くなった理由に、パソコンの力は大きく影響しています。
例えば、昔は大きくプリントする方法がなかったから、でかいパネルを作ろうとすると、一文字を大きく拡大コピーしてそれを切り抜いてパネルに一文字づつ貼り付けて・・という作業をやってました。もしくは一文字づつレタリングするか。だから時間をかけて作った人とそうじゃない人の差がはっきりと出てたんです。でも、大型出力プリンタを使えばB全ぐらいは全然そのままでいけますからね。
アウトプット部分の向上による平均値アップとも言えます。
ゲームもそうですよね。
いくらドットが荒くても、面白いソフトはどのゲーム機に移植されても面白いもんです。
でもゲーム機の性能UPによってできなかったことができるようになります。
「本質」は素材が変わってもほとんど変わらない。
しかし、「伝え方」「見せ方」はハードで決まる。
あらためてそう感じ直した卒展でした。
卒展お疲れさまでした!
昨日は東京タワー第4話でした。
もこみち君がこのMAUクロッキー帳を持ってましたね。ボロボロになるくらい大事に使ってくれたようで。もうムサビは出てこないと思ったので嬉しいプレゼントでした。当時はMAUクロッキー帳は存在しなかったなんて細かいことは抜きにして。
でも、「協力」から「武蔵野美術大学」の名前が無くなってた・・・・・(涙)
てなテンションで本日はお送りいたします・・。
学校に出てくると、机の上に生鰹節がありました。何もメモがなく。
何も書かれていない花も怖いけど、何も書かれていない鰹節の方がもっと怖いよ。
(犯人は卒展に来てたとーぼーさんだったことが判明)
4年生、そして院2年生の皆さん、卒展、お疲れさまでした!
今年の卒展は例年より雑誌やテレビの取材依頼が多かった印象。
ムサビには辛口批評メンバーがそろってる部署があります。それはどこかというともちろん「広報課」です。
卒展やゲイサイこそ、リアルなムサビ生の現状を把握できる絶好のチャンスなんです。しかも広報課は課員の半数、6名中3名がムサビOBです。デザイナーさんを入れると7名中4名。後輩に辛口なのは当然です。見終わった後に「あの学科は元気だな」とか「あの学科のアレは・・」とここでは書けない話をしています。恐らく一番熱く、そしてクールに卒展全体を見てる集団だといっても過言ではありません。
その広報課での結論。
「全体的に今年の卒展は良かったかも・・」
でした。
「今年の卒展といえばアレ」と言えるようなもの・・例えば車がグルグル回ってる作品とか(笑)・・が今年はなかったけど、全体的なレベル(平均値)としてはここ数年の中では良かったと思います。
「卒業制作の『展覧会』」ってことだとダントツに芸文。全体がちゃんと作られている。他学科の方、特に来年卒展をやる現3年生に見てもらいたかったですね。「作品を作る」で終わってはいけない、展覧会では見てもらってナンボ、ってことがわかってもらえる構成になってました。
デ情や視デ、基礎デは作品も展示も良かったけど、きれいにまとまりすぎたのかな?個人的に好きな作品が多かったのは基礎デでした。
空デは今、ファッションがいいですね。他の広報スタッフも同じことを言ってて、やっぱりそうなんだと。以前より服の精度が上がってる。
工デはID(インダストリアル・デザイン)のプレゼン力はもちろんですが、クラフト・インテリア系もよかったです。言い方は悪いけど、外れが少ない。
建築も「展示」することに力をかけだしたのがわかる。
驚きは映像学科。映像の展示力が確実に上がってます。以前はモニターだけ置いて、「ほら、見ろよ」的なものがほとんどだったんです。卒展WEBの出来からみても今年の映像はちょっと違いましたね。停滞してたものが何か一歩踏み出した時の感触に似てる。
これは私の勝手な推測ですが・・・オープンキャンパスが少なからず関係してるのかもしれないなーと。「人へ見せる」ことに慣れてきた、もしくはその意識が学生さんにも研究室にも根付いてきたのかも。
後は12号館地下展示室や屋外展示など各学科が入り乱れる共有スペースの見せ方さえ改善されればいいんだけどね。これはコーディネータがいないと無理かなあ。
さて、今日明日と片付けです。気合が抜けちゃってる時ほど怪我しちゃうものなので、もう少しだけ気を引き締めて頑張ってね。片づけが終わったら、家でゆっくりお酒でも飲んでください(笑)
忘れちゃいけない。もうすぐ入試による入構禁止になります。2月末まで大学に入れなくなるので、作品や道具を持って帰る人は早めに。
ということで、このブログも入試モードに突入していきます。
早速ムサビ日記TOPページに各ムサビコムメンバーが「今年用に」書いてくれた入試話をリンクしました。
「ちょ、ちょっと私も書いたのに!」という方、教えてね。
上記リンクには入っていないけど、これまでにいろんな人が入試のことを書いてるので、それもチェックしてみてください。
本日卒展最終日です。
「東京サブカルサミット 2007」というのが開催されます。
今日です。とうとうこの人たちが集結しちゃうんです。
ほぼ全員集合!スカパー!東京サブカルサミット 2007
公演日:2007年1月29日 月曜日
公演会場 東京・中野サンプラザ
出演者:
MC:浅草キッド、山田玲奈
--------------
安齋肇、泉麻人、大槻ケンヂ、掟ポルシェ、スチャダラパー、みうらじゅん、向谷実、リリー・フランキー、蒼井そら、清水ミチコ
夢のようなメンバー。
しかし、このサブカルメンバーの中に2人ムサビOBがいるっていうのはどうなんだろう。
でも、桑沢デザインOBも二組いますね。(安齋さんとスチャダラ)
サブカル学校の座を桑沢に譲るわけにはいかない!!がんばるぞ!気合だ!!ムサビっ!(何を)
てなテンションで、本日卒業・修了制作展最終日です。
約束どおり昨日、ムサビコムメンバーの展示へ行きました。
・・・・・鈴嵐さんしかいませんでした・・・・(涙)。しかも、誰にも会えなくてこのまま帰るのは悔しいから一度見た鈴嵐さんの部屋にまた行って、ようやくです。別に会わなくてもいいELKくんに会ったり、OBの小春さんには会ったのに・・・。
確かに「本人がいることよりも電源を入れろ」と書いたりしてますが、いなければそれはそれで寂しいもんです。手羽は寂しいと死んじゃうんだぞ。あ、ひだまりさんのところには何も書かずに花だけ置いてきちゃいました・・・。
ちらっと感想を。
基礎デはどんどん"いぶし銀"な感じになっていますね。
10-403で原ゼミ「Ex-formation」が展示されてます。いい意味でも悪い意味でも「原っぽい」(笑)。今年のテーマは「皺」です。どんな本になるのか楽しみにしてます。
あ、基礎デも独自パンフレットを作ってました。ゲット!
毎年テキスタイルの展示は体育館アリーナでやっているんですが、意外とみんな見逃しちゃうんですよね。立地がちょっと外れてるせいもあって。もう少し看板出せばいいのに。でも入り口に立つと「おおおおっ」と思うはずです。こういう状態で展示してるのはムサビぐらいかもしれないのでぜひチェックを。
見逃しちゃうといえば、デザイン系の人は「あひる池」方面もチェックしてみてください。
見逃すな、といえば5A号館下の巨大ブ●ジャーも(笑)
あの壁面をあんなにうまく使った作品は初めて見ました。
学内を歩いてると、「それってポールスミス!」と叫びたくなるのは私だけでしょうか。
突っ込むべきなのか、もしくはパロディとしてやっているのか微妙で・・・・どっち?
手羽日記 01/27 -階段あり-
1/27志願者数が公開されました。
・造形学部一般入学試験志願者数(PDF)
卒展が終わったら詳しく触れますんで、もう少し待ってくださいね。
1月27日(土)::
9:00。予定してた人が来なくて午後の仕事がキャンセルになった。。今日はそのために学校へきたようなものなのに。その代わり、月曜は学校に来なくちゃいけない・・・しかし、普通今日来るだろ。みんな待ってるのに。そういう仕事のやり方はどうなのよ。大人げないなあ・・・。もー、今日は午後半休して帰ろうかな・・・どうしよう・・・。
10:00。アクセス解析を見ると「ムサビ 駐車場」で検索をかけた方がいらっしゃる。
ムサビ内には駐車スペースがありませんので車でのご来場はご遠慮願います。路駐もすぐに通報されます。で、有料駐車場となると、これがムサビ近辺にほとんどないんです。ようやく去年鷹の台駅前に小さいのができましたが、うーん、こういうイベント時だとすぐに埋まる可能性大ですね。
どうしても車で来なくちゃ行けないって方は、確実なのは国分寺駅かもしれません。国分寺なら駐車場はいっぱいあるので、そこに車を入れてバスか電車なりでいらっしゃるとか。かなり面倒ですけど。
そうそう。
ムサビ内なのですが、お世辞にもバリアフリーキャンパスとは言えません。
1〜13号館・体育館・工房とあって、エレベータがあるのは9号館と12号館、13号館だけなんです。そのうち5A号館、7号館、10号館は4階建て。10号館は9号館からの渡り廊下を使うと(ちょっとだけ階段はありますが)希望するフロアにはいけなくはないけど、5A号館・7号館は階段しかありません。
「7号館は今展示されてる『フィガロの結婚』がエレベータだったらなあ」と思ってる学生・教職員は多いかも(笑)
なので、卒展にいらっしゃる方はできるだけ歩きやすい姿・靴でお越しください。あ、タマビさんのように坂はないのでそれはご安心を、ってそればっかり。そんなことしか勝ってるところがないので。
10:30。4号館の展示をみる。
去年もちょっと書いたんですが、油絵学科の作品(版画も含めて)、前より確実に好きなものが増えました。「展示」を大事にする意識が以前より強くなってることが一番影響してるかもしれません。昔だと壁に作品をかけただけで「見たくなければ見なくていいさ」みたいな人がほとんど・・ファインアートはある意味それでいいとも思ってますが・・・だったけど、最近はお客さんを迎え入れるために「展示」のことにも気をまわす人が増えてる。いい傾向だと思います。キャプションにも手をかけてる人がいたし。誰とは言わないけど鈴嵐さんだけど。
ただ、ドアはどうにかした方がいいかな?
あの4号館の鉄扉は閉まってると「開けて入っていいのかな?」と私でも迷っちゃんです(笑)
ドアを開けっ放しにするか、「それじゃ猫さんが入ってくる」ってことならドアのところに「ご自由にお入りください」と張り紙をつけるとかね。
13:00。クンクン。とーぼーさんがムサビ近辺にいる臭いがする。やっぱり今日は午後半休しよう。。
恒例となりました、勝手に卒展宣伝コーナー!!!
やはり視デ・芸文・デ情は独自のパンフレットを作ってますね。しかし、みんなお金かけてるなあ・・・。
デ情は必要以上に立派な手さげ紙袋付き、芸文はパーソナルカード用のクリップ付き、視デにいたっては厚みのあるフルカラー本。広報のオープンキャンパスパンフレット費よりお金がかかってるんじゃないかと。
確実にこの個別パンフはゲットした方がいいです。
20:00。今日のめちゃイケは吉祥寺特集。確かにパリス吉祥寺を最初に見たときは感動したなあ。
ムサビロケ地ガイド
日曜日に「ペット」を連れて、ゆっくり見て回るつもりです。よろしくね。
今年の卒展では「東京タワー」などをごらんになって、「その武蔵野美術大学ってところに行ってみるべか」って方がいらっしゃるかもしれませんね。
緊急企画。ムサビロケ地ガイド。
メディアで登場してきたムサビの場所を紹介します。
「ハチミツとクローバー」に登場する場所はMAUハチクロ応援ブログの
■カテゴリ:ハチクロムサビMAP
を参照ください。ほぼ網羅しているはずです。
ドラマ「東京タワー」に出てきた場所は下記の通りです。
■第1話::入試で実技試験を受けた場所
4号館204
■第1話::合格発表のシーン
正門から1号館へ向かうメイン通路
■第2話::遅刻しそうになって走りこんできた場所(桜の満開のムサビ)
正門前
■第2話::仲間と初めて出会うシーン(階段教室)
7号館4階 第11講義室
■第2話::もこみち君と平岡君が「へー、予備校に行ってないのに美大に合格するなんて」と会話をしながら歩いてる場所
4号館第2螺旋階段から中央広場方面
■第2話::展覧会シーン(2回登場します)
2回とも鷹の台ホールB(課外センター)1階展示室
■第2話::もこみち君が高い絵の具を見せたら、平岡くんから「聞いてくれればよかったのに」と言われるシーン
7号館3階 踊り場ベンチ
■第2話::香椎さんが写真を見てるシーンや「最近学校に来てないね」と心配されるシーン
中央広場
■第2話::教授に呼ばれて研究室に入るシーン
10号館3階 視覚伝達デザイン学科研究室
■第2話::もこみち君が倒れるシーン
7号館1階 教職閲覧室前
■第3話::卒業式後のシーン
12号館前広場
今のところこんなところですね。どこか抜けてるかな?
ドラマ「東京タワー」の秘密を書いた「東京タワーの謎」はこちらもあわせてご覧ください。
さ、卒展の話に。
私が卒制担当の頃は「危険なものはないはずだから『危険!』なんてでっかく張り紙をするんじゃないよ。せめて『お手を触れないでください』にしてね」と学生さんにお願いしてたもんです。
なんて小言は後にして。
テンションあげていきます!!
「(誰も申し込んでこなかったから)手羽の勝手に卒展宣伝します!」コーナー!ドンドンぱふぱふ!
■ひだまりさん::9号館211
こっそりだなんてとんでもない。おもいっきり宣伝させてもらいます。よけいなお世話ですか。そうですか。
ちなみにこの日記に書かれてる本に私の部屋の写真も登場するはずです(カットされてなければ)
■tankさん::10号館411教室。よろしく!
展示名は「いるいるキャラクターカタログ」です。100個集まったのかな?
■壁ぎわ展:4号館裏
彫刻の助手連中が卒展にあわせて展示をしています。なぜタイトルが「壁ぎわ」なのかは見てのお楽しみに・・・ってこれは卒展じゃありませんが・・・宣伝してくれと頼まれたもので・・・基本的に後輩がかわいいんです・・・・。
*9:00追記
ひだまりさんのコメントで思い出しました。
28日(日)PMに基礎デザイン学科選抜公開プレゼンがあります。
■presentation 06(卒制公開プレゼン)
基礎デ教授はもちろんのこと、西村佳哲さん(プランニング・ディレクター)、向井周太郎先生(本学名誉教授)もゲストとして登場します。
卒制〜ムサ美を右から見るか、左から見るか〜
多分、今日の夜か明日中には志願者数を公表できると思います。
はたしてムサビに東京タワーからの風が吹くのか?(苦笑)
さて、卒業・修了制作展。
去年書いたこととほとんど同じなんですが、今年も書きます。
まず、ムサビまでのルートはこのエントリ「ムサビまでのルート」を参照してください。
受験生の方は、下見をかねているのなら鷹の台駅から歩いてみてください。入試時は鷹の台駅からのルートを強く推奨しているからです。(詳しくは入試前にまた書きます)
最初は距離感がないので「駅から遠い!」と思うのですが、何回か歩いてると実はそんなに遠くはないことに気がつくはずです。
土日のバスはゲイサイほどじゃないにしてもかなり混雑しますのでその覚悟を。
ムサビに到着。久しぶりにムサビに来た方は新2号館にびっくりしてください(笑)
さて、初めてムサビに来た人が困るのは「どこに何学科があるかわからない・・」ことだと思います。(オープンキャンパスでも同様の苦情を毎年いただいています・・・)
おおざっぱに書くと、
1号館・・・映像学科
★ 3号館・・・彫刻学科
★ 4号館・・・油絵学科、彫刻学科
★5A号館・・・日本画学科、油絵学科&版画、彫刻学科
★5B号館・・・油絵学科
★5C号館・・・油絵学科、彫刻学科
7号館・・・視覚伝達デザイン学科、空間演出デザイン学科
8号館・・・工芸工業デザイン学科、建築学科
9号館・・・デザイン情報学科、芸術文化学科・大学院基礎デ
10号館・・・視覚伝達デザイン学科、空間演出デザイン学科、基礎デザイン学科
11号館・・・彫刻学科
12号館・・・映像学科
体育館・・・工芸工業デザイン学科(テキスタイルコース)
美術資料図書館・・美術系の大学院
だいたいこんなところです。
もっと大雑把に書くと、正門から見て左側(上記★マーク)にファインアート系(日本画、油絵、彫刻など)、右側にデザイン系の建物がまとまっている、という「ムサビの法則」があります。普段のテリトリーで展示することがほとんどなので展示場所もほぼ同じなんですね。
時間のない方は興味のある分野でルートを右か左で選択すると、時間短縮ができるかもしれません。全部見ようと思うと、多分1日では無理です。
ただし、教室外の作品(屋外作品も含めて)は学科関係なく設置されることがあります。1号館下に空デやデ情の作品があったりしますし。
また、12号館地下には大展示室、9号館地下には大展示室と小展示室があって、ここは学科関係なく大型作品が展示されています。
詳細については正門前テントで配布している卒展パンフレットをご覧ください。「何学科の誰がどこに」はパンフレットでしか確認できません。日本画学科みたいに全員が「展示場所:5A号館」となってるところもあるけど・・・。
いや、これはすごくわかるんです。ファインアートの場合は隣の作品との関係がすごく大きいので、「あ、この作品はあっちの方がいいね」とギリギリまで展示場所を変えることがあるんです。油絵学科やデザイン系みたいにパーテーションで細かく区切るのなら問題はあまりないのだけど、日本画みたいに「美術館みたいにできるだけ広い空間で」ってことだと展示してみないとわからない。「面倒だから『展示場所:5A号館』と書いた」わけじゃないのでご了承ください。
学科によって独自のパンフレットを作っている場合もあります。
多分、卒展WEBを作ってる視デ・映像・デ情は作ってるんじゃないかな?
えーと・・・だいたい木曜日に講評会があるので、先生に言われたことを金曜日に修正して、来場者の多い土日勝負・・って方も結構います。
なので金曜日は作品が展示されてないことも多々あり・・・ファインアートは今更修正もへったくれもないので、ほとんどデザイン系ですが・・・、学内を見て回るなら土日がいいかも。
一番のおすすめは最終日の月曜。人も少ないし作品も完成してるし、「卒制終わりムード」で教室の中がまったりとしてます。
いよいよ卒業・修了制作展
以前からちょこちょこお知らせしています卒業・修了制作展。
いよいよ今週金曜日から4日間です!!
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■造形学部(通学課程)卒業制作展
■大学院修了制作展
会期 | 2007年1月26日(金)-29日(月)
時間 | 9:00 -17:00
会場 | 鷹の台キャンパス
入場無料・予約不要
※駐車スペースはありませんので、車でのご来場はご遠慮ください。
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ちゃくちゃくと展示作業が進んでいます。昨日も朝早く走ってるMoMongaさんを見ました。
さて、約束してました、あなたの卒展を宣伝しますよコーナー!!
沢山のご応募をいただきました。
なんて嘘で・・・0通です(涙)
思いつきの企画は失敗する。この言葉をぜひ「SCHOOL OF DESIGN」の中に書いてもらいましょう(涙)
というわけで、予定通りこの二人を紹介!
■鈴嵐さんの展示「Girl's Supernova」は4-218です。ダンゴ頭のシルエットが目印!
■松浦あじゃさんの展示「松浦あじゃ写真展」は9号館ウェブスペース。こっそり見てきましたが、よく捕まらなかったなと(笑)
私が勝手にタイトルをつけるなら「東京にバックドロップ」って感じかな?
ちなみにデザイン情報学科は1月27日(土)がホームカミングデーだそうです。
12時以降は専任教員が全員そろっているので、デ情OB&OGの方はムサビに集合!長澤先生と握手!
昨日今日が講評という学科もあって、もう終わった気になってる学生さんもいるかもしれません(笑)
でもね。展覧会当日、本人がいるかどうかよりも、ビデオとか照明の電源(スイッチ)が入ってない方がかなりヤバイです。お客さんは9時にきちゃうんですよね。彫刻なんかだと設置したらそれで終わりなんですが、電気を使う作品には「毎朝電源を入れる」作業がついてまわります。
毎日9時に学校へ来る自信がなかったら、同じ部屋の中で当番を決めましょう。部屋に入ると、明るい部屋に電源の入ってないプロジェクタとパソコンだけポツンと置かれてる、へー、それが作品なの?・・みたいな状態ほどみっともないものはないので。「毎朝電源を入れてスタートボタンを押す」のも卒制だと思ってください。卒業制作を作っているあなたにパート3でした。
ドラマ東京タワーの謎
もうムサビが出てくることはないと思うので(笑)、ぼちぼちドラマ東京タワーの謎解きを。
(1)もこみち君は「視覚伝達デザイン学科」なのか「視覚デザイン学科」なのか?
もこみち君は「視覚伝達デザイン学科」です。第1話の合格発表掲示板にも第3話の卒業証書にもそう書かれてました。じゃナゼ会話の中で「視覚デザイン」と出てくるのか。
これは私の推測なのですが、日常会話で「視覚伝達デザイン学科」と使うことはあまりなく、略して「視デ」と私たちは呼んでいます。でもドラマの中で「視デ」と言ってもわからないので、「視覚デザイン」っていう略称を使っているのではないかと。「『視覚伝達デザイン学科』が正式名称で、『視覚デザイン』はドラマ上の略称」だと解釈しています。
ちなみに第2話で教授に呼ばれて研究室に入るシーン。本当の視デ研究室を使っています。
*学科名略称については「ムサビペディア::学科名」を参照ください。
(2)そもそも、リリーさんは空間演出デザイン学科卒じゃないのか?<ニアさん
ムサビ日記読者の方、またムサビマニアの方にはこれが一番疑問かもしれませんね。
そうです。リリーさんは空間演出デザイン学科OBです。学生さんから「視デと空デの力関係?企画部長が視デの及部先生だから?」といわれたりもしてますが、多分、誰もが「美大生」と聞いてイメージしやすい平面デザインっぽいものを作ってそうなので、ドラマではわかりやすい視デにしたんじゃないかと。ムサビ広報から政治的な圧力は加えておりません(笑)
もしくは原作「東京タワー」の中には出身学科名が出てこないので(読む人が読めば空デとわかるんですが)、脚本家がみうらじゅんさんとリリーさんを間違って視覚伝達デザイン学科という設定にしちゃったか、ですね(笑)←結構ありえる。
ちなみに。エンドロールにも名前が出てくる美術デザインの「鈴木賢太」さんもムサビの空デOBです。(公式サイトの[スペシャル03 ロケ日誌]の「筑豊の炭鉱町」にも「協力:鈴木賢太」と出てきます)
なんで知ってるかっていうと、私が教務課時代に入試教室整備アルバイトをやってたんですよ。「人当たりもよくて、ひょうひょうとしてるんだけど、しっかりしたものを持っている」という、まさに空デっぽい学生さんでした。そんな彼がやはり空デ卒・リリーさん原作ドラマの美術担当ですからね。まだ若いのに。いろんな意味で感慨深いです。
(3)美術予備校に通わずに現役で美大に入れるのか?
平成元年ぐらいの視覚伝達デザイン学科受験倍率は20〜25倍ぐらいありました(もう少しあったかな?)。美術予備校や高校でかなり専門的な訓練をしないと入れない学科だったのは事実です。現在の視デの倍率は12倍まで下がってるので昔ほど入学することは難しくありませんが、ある程度の「訓練」をしないと今でも厳しい学科ではあります。
ちなみにリリーさん本人は美術系の高校に通っています。
(4)逆パースを書いちゃうような人が受かるのか?
これは可能性としては0ではないですね。実技試験のモチーフ次第かも。入試といえども最後は運です。
ちなみに平成元年の視デ鉛筆デッサンのモチーフは角材でした。
(5)デザイン系がアトリエを使うことはあるのか?
入試ではありえます。去年だと工芸工業デザイン学科、空間演出デザイン学科がアトリエで鉛筆デッサンの実技試験をやっています。数年前は視デもアトリエ試験会場でした。(最近は机上試験が続いてるけど)
で、通常の授業となると・・・共通絵画とかじゃない限りほとんど使いませんね。というのも、デザイン系学科で「モチーフを囲んで鉛筆デッサンする」という授業をほとんどやってないので・・・・。
(6)香椎由宇ちゃんの所属学科は?
個人的に一番疑問なのは彼女の学科です。 あらすじや登場人物設定では「美大の写真学科に通う学生」と書かれてますが、第2話の作品キャプションには「映像学科 写真表現コース」と出てきます。「映像学科で写真を学ぶ学生」と説明しても「映像で写真?」と感じる方がほとんどだとは思うので、いっそ設定を変えてしまえばよかったのだけど・・。
(7)目覚まし時計を見て「遅刻だ!!」って、普通、遅刻する時間に目覚ましを設定しないよね?
その通りだと思います(笑)でも、そんなことを言ったら「食パンをくわえたまま走ってる女子高生とぶつかって出会う」ことを夢見てる人をも否定することになりますよ。
(8)九州にだって外国人はいる!九州人をバカにするな!<四輪駆動さんのオトン
私の世代でも18年間筑豊に住んでて、筑豊の中で外国人を見たのは2,3回です。福岡市や北九州まで行くと、よく見ましたけど。ちなみにそのうちの1回はズームイン朝収録中のウイッキーさんです(実話)
(9)武蔵野美術大学の名前が出まくってるけど、どれくらい広報費を払ったのだろうか?<四輪駆動さん、ふかさん
ムサビにはフジテレビ月9にお金を出せるような広報費はありません(涙)
あったら、イラスト・MAYAMAXXで曲・木村カエラちゃんの学校CM作ってます(涙)
手羽日記 01/22 -初・体・験-
1月22日(月)::
10月からは日月曜日休みなんだけど、仕事の都合でしばらく出勤してました。今日は久しぶりの月曜日休み。
10:00。人生初体験。何を経験したかは・・・入試が終わったら書きます。経験しなくていいのなら経験したくないことです(笑)
11:30。眼科へ。土曜日の夜からまた結膜炎っぽい。なんだろう。結膜炎になりやすい目なのだろうか?汚い手で目をゴシゴシしてるのだろう?(子供じゃないんだから)
お医者さんに「ああ。こりゃ立派な結膜炎ですね」と言われる。疲れると結膜炎になりやすい体質みたい。あ、今回はウイルス性の強いものじゃないので心配しないで>広報スタッフの方
13:00。昨日届いた「気まぐれコンセプト クロニクル」を読み出す。分厚い!
気まぐれコンセプト クロニクル ホイチョイ・プロダクションズ 小学館 2007-01-20 by G-Tools |
16:10、おっと、この前見逃しちゃった「プロフェッショナル 仕事の流儀 浦沢直樹」の再放送を見なくちゃ。小学生時代に書いた漫画が出てくるのだけど、凄すぎ。やっぱり天才は存在する。
21:00。いよいよ東京タワー。
(以下ネタバレ含みます。土4放送地域の方はご注意ください)
卒業式のシーンは12号館前。12月末にあんな大掛かりな卒業式シーンを撮ってたんですよ(笑)
ちなみに卒業証書は平成4年度のものを参考に制作されています。私もあの形の卒業証書です。ちなみにちなみに第1話で使われた受験票・合格通知書も平成元年度のものを参考にされています。これがエンディングロールで「撮影協力」じゃなくて「協力」のところにムサビが出てる所以なのです。
でも願書封筒は最近のやつかな?当時「武蔵野美術大学」というフォント指定ロゴ↓
はなかったので。でも郵便番号が7桁じゃなくて5桁になってたところはさすが。
あ、今回初めてキャストのところに「武蔵野美術大学の皆さん」ってのが入りましたね。
感想はっていうと・・・やっぱり見ててつらいです。多分、親から仕送りをしてもらってたか自宅通学かによって、このドラマの感動具合は違うんだと思いますよ。
高額な学費+生活費を4年間出してもらって美大に通わせてもらったのに、学生時代もフラフラして、卒業後もフラフラ。「一体何やってんだ、オレ」ですよ。もこみち、しっかりしろよ。・・・はっ。最初のころは「もこみち君」と書いてたのに、最近は「もこみち」呼ばわり。いいんです。もう「自分はもこみちなんだ」と思ってますから。早く「リアル東京タワー」のオファーがないかしら。
美大には特殊な価値観があって・・それは特にファインアート系に強いのだけど・・・「就職なんかしてどうするんだ」と思ってしまう人が存在します。もちろん作家希望の人はそれでいいのだけど、「就職=世の中に屈すること」みたいに思ってる人。
私の頃は彫刻学科1学年33名いて、そのうち就職活動をしたのは7人だけです。作家希望者が多く、なんとなく就職活動はこっそりやるような雰囲気がありました。恥ずかしいことをしてるような。逆に7人とも就職してるんで、実質就職率は100%だったりするんだけど(笑)
このあたりのことは後日ゆっくり書きたいと思ってますが、「美大卒で就職しないこと」は単純にプー太郎、かっこいい言葉を使うとニート(かっこよくないって)とはちょっと違う感覚があるんですね。そのあたりの「もこみち感」がなんとなくわかるので、「もこみち、お前もか」と。
最後の10円玉のシーンはある程度予想してたけど、想像より量が少なかったことに泣いてしまいました。どっさりあの箱にはギザジュウが入ってると思ってたら・・・おばあちゃんが一生懸命貯めてたことを想像すると泣いちゃうよね。
かなり良質のドラマだと思うんだけど視聴率がイマイチついてこないのがくやしい。
将来、自分の子供が「地方の美大に行きたい」なんて言い出したら、3話までのビデオを見せてやろう。あ、そのころ「ビデオ」なんてメディアがないかもしれない・・・。
「東京タワーの謎」は近日公開。お楽しみに>ふかさん
本日東京タワー第3話
今日はは東京タワー第3話です。
予告を見る限り、もう卒業式なんですね。
ムサビのシーンも多分見納めなので、まだ見てない人は必ず!
もこみちくんの卒業式にはC-C-Bは来たのかな?
ケイコとマナブ
センター試験2日目ですね・・・ってこんなに他人事でいられるのはほんとに今年が最後なんだなあ・・・。
学生さんもようやく試験週間が終わって、ほっとしてるんじゃないでしょうか。あ、私から宿題を出されてる学生さんはもうちょっと頑張ってね。宿題を持って来れそうな日をそろそろ教えてください。私の宿題もほぼ完成しています>業務連絡。
金曜日のお昼時間、1号館下の喫煙所で彫刻学科の戸谷先生と会いました。「へ?先生、なんでこんなところで煙草吸ってるんですか?」と聞いたところ、クレーン運転士資格講習だったそうです。
新2号館の彫刻工房には天井クレーンとフォークリフトがつくんですが、5t以上のクレーンを使うにはクレーン運転士資格、1t以上のフォークリフトを使うにはフォークリフト運転技能者資格が必要なんですね。なので、金曜は2号館工房を使う彫刻学科在学生及びスタッフは午前講習を受けた後、ペーパー試験があって、午後石彫場で実習・・・ということをやっていたそうです。もちろん講師は外の方でちゃんとした資格試験です。
戸谷先生、ぼやいてました。「この年になって試験を受けるとは思わなかたよ・・・」と(笑)
資格ですからね。教授といっても例外はないんです。さぞかし煙草がうまかったことでしょう。。
そして今度はフォークリフト運転技能者。伊藤先生は車の免許も持ってないのに・・。
受験生や学生さんだけでなく、先生・スタッフも試験を受けてるんだよ、という話でした。
ちょっとは元気が出たかしら?
よく高校生から「美大だとどんな資格が取れるんですか?」と聞かれるのですが、彫刻学科なら工房利用者はクレーン運転士資格、フォークリフト運転技能者資格、ガス溶接技能者資格を取ることになります。
あ。そんなのいらない?もっとオシャレな資格がいい?そうですか・・・。
ちなみに私もガス溶接技能者資格を持っています。学生時代に取りました。
ガス溶接は何かと「生きていく上には」便利な資格なんですけどね。インテリアコーディネイト資格なんかより。
・・うーん、高校生にはまだ難しいかな?
ムサビペディア::価値観
■価値観
物事を評価する際に基準とする、何にどういう価値を認めるかという判断。「―の相違」(Yahoo!辞書より)
先日のエントリにも書きましたが、多様な価値観がそろう場所が美大です。
一方で「なんらかの形で美術・デザインの世界で生きていきたい」と共通の価値観を持っている人種が集まってくるのも美大でもあり、こんなに面白く刺激的な場所はそう他にありません。
しかも東京の美大となると全国からそういう人達が集まってくるわけで、これが「ナゼわざわざ東京の美大に行く必要があるのか?」の理由の一つかもしれません。
裏ペディア::
(1)
先日紹介した「SCHOOL OF DESIGN」にこんな言葉が書かれてます。
--------------------------------------------------
■客観的にならない方が良いことも、時々ある。
直感だけで突き進まないと出来ないような、偏ったものにも、素晴らしいものはある。
--------------------------------------------------
自分の直感だけを信じなくちゃいけない時ももちろんあります。
(2)
ただ、(1)の話は普通の精神状態なら、の話ですね。
多分、卒業制作を経験したOBならわかると思うのですが、卒制直前になってくると知らぬ間に視野が狭くなっています。人の意見が聞けなくなる状態。
先生や友達から「ここはこうした方がいいんじゃないの?」「こうするべきなんじゃないの?」と指摘されても、「あなたには僕のセンスがわからない!」と怒り出したり「それは価値観の違いです!」と言い出したり。人間誰でも切羽詰ればそんなもんです。普段なら相手も「違うって!」と言い返すのだけど、あまりにも切羽詰ってる顔をしてるからそれ以上言い返さないだけです。
この時期に他人(2人以上)から指摘されたことは正しいと思った方がいいですよ。自分が一番見えてないだけで、「価値観の違い」だけで解決しちゃいけない。
私もこんなことがありました。
直径3mの地球のようなものを作ってたんですが、卒制3日前に、「ああ。全部白く塗りたいなあ」と急にひらめいて、世界堂(もちろん当時は土井画材)で白スプレーを20本ぐらい買ってきて、バーと塗りました。ま、そこまではいいのだけど卒制1日前に「ああ。この白い部分に文字を書きたいなあ」とひらめいて、黒マジックで作品全体に文字を落書きのように書いたんです。
今思うと「・・・なんであんなことをやったんだろう?」と不思議でしょうがありません(笑)
「直感」とはちょっと違いますね。「体内麻薬的なものに犯されていた」という感じかな?
もちろん講評で一部の教授に「なんだこりゃ?」的なことを言われたのですが、「君ら年寄りにはオレの作品の良さがわかんないんだよ!」と心の中で抵抗しました。
今思うと・・・「ああ。先生の言ってたのはもっともだよなあ」です(新)
価値観という言葉は非常に便利です。でもそれを逃げ道に使わないでね。
特にデザイン系の「価値観の違い」は「コンセプトミス」でもあるのだから。
(3)
ただ。
ただ、なんですけど、卒制では同級生みんなの視野も狭くなっている可能性が高いんです。周りの言葉に振り回されるのも問題。
「自分や同級生の視野が狭くなっていることに気がついているかどうか」がこれから1週間のポイントかもしれません。
手羽日記 01/18 -引き出し-
1月18日(木)::
9:30。鈴嵐さんから卒展DMをもらった。ファイン系の学生さんでもこんな立派なDMを作るようになったんだなあ・・・。いよいよ卒制展も来週末。そうだ。
思いつき企画。
卒展の宣伝をしてもらいたい人。メールください。
大学メールアドレスから件名「卒展宣伝してください」とかなんとか書いて送ってもらえれば、このブログ内でお名前・展示名・展示場所・一言コメントぐらいは紹介しますよ。横250ピクセルぐらいのJPEG画像1枚ぐらいなら一緒に載せます。適当です。ただし、学内展示に限ります。
あて先はinfo@musabiどっとこむ(「どっとこむ」は「.com」に変換してください)
締切りは21日(日)って感じで(適当です)。多分来ないと思うけど、いっぱいメールが届いたらちょっとやり方は考えますが。すでに鈴嵐さんと松浦あじゃさんは予約済み(笑)
お待ちしておりまーす。
11:00。某業者さんで作るムサビ宣伝WEBがありまして、今回はデ情・ゲイブンをピックアップしました。今日は学生さん、教授のインタビュー日なのです。まず最初はデ情の3年生。
デ情は実技をやらずに数学で受験することができるんですが、彼女はまさに理系出の数学受験組。
よく「実技をやらずに美大に入るなんて」とか「絵が描けずに美大なんて」と言われることがあるんですが、それはデザインがナンなのか知らない人の発言。
「なぜデ情を受験したのか?」とか「デ情やムサビで学んだことは?」という話をしてもらったのだけど、まさに「デザインと数学の関連性」を証明するような方でした。
ムサビの術中にはまっている。
いや、「術中にはまる」っていうのは言い方が悪いんだけど、ムサビ・・というかデ情がイメージしたとおりの生徒さんが受験して、入学し、デ情でいろんなことに「気づいている」。本人は気がついていないかもしれないけど、デ情の目指してるものを体で感じ取っているよう。先生からすると「そう。それを気づいてほしくてデ情で頑張って教えてるんだよ(涙)」って感じかも。作品を見せてもらったら、彼女の経歴やデ情での経験がうまくmixされてるのが伝わる。
彼女の話を聞いて、この企画がうまくいくことを確信する。
12:30。次にゲイブンの学生さん。彼もいろんな経歴の持ち主。この企画、WEBだけってすごくもったいないなあ・・・。無料で本にしてくれないかなあ・・・。
13:00。今度はデ情研に戻って教授インタビュー。このブログでの登場回数1位の長澤先生です。
基本的には「どういう授業を担当しているか」というインタビューなのだけど、業者さんには「長澤先生に小さなことだけ聞くのはもったいないです。例えるなら吉村作治さんにエジプトの観光スポットだけ聞くようなもの。恐らく『日本のデ情』『世界のムサビ』の話になりますが、ご了承ください。そっちの方が面白いので」と事前に伝えておく。とんでもないことをしゃべりそうなので、怖くて立ち会うことに。
インタビューにさえなりませんでした。
「新春 長澤忠徳ショー」でした(笑)
長澤先生の話というか説法は月1ぐらいで聞いた方がいいですね。元気が出ます。毎日はちょっと勘弁だけど。
今回の個人的なヒットは「もこみちの後ろで『映るといいなー』と思いながらチョロチョロ動くような人間よりも、映らないかもしれないけどはじっこで何かを作ってるマネを一生懸命やるような人間になれ。そういう方がテレビに映る」です。なんだかんだ東京タワーチェックされてるし(笑)
「デザイナーはいろんな例え話ができないとダメ」とおっしゃってたんですが、これはその通りですよね。例え話をするには自分の引き出しを沢山持ってなくちゃいけない。なおかつその引き出しの中身が相互にリンクされてなければいけない。そういうことなんじゃないかと。デ情は引き出しを沢山作るために、ああいうカリキュラムを組んでいるのかも。(デ情の学生さんならこの意味、わかってくれるんじゃないかな?)
15:00。芸文・今井先生のインタビュー。今井先生は私が「この先生にお願いすれば間違いないでしょ」とムサビ内で信頼してる先生のお一人です。これまでいろんな先生の話を聞いてきましたが、「インパクトをもたせてムサビを説明する」のなら長澤先生、「高校生に伝わる言葉でしっかりとムサビを説明する」のなら恐らく今井先生が一番うまいんじゃないかと思ってます。企画意図もちゃんと理解されていらっしゃったので、あとは業者さんにお願いする。今回はほんと、人選に助けられました。WEBだけっていうのはもったいないなあ・・・無料で本にしてくれないかなあ・・・。
15:05。その足で入試の会議に参加。入試担当者の顔合わせ。来年はセンター試験をやるから、こんな時期に顔合わせをやるのは今年が最後なんでしょうね。
18:30。久しぶりに自分の席に戻ってメール・WEBをチェック。某美大さんの志願者数が出てる。昨年度のデータとこっそり比較。
卒業制作を作っているあなたに1
学内も卒制展直前の空気になってきました。
この時期の空気が私は一番好きです。
私達の頃、屋外展示は彫刻・工デ・空デ・建築のいわゆる立体系学科に許された特権で、平面デザイン系は室内展示と相場が決まってました。平面デザイン系の卒展はプレゼンパネルとせいぜい模型。というのも、彫刻・工デ・空デ・建築ぐらいしか工作用機材のそろった工房がないので(基礎デは木工工房があったっけ)、それ以外の学科は工具的にもスペース的にも屋外に置けるような大きなものを作れなかったんです。なので、場所の調整もそんなに困ることがなくて、彫刻学科内で調整すれば好きな場所に置けてた平和な時代でした(笑)
いつからかな?今やどの学科でも大型作品・屋外展示を作っていますね。4年間の集大成ですから、「部屋に入らないような大きな作品を作ってみたい」という気持ちもわかります。
安全第1、特に火事を起こさなければそれでOKだけど(苦笑)、大型作品・屋外作品の注意すべき点を書いてみます。
「卒業制作を作っているあなたにパート1」です。
●風雨の問題
卒展の時期は雨はもちろん、雪だって降ります。防水処理は絶対。電気を使う人は漏電ブレーカーを忘れずに。
そして、忘れちゃいけないのは風対策。雨よりもやっかいです。中央広場や12号館前、9号館前の風はほんとにバカにしちゃいけません。私の同期が中央広場にトタンで作ったような作品を設置したら、風で1日もちませんでした。ブーフーウーの家状態でトタンが飛んでく姿は今でも忘れられません(笑)
●人の問題
彫刻学科の場合は自分一人で動かせる作品がほとんどないので、制作や搬入出ではギブアンドテイクが発生します。「君のも手伝うから、僕のも手伝ってね」という暗黙の。これは卒展だけでなく、普段からこういう関係で制作してるので当然な世界なんです。(工デのクラフト系も同じような感じかな?)
彫刻学科の学生が意外と時間に厳しいのは、相手のため、というよりも自分のためでもあるんですね。
デザイン系の場合はどうでしょう。屋外作品・大型作品は恐らく一人で作ることは難しい。でも、普段は暇に見える周りの友達も、卒展前はみんな同じようにせっぱつまってます。あまり同級生の人手はあてにしないことですね。サークルをやってれば後輩部員に手伝ってもらうこともできますが、「人の確保をどうするか」という問題は早めにクリアにしておきましょう。
そして「手伝ってあげるよ」と言ってる友達は多分時間通りには来ないので、そのことも計算に入れましょう(笑)
●スペースの問題
さすがにこの時期に「制作スペースをどうしよう」と悩んでる人はいないと思うので、こんな笑い話を。
卒制ではないのですが、私の後輩がFRP工房ででっかい恐竜みたいなのを作っていました。天井に届くくらいの大きさです。完成し、いざ搬出って時に・・・ドアから出なかったんです(笑)
窓からも出ないから、結局グラインダーでしっぽ部分と足をカットして、なんとか搬出しました。今はまだ「制作」のことしか頭にないと思いますが、そろそろ「搬出」のことも考え出した方がいいですよ。ちゃんと運べるようになってますか?搬出ルートは確認しましたか?
●時間の問題
もう一度卒制スケジュールを確認しましょう。
展示は1月末ですが、デザイン系の場合は提出(講評)が早く設定されていることが多いようです。また、展示会場の準備(パネルを運んだり)は全員でやることになりますが、その日は半日以上自分の仕事はできなくなります。屋外展示だからって、やらなくてもいいってことは多分ないはず。自分に関係しない予定も考慮してスケジューリングしましょう。
プレゼンパネルを提出する人は印刷する時間もそろそろ考えてスケジューリングしないと「プリントはギリギリでいいや」なんて思ってるとかなり痛い目にあいます。プリンターの調子が悪くなったとかインク切れとか紙切れとか印刷所が混んでるとか、いろんな要素が直前に出てくるもんです。
●素材の問題
最近の流行は粗大ゴミを使ったアートかもしれません。今年は特に大竹伸朗展があったので、影響を受けてそういう作品が増えるか、もしくは誰もやらないかのどっちかだと思っていますが(笑)
以下は個人的な感想です。
その辺に転がってる素材を使っているとかなり萎えます。
「へー、それをそう使うかー」「どこでそんなもん、見つけてきたんだろ?」みたいな大竹さんのような面白さがあればいいんだけど、「あなた、ムサビの粗大ゴミ置き場から拾ってきただけでしょ?」なアート。
例えば、自転車の車輪とかテレビモニタとか発泡スチロールとか石膏像とかをくくりつけただけの作品。それがボリューム的に「よく作ったなあ」と思えるものならいいけど、「いかにも一人で運んだ量。リヤカー一杯分」というのが丸見えの作品だと目も当てられません。
4年生の、しかも卒制でそういうレベルの作品を作るひとはムサビにはいないので大丈夫。でも、まだ視野の狭いファイン系1,2年生ならありえるかな?
「そういう素材を使うな」という意味ではありません。「素材を昇華させようよ」ってことです。
●外装の問題
デザイン系が屋外展示をするようになって増えてきたのは、「中に入って穴から外界を見る」みたいなタイプの作品です。「部屋モノ」と呼んだりもしてますね。
このタイプの作品で一番陥りやすいのは、中のことばかり考えて外装の処理を何もやらないパターン。「外側はおもいっきりベニアが丸見えで黒く塗っただけ」なんて作品、よく見かけます。黒い壁だと寂しいから文字も書いたりね。タカアンドトシなら「ゲイサイの模擬店かっ!」とツッコミが入ることでしょう。
でも、自分が見る側の立場を考えてみてください。見た目の悪い作品の中に入ろうと思いますか?中に入って見てもらいたい作品を作るのなら、中身を作る以上に外装制作に力とお金をかけるべきです。
屋外作品って目立つんですよ。その外観がしょぼいと学内中の作品、特にそのそばの建物の作品もしょぼく見えちゃうんですね。これほんとに。
屋外作品を作る方は責任重大なんだよ。
え?今更言うなって?
今更ってことだと去年もこんなアドバイスをあんな時期に書いてますね。そういう性格なんです・・・。
1周年!
手羽ブログがスタートして1年たちました!
ばんざーい、ばんざーい。
お祝いコメントもいただいています。
1周年おめでとうございます。これからも頑張ってください。 もこみちありがとうございます。忙しい時なのにコメントまでいただいて・・・・・なんだろう、このむなしさは・・・・。
当初このブログは、
(1)ムサビ日記メンバーへの業務連絡用
(2)テンプレートや設定をいじるための手羽練習用
(3)ムサビの宣伝用
用に作ったものなので「1週間に一度更新すりゃいいか」ぐらいの気持ちで始めたら、結局1年間毎日更新してしまった・・という感じです。毎日更新するような「やればできる子」だとは自分でも思ってませんでした。「必ずやらなくちゃいけない」と決めてなかったのが続けられた要因かもしれません。何事もそういうものかも。
途中からは「1日1つ美大ネタ」をテーマに書いていました。ムサビも好きだけど、それ以上に美大が好きなんです。こんなに他美大さんの宣伝をしてる美大ブログはないでしょう。ま、美大とは全然関係ないようなエントリもあるけど(苦笑)
非公式ブログだからできることだと自負しております。
「ムサビの宣伝用」にこのブログを始めたのは間違いないのですが、学生さんも見てくれてることがわかってきました。意外とみんな、ムサビの情報を欲してる(笑)
なのでスタート時との一番の心境の変化は「みんなのOBにはこんな人がいるんだよ」「ムサビはこんなことやってるんだよ」とムサビ生に向けて発信する意識が強くなったことですね。
そうそう。俳優の六平直政さんがムサビ彫刻OBだっていうのは知ってました?「六平さん(ムサカさん)」と聞いても顔をすぐに思い出せる人はほとんどいないと思いますが、この方です。ほら、ドラマでよく見る顔でしょ?(笑)
「え?プロフィールに中退って書いてあるじゃん?」と小さいことをネチネチ攻めるあなた。「学部卒業、大学院中退」なので、ちゃんとしたムサビOBなんです。
こういうネタを引き続き流していこうと思ってます。
さて、さすがに卒展や入試話を2年連続違う内容で書けるほどネタを持っていません・・・・。これからはちょっと更新頻度を落としていこうと思ってます。1年やったからもういいでしょ?お気楽にやるのが一番。
最後に問題です。一つだけ「縛り」をつけて1年間続けてきたことがあります。気がついてた人はいるかな?
今明かされる手羽ブログの秘密!!!
そんなたいしたことじゃないんですが、手羽日記のサブタイトルは第1回目以外、全角4文字(半角は2文字で全角1文字と換算)で統一してるんです。
■カテゴリ::手羽日記
この全角4文字がくせもので、縛りを5文字にしとけば良かったなと途中で後悔してたりして・・・。
MAU東京タワー応援ブログ3
思い出すとよ。
1年の時に東京出身の人が「高校の頃古着ブームがあったじゃん?」って言いよって、そげなオサレな流行は筑豊じゃ流行っとらんかった。しかも聞いとる音楽がレゲエやきね。こっちはブルーハーツとかプリプリやし、レゲエなんて10代、20代が聴く音楽とは思っちょらんかったけん、「東京の人ってかっこええなあー」と思ったとちゃ。
は。
東京タワーを見たら忘れかけてた筑豊弁が出てきた・・。ちょっと冷静になろう・・・。
純粋な武蔵美民の手羽です。ビデオは「標準」で録画しました。
予想以上にムサビな回でしたね。
でも、私にとって第2話も直視できる話ではありませんでした・・・・。
(第1話の感想はこちら)
*以下はネタバレを含みます。土4放送地域の方は気をつけてください。
このドラマ、地方出身者にはかなりきつい話です。
親からの仕送りで高い画材を買うのならまだしも、「東京人」になりきるために高い服を買う。「そうしないと周りに認められないんだ」と田舎の人間ほど勘違いをする。しかも、美大ですからね。「美大生はおしゃれな服を着なくちゃいけない」って自分で思ってるからさらに勘違いをする。でもセンスはイナカもんのままだから、何を買っても垢抜けない。でもバカにされたくないから(誰もバカにしないのだけど)洋服を買う。親が一生懸命働いてかせいだお金で。
そしてある段階までいくと、おしゃれな世界よりも、汚い世界の方がかっこよく見えてくる。「みんなは流行を追ってるかもしれないけど、オレは違うんだよねー」と。
もう自分のことを言われてるみたいで、「もう、やめてーーー」状態でした。
いっそ、ストーリーそのままで、もこみち君役を手羽が演じた「リアル東京タワー」を作ってオープンキャンパスで上映したいぐらいです。学生さん、作ってください。部長、予算出してください。
ん?だ、誰だ!「それってパロディ版ですか?」なんて言ったやつは。笑える要素がどこにある!
って自分のことばかり書いてもあれですね。
以下、ムサビロケの話を。
いやー、びっくりしました。正門に桜がいっぱい(笑)
入学式のシーンはどうするんだろうと思ってたけど、あんなふうになるとは。CGってすごいですね。
いろいろ書きたいことがあるんですが、時間がなくなってきたのでそれは後日。
ムサビ日記メンバーからも疑問がいくつか出てきてるようなのでその時に答えましょう。
さて、ムサビは広告費をいくら払ったのか?
本日東京タワー第2話
レポート提出期間になるとムサビ日記を更新する人が増えますね。みんな現実逃避?(笑)
本日、15日(月)21時はドラマ「東京タワー」第2話です!!
(土曜16時放送の地方もあります・・・)
手羽に非武蔵美民と言われたくなければ見逃しちゃダメです。いっぱいムサビが出てくる・・はずなんです。
■予告:1月15日(月)夜9時放送・第二話あらすじ&動画配信中
↑これにもムサビが出てくるので、期待大ですよ。
他の方の第1話の感想を読むと、私と同じように「あまり期待してなかったけど、予想より良かった」というのが多かったです。最近流行りのドタバタ恋愛コメディでもシリアスものでもなく、言ってしまえばマザコンの話なわけですから、期待は誰もが低かったはず。これから視聴率がじっくりと上がっていけばいいんじゃないかと。その頃、ムサビのシーンはありませんが・・・。
近所に知り合いのおばさんがいまして、「ドラマの東京タワーでうちの大学が使われてるんですよ」と宣伝したところ、「そうそう。撮影といえば近所の公園にキムタクがCMの撮影に来てて・・」と話をおもいっきりすりかえられてしまい玉砕。東京タワーの話はそれでおしまい。さすがにそれ以上は宣伝できなかった・・。広報としてはもっと押しが必要なんだろうなあ・・。
おばさんに負けない広報。これが手羽の抱負2007です。
手羽日記 01/13 -武蔵美民-
1月13日(土)::
6:50。今日は高校説明会(1,2年生対象)なのでこの時間に家を出る。某ムサビ日記ライターの出身校ってことを思い出して、事前にいろいろ小ネタを教わりました。どうもありがとう!「シャトラー」ネタは受けました(笑)
8:20。現地の駅(ほぼ無人駅)に到着。集合時間まで1時間あるけどまずは朝食を食べなくちゃ。コンビニ
、コンビニはと・・・・ない・・・何にもない・・・。すごいところだなあ・・・。
でも捨てる神あれば拾う神あり。たまたま出会った業者さんに途中のローソンまで送ってもらえました。ありがたやありがたや。
ん。ローソンってことはあれがあるのかな?おおおお、あった!!これが噂の東京タワー オカンのおにぎり。
いやまーなんというか・・・「大変ですねー」としか言えません・・・。
10:00。全体講和スタート。いつもはいきあたりばったりでやってるけど(おいっ)、今回は話す内容を決めて、レジメを用意。でも話し出して15分で「あ、こりゃ40分じゃ終わらない」と悟る。50分コースのボリューム。細かい話をちょこちょこ抜いてなんとか40分間におさめる。1年生にはちょっと難しかったかな?もう少し社会が見えてきたらわかってくることがあると思うのだけど。
10:50。そしてそのまま分野別説明会。いろんな大学・専門学校さんが「大学の宣伝」ではなく「分野」の説明をやります。生徒さんは第1希望、第2希望があるので、入れ替え制で50分の話を2本やるんです。なので同じ話を2回やってもいいのだけど、全く同じだと話してる自分が飽きちゃうので、半分ぐらいはネタを変えるようにしています。
12:40。そしてそして今度は大学の説明会。これは大学の宣伝OK。もちろん来年度入試変更点を。そしてもちろん東京タワーの宣伝を(笑) 15日(月)の2回目はムサビがいっぱい出てくる(はずな)ので、1回目を見逃しても別にいいけど、この2回目を見逃したら非武蔵美民と言ってやります>おきなまろさん、卜部くん。
40分間。意外と油絵の推薦入試は反応がいい。
13:20。無事に終わる・・・。長かった・・・なんか説明会というか修行みたいな一日だった・・・。
13:30。途中までタマビさん・女子美さんと一緒に帰る。「来年度センター試験導入の反応はどうっすか?」と聞かれる。外からの声っていうのはまだあんまり入ってこないんだけど、うちの学生さんからの反応は厳しいです(笑)
14:30。女子美さんと一緒にご飯を食べる。
17:00。家に到着。疲れた・・・バタンキュー。
教育実習の思い出17
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教育実習の思い出14
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教育実習の思い出16
==========
そしてとうとう授業発表日。
ずっと考えた結果、全く違う授業内容に差し替えました。
指導書と資料も一晩で全部作り変え。完全徹夜。
後ろに用意したイスに美術の先生3人とヨコちゃんが座って見ています。
結果はどうだったかというと・・・ボロボロでしたね(笑)
黒板に貼り付けるマグネット資料にマグネットを付け忘れてたり、時間配分を完全に間違って、時間が余るところと時間が足りないところが発生したり。なんとか強引にまとめた感じで自己採点するなら30点ぐらい。
でも、ワークショップのようなことをやったんです。簡単に書くと、たたみかけるように絵を描かせるというもの。昨日の夜、ひらめいて、ぶっつけ本番でやってみました。でもなぜかうまくいきそうな自信はあったんです。
そして、これが自分でいうのもなんだけど予想以上に成功して、・・・あの子が楽しそうにしてたってだけなんですけどね(笑)
あの子の笑顔が見れただけでもう満足。「教育実習の成果発表」としては失格なんだけど。
おじいちゃん先生は終わると何も言わずに教室を出て行きました。
すると・・・、
教育大の先生がかけよってきて、「あ、あの子が授業中に自分から手を動かして絵を描いてたのよ。こんなこと初めて!!」と職員室までの廊下で泣き出したんです。「ちょ、ちょっと。ここで泣かれると私が泣かせたみたいで、『指導女性教員をいじめる教育実習生』とかってみんなに思われちゃうじゃないですか!(汗)」と急いで職員室に。
どうやら私のペースに釣られて、どんどん絵を描いてたそうです。直線も引けない子が。
「デザインとは何か?」の答えは結局わからなかったけど、あの子をはじめ美術の楽しさをちょっとでも感じてもらえたのなら、それでいいか・・・。
そんな気持ちでその日は久しぶりにぐっすりと寝ました。
いよいよ教育実習最終日。
他の教育実習生と打ち上げの話をしながら、最後のショートホームルームへ。
「学校の裏山でたばこの吸殻が見つかったそうです」とかいつも通りのホームルームを終わらせる。ホームルームを担当してたクラスは朝と帰り、それと掃除時間ぐらいしか交流がなかったので、そんなに思い入れはなかったんです。
「このまま簡単に済ませて、打ち上げ会場のカラオケボックスに向かうべ」と最後の挨拶をしゃべろうとしたら、学級委員長が急に「みんな、起立!」と号令をかけ、挨拶をはじめました。
続く。
次回いよいよ最終回。
SCHOOL OF D"E"SIGN
明日、埼玉の某高校で系統別説明会があります。美術系コースがある高校なので、「グラフィックデザイン」「油絵・版画」「彫刻」「インテリアデザイン」「建築」「WEBデザイン」等と各美大・専門学校が分担して系統の説明をするんです。
で、その前に全体講和といって「美術・デザインを学ぶってどういうことなのよ?」という話を私が代表してやることになりました。
・・・なんて書き方をすると偉そうなんですが、業者さんに「いきなり1,2年生に細かい系統別の話をしても意味がない」と、このエントリでも書いたことを話したら、「じゃあんた最初に全体の説明してよ。できるよね?」という感じで決まった話でして・・。口は災いの元・・・・。
「専門学校と美大の違い」も話そうと思ってるので、他大学の担当者の方もお時間があったらぜひ聞いてください(笑)
ちょっとここで本の紹介を。
SCHOOL OF DESIGN(スクール オブ デザイン) | |
水野 学 古平 正義 平林 奈緒美・山田 英二 誠文堂新光社 2006-09-09 売り上げランキング : 3338 おすすめ平均 ただの「デザイン本」じゃなかった Amazonで詳しく見る by G-Tools |
オススメコメントの通りで、ただのデザインハウツー本ではありません。
売れっ子若手デザイナーが感じてることを詩のように並べた本で、「そうそう!そうなのよ!!」って言葉ばかり綴られています。
どこでもいいです。ぱらっとめくって出てきたページに書かれてることを一つ紹介しましょう。
(パラパラパラ・・)えい!156ページ。
■「自分」はいない
「自分のスタイルはこれだ」「これが自分のやり方だ」
そう言っているデザイナーによく出会います。
しかし、人は、学習し変化していく生き物のはず。
「これが自分だ」そう決めた時に、ひとの成長は止まります。
常に頭をやわらかくし、新たなことを吸収していくのも、
デザイナーの大切な仕事。
おおお。どうですか?痛いところついてませんか?特に卒制で頭が固くなってる人には響く言葉じゃないでしょうか。「これを読まないと、同期に追い越される」というコピーはちょっと大げさだけど、これを読めばもやもやしてたものがひとつ晴れるかもしれません。
なぜこの本をこんなに紹介してるかっていうと、・・はい。この展開で気がつく人は手羽マニアです。(そんなのなりたくない?)
作者の一人、平林奈緒美さんはムサビ空デの卒業生なんです。
Utada Hikaru SINGLE COLLECTION VOL.1
最近の作品だと、宇多田ヒカルの「SINGLE COLLECTION」CDジャケ等がありますが、やはり平林さんといえばFSPです。資生堂ブランド「FSP」の広告からパッケージなど全てのアートディレクションを担当した方、といえば「えっ、あの商品を?」と驚く人もいるんじゃないかな?
私はさすがに化粧品は買わなかったけど(笑)、空港をイメージしたWEBサイトが他の企業サイトなんかより全然センスが良くて何度も見に行ってました。後でアートディレクションしたのがムサビOBってことがわかって2度びっくり。
彼女のやってることを見れば、グラフィックデザイン・WEBデザイン・パッケージデザイン等とこれらを職業分類のように細かくカテゴリ分けすることに意味があるのか?と疑問を感じてくれるはず。
特にムサビ出身者にはこういうタイプの人が多くて・・・・と、この続きは全体講和で。
いろいろと
授業は基本的にやってないのでなんとなくさびしい校内。
でも、この時期にもいろいろとやってます。
■RA’07 The Works of Research Associates 2007
武蔵野美術大学助手研究発表
期間:1月9日(火)-20日(土)
■2006年度 武蔵野美術大学 デザイン情報学科 3年ゼミ展
期間:1月11日(木)〜13日(土)
(1/12追記・・ニアさんに教えてもらいました)
■視覚伝達デザイン学科 2・3年合同講評展示会
期間:1月11〜13日(9号館)、1月11〜15日(12号館)
助手研究発表というのは、いわゆる助手展で、普段学生さんがお世話になってる助手さんの作品展覧会。デ情の3年ゼミ展は毎年恒例のやつですね。
2つとも、もちろん外の方に向けた企画ではありますが、学生さんにこそ見てもらいたい展示かも。身近な人の展示ほどいい意味でも悪い意味でも参考になるものはありません。いいところも悪いところも吸収しちゃってください。
それにしても最近のデ情が作るチラシとかポスターの精度が上がってきてるような気がするのは私だけ?精度が上がってるのか、私の趣味がデ情よりにむかっているのか?(笑)Jsatoゼミのポスターも好き。
デ情といえば、教授からこんなメールをいただきました。私にメールを出すってことはブログに使われてしまうことぐらい覚悟してる、いやむしろ使って欲しいと願ってる、使わないとむしろ申し訳ないんじゃないか?と解釈してるので、勝手に引用。名前だけは名誉のために伏せておきます。
手羽ブログに「英語で書いて綴りを間違うようならちゃんと日本語で書けよ」と書いてあって、「まったくその通り、僕も日頃から学生にそう言ってます」と考えてたら、なんとうちの年賀状(かみさん製作)の中に書いてある英文の綴りが違ってました。とほほ。
今年もよろしく。
「ムサビペディア::卒業制作」で書いたやつですね。
でも大丈夫です。そういわれて年賀状を見返しましたが、どこが間違ってるのかわかりませんでした・・・・。あんな偉そうなこと書いといて英語は苦手なんです。
ちなみに数学は不得意です。世界史は覚えるタイミングを逃しました。地理はなかなか友達になってくれません。美術は趣味でやるのが一番です。
手羽日記 01/09 -筑豊地域-
1月9日(火)::
手羽日記というかほとんど「MAU東京タワー応援ブログ」です。
8:40。今日は事務局仕事始め。10日間以上暖房を入れてなかったから部屋が冷え切ってる。う〜ブルブル。
9:00。メールを受信。家でもメールを見れるようにしてますが、「サーバに残す」の設定にしてたらこの休みで溜まったメールが2600件。。。受信するのにすごい時間がかかる。もちろん9割以上がスパムです。
私はメールをもらったら返信する人間なんですが、「手羽から返事がないなー」という方。この量なので多分スパムと思って捨ててしまった可能性が高いです。もし返信が届いていなかったら申し訳ないですが再送してくださいませ。ただ、タイトルに「大事なお願いです」とか「よろしく」ってのはやめてね。また黒ヤギさん状態が起きます(笑)
9:30。今年は「本年もよろしく」な挨拶ではなく、「昨日、あれ見た?」が新年の挨拶となってました。もちろん東京タワーに決まってます。
管理室のおっちゃんからも「この前ムサビで撮影してたシーンはいつ出るとや?」と聞かれ、工デのI先生からも「ムサビがいっぱい出てましたねー」と言われ、業者さんから「手羽ブログを見て東京タワーを読んだら、半分まできたところでこれが江國香織さんの東京タワーだと気がついた」というメールが届いたり。
15:00。ある人から「1月6,7日にテレビ朝日で放送されてた白虎隊の脚本は基礎デ卒の内館牧子さんだった」と報告を受ける。
誰だ誰だ。「去年はムサビブームでそれもそろそろ終わる」なんて言ったやつは!(笑)
2007年もまだまだ頑張るんだーー。カレーもいいけどムサビもね!
さて、ドラマ「東京タワー」の感想を。
正直なことを書くと、「大泉洋の方がリリーさんに似てる」という意識があったので、この「もこみち版」はあまり期待していませんでした。でも予想以上に良かったですね。オカンの倍賞さんも良かった。
福岡の人は「あれは本当の福岡弁じゃない」と言ってるけど、私はあんまり気にならなかったっす。方言はスペシャル版よりもよくやってたと思うし。(ちなみに福岡弁と筑豊弁もちょっと違うんです)
電車で旅立つシーンは「北の国から」の別れのシーンをかき集めたパロディみたいになってたり、東京駅からバスに乗ってどうやって小平市に行くんだろうという疑問もあったり、「武蔵野美術大学」という文字が何度も出てくるから逆にうそ臭い大学名に見えたりしたけど(笑)、全体的には非常によくできてました。
もう少し正直なことを書くと。
私にとって直視できない第1回目でもありました。
「平成元年入学」という設定になってるんですが・・・私と同世代なんです。
私も親にはほとんど相談せずに武蔵野美術大学へ願書を出しました。画塾へ通うために美大志望であることは高2の春に伝えたけど、どの大学を受験するか知らせたのは願書を出した後だったんです。
親にかまわれるのが嫌でした。
それでいて「親なんだから子供のやりたいことに文句をいうのは変だ」なんてやっぱりバカなことも言ってました。
「こんな田舎がいやだ。早く出たい」なんてことも言ってました。
そして何より決定的なのは私も筑豊出身なんです(直方です)。
父の父は炭鉱作業員。父が家族と住んでいた家を見に行ったことがあって、まさにドラマに出てきたような平屋の炭鉱住宅街なんです。ロケは茨城県で行ったそうですが、もうあのままです。
もう自分とオーバーラップする部分が多すぎて、とても見てられませんでした。「こりゃ絶対に最後泣く」と(笑)
もしかして日本で一番この話を理解できる人間なんじゃないか?オレ、もこみちなの?手羽もこみちなの?
もっとも私は上京する時に気合を入れすぎてヘルメスみたいなパーマをあてちゃったから、そのへんはもこみち君よりも勝ってるかな?
ちなみにダンクやボムを当時は読んでました(わかる人だけわかってください)
ちなみにちなみに「筑豊」という町があるわけではなく、「多摩・武蔵野エリア」みたいな地域を表します。「炭鉱で昔はにぎわった地域。でも今は・・」という意味で「筑豊」という言葉は使われます。
子供時代のシーンで香春岳(かわらだけ)が出てきますが、先ほども書いたように炭鉱住宅のシーンは茨城で撮影してるので、あれはCG合成なんだそうです。よくできてるなあ・・
筑豊出身の人なら必ず子供の頃に「あの山はもともと普通の山だったけど銅とか石灰を採ってたらあんなに平らになってしまった。そして今もドンドン低くなってる」と親から聞かされてショックを受けた経験があるかも。
そういう山なんです。
造形学部出願スタート!
東京タワーで武蔵野美術大学の名前を知った方、はじめまして。
武蔵野美術大学、略して「ムサビ」と呼ばれてる美大のブログです。
本日より造形学部願書出願期間がスタートしました。
締切りは1月23日(火)当日消印有効です。
年末に願書を請求されて、まだ到着しない方。もう少しお待ちください。
これから願書を書く方に注意。
必ず鉛筆で下書きをして本番に挑みましょう。
デッサンでいきなり6B使ってグリグリ描き出す人はいないでしょ?(笑)それと同じです。
それでも間違ったという方へ。
こういうことを書くと入試課スタッフや願書仕分けスタッフに怒られるかもしれないけど・・。
ぶっちゃけた話。
ビリビリに破れたり、いっぱい間違えた部分があるとアレですけど、間違えた箇所をちゃんと修正するか、はっきり目で修正箇所がわかるようになってれば、なんとかなります。時々血相をかえて「ま、間違えました!!」と電話をかけてくる親御さんがいらっしゃるのですが、そんなに心配することではありません。機械で読み込むためにいろいろ条件をつけてるんであって、読み込めなければ人間の目で確認すりゃいいだけの話でして。
ただ、そういう方が沢山いらっしゃると処理に時間がかかって、その分受験生の方へ受験票を送るのが遅くなってしまいます。間違えないように鉛筆で下書きをして、じっくり確認した上で願書を書き込むようご協力お願いいたします。
あ、「下手な字」は問題ではありませんが、「殴り書き」は機械でも人間の目でも読めないのでそれだけは勘弁を。(古畑任三郎で殴り書きの「焼酎」を「焼蛤」と間違える事件がありましたね)
それと送付後に何を送ったか心配になって、「あれは入ってましたでしょうか?」と電話をかけてくる親御さんもたま〜にいらっしゃいます。1校だけならそんなことはないのでしょうが、ムサビや造形、タマビさん、東北芸工さんなどいろいろ併願されてると「あれ?ムサビの願書には入れたかしら?あれ?タマビは?」と不安になる気持ちもなんとなくわかります。心配性の方は携帯カメラでそれぞれ何を入れたか撮っておくのもいいかもしれませんね。
これもぶっちゃけた話、必要書類が入ってなかったからといっていきなり「はい。あなたは受験できません」ってことにはなりません。何かあれば大学から連絡が行きます。
そのためにも連絡先電話番号と住所はしっかり記入してください。
英数字もしっかりと。それは1ですか7ですか?0(ゼロ)ですかO(オー)ですか?といったところから。
つまり、「試験で注意しなくちゃいけない」と言われてることは願書を書くときも一緒ということ。
願書を書くところから試験は始まっています。
いよいよ本日東京タワーです!!
いよいよ本日フジテレビ「東京タワー」第1話放送日です!
初回の放送時間は21:00〜22:09の時間拡大スペシャルなのでご注意を。
詳しくはこのエントリ「月9にムサビが!!」を参照ください。
めざましテレビからずっと速水もこみちくんをはじめ泉谷さんがフジテレビに出ずっぱりのようです。俳優さんも大変ですよね・・・。
14:07から
『東京タワー 放送直前スペシャル』てのもあって、本放送よりもこっちの方がムサビの出てくる時間が長いかも(笑)
※ これは、見逃せない! ドラマのメイキングなどをたっぷり紹介
14:50追記
ムサビが出てくるシーンはほとんどなかったけど、おもいっきり武蔵野美術大学の名入り封筒が映ってました。そしておもいっきり住所も。校舎がうつるよりもドキっとします。
しかし、考えてみたら「武蔵野美術大学」なんて名前、知らない人からすると「ありそうでなさそうな大学名」と思うかもしれない。「武蔵野の美術大学」ですからね(笑)
でも、実在するとです!(福岡弁)
やっぱりMAU東京タワー応援ブログを作った方がいいのかな?でも、3話でムサビのシーンは終わっちゃうんだよなああ・・。ハチクロはネタいっぱい持ってたからできたんだよなあ・・。どうしよう、作っても需要はあるかな。
一般大学と美術大学
このブログでもよく「一般大学」という言葉を使っています。
「一般大学では卒論に当たるのが卒制」とか(笑)
美大の中では普通に使っている言葉です。
でも、一般大学の人からすると『一般大学』という呼び方は抵抗があるそうです。
確かにこの「一般大学」って単語、「美術大学が中心にあって、それ以外の大学が『一般大学』」という、何か「うちら美大はそのへんの一般の人がいくような一般大学とは一味違うんだよね」みたいな意味合いに取れなくもない。
一般大学とはパラレル的に別の価値やヒエラルキーがあるので、区別した方が話しやすかったり説明しやすかったりするだけで、それ以上の深い意味はありません。(時々深い意味を持つこともあるけど・・・)
一般大学生だと「勉強嫌いな人が逃げ道として行くのが美大」ぐらいの解釈ですから(笑)、「なんであんたらより下の立場に見られなくちゃいけないのよ」っていう印象を受けるのでしょう。
私も同僚職員(早稲田卒)から言われたことがあるんですよ。「美大職員になって知ったけど、一般大学と呼ばれてるとは思わなかった」と。でも、「美大以外の大学の総称」をなんと呼んでいたのかを聞くと、特にないんですね。「特にないけど、そういわれるのはなんか嫌」な言葉が「一般大学」なんだそうです。
正直な意見だと思います。
考えてみりゃ当然で、一般大学では「美大とそれ以外の大学」でカテゴライズする必要や機会がありません。
その証拠に「"一般大学"」で検索すると、出てくるのは、防衛大・医大・教員養成大学・音大関連のサイトです。一般大学で「私たちを含めた一般大学は・・・」なんて使うはずもない(笑)
もっといい呼び方はないのか?「普通大学」?もっと嫌な言い方だなあ(笑)文句をいうなら代案を出して欲しいなあ・・。
ふと思ったのだけど、もしかすると就活の面接試験で「一般大学ではそうかもしれませんが・・」的な言い方をすると、面接官によっては私たちが思っている以上に嫌な印象を受ける可能性があるかもしれませんね。
どうっすか?>就職課
ムサビペディア::卒業制作
サ/タ行
■卒業制作
卒業にあたって絵画や彫刻などの作品を作ること。また、その作品。芸術系大学では、卒業論文に相当するものとして提出する。[Yahoo!辞書より]
Yahoo!辞書の通り、一般大学の卒業論文に当たるものが卒業制作です。(もちろん卒業論文を書く人もいます)。略して卒制(ソツセイ)。
卒業制作を展示する場が卒業制作展で、普段は卒制展、または卒展と呼んでいます。
大学が企画して学内で行う場合は学内卒制展。学生さんや学科単位で学外の美術館やギャラリーで展示することを学外卒制展。
五美大展も学外卒展の一つですね。(参照→ムサビペディア::東京五美術大学連合卒業制作展)
ちなみに大学院を卒業することを「修了」と言いまして、大学院の作品も同時に展示するのでムサビの場合は「卒業・修了制作展」と呼んでいます。
(実は五美大展も今年から正式名称が「東京五美術大学連合卒業・修了制作展」に変わりました)
今年のムサビ卒業・修了制作展は
●日時:2007年1月26日(金)-29日(月) 9:00-17:00
●場所:鷹の台キャンパス
卒制展についてはまたあらためて書きます。
裏ペディア
(1)
ムサビは卒制展が終了したら、すぐに入試のための入構禁止期間に入ります。なので入試前に日曜日に学内見学ができるラストチャンスが卒制展なんです。
受験生でまだ一度もムサビに来たことがない人はぜひ卒制展に来てください。「こういう場所で実技試験をやるんだなあ」「学食はここにあるのかあ」と知っておくだけでも気持ちが落ち着きますし、4年後の自分をイメージするとモチベーションもあがります。
(2)
ムサビでの卒業・修了制作展の英語表記は数年前から「Degree Show」を使っています。
他大学は「Exhibition of Graduation Works」とか「graduation exhibition」 等と表記することがほとんどなのに、なぜムサビはDegree Showなのでしょう。ちょっと調べてみてください。
(3)
とはいっても、日本人に伝わりやすいのはやっぱり「Exhibition of Graduation Works」とか「graduation exhibition」「Graduate Exhibition」だと思います。ま、「かっこつけて英語にしないで日本語で書け!」って話ですが。
それにしても、この「exhibition」という単語。よくスペルミスしてるんですよ。学生さんの作ったDMではかなりの高い確率で間違ってます。大学など公式に作ったものも間違ってることがチラホラ・・。サイト検索すると結構発見できますよ(笑)
2年前、ある研究室が学外卒展のDMを広報課に持ってきました。大きく「exhibition!」とだけプリントされてて、「シンプルでかっこいいじゃん」と思いながらも、なんか違和感があって、よーく見ると「exibition!」になってた、なんてこともありましたっけ・・・。どこの研究室かは言えないけど・・・。
まさに「かっこつけないで日本語で書けばいいやん」な話です。
ルー変換
えいびっとさんが紹介してたルー語変換を使うと、昨日の日記もこんな感じになります。
幸せな気持ちでいっぱいになりますね・・。
四輪駆動さんがオススメ英単語帳を紹介してるけど、いつも見てる日記をルー変換して、英単語を覚えるっていうのはどうでしょう。名づけて「ルー暗記法」。
・・・効果はないか・・・。
WEBと恋愛と、時々美大
最近、ムサビの宣伝かダラダラした手羽日記しか書いてなかったので、久しぶりに私の思ってることを。
私は広報課の前は情報システム課にいました。
そこで何を学んだか?
サーバ機器のこととか、ネットワークの仕組み・設定方法とか確かにそういうことも学びました。でもハード系・システム系のことは苦手なので、今でもCGIの設定とかは出来るならあまりやりたくない一つ(笑)
じゃ、今の自分に一番役立っていることは何かっていうと、「ネットワーク世界の不自由さを現場で学んだこと」ですね。
ネットワークは便利だけど、実は不自由なことの方が多い。不自由さを知った上でネットワークを使う・・それを現場で知ったことは貴重な体験でした。
例えば、メールの不自由さを知った上でメールを使うのと、「メールは便利な道具」としか知らずに使うのと、どっちが活用できるか。という話。
ホームページもそうです。
どこでもそうかもしれませんが、何かプロジェクトを始めようとすると必ず「WEBサイトも作ろう!」てな話が持ち上がります。作るのは簡単です。ホームページ作成ソフトや今ならブログなんてものがありますから、数分あればWEBサイトなんて(デザインにこだわらなければ)誰でも作れます。
でも、大抵そういうことを言い出す人って、更新作業をするのが自分だと思ってない人。誰かがやるものだと思っている。「WEBには更新作業がついてくる」という不自由を知らない人は「WEBの本当のありがたみ」を知らないから、こういうパターンで出来たWEBサイトは1,2回更新されただけで、ほったらかしにされることがほとんどです。
恋愛もそうかもしれません。
知り合いから聞いた話なんですが、結婚式・披露宴の準備ってかなり面倒なんだそうです。
まず、「どういう規模の式をやるか」から始まり、「いつやるか」「どこでやるか」「衣装直しは?」「誰を呼ぶか」「どこに座ってもらうか」「料理は?」「誰に話をしてもらうか」「引き出物は?」とか、二人で決めなくちゃいけないことが山のようにある。
なぜこんなに面倒なシステムになっているかっていうと、共同作業をすることによって結婚前に二人の価値観の違いを確認するため、なんだそうです。
付き合ってる時は「何食べる?」「あなたが好きなものでいいわよ」「じゃ中華にする?」「えー、中華はいやー」「さっき何でもいいっていったじゃない(笑)」「そうだっけ?えへっ(笑)」なんてやり取りで済みましたが、結婚式・披露宴みたいに人生に一度しかないようなこと(2回経験する人もいますが)となると真剣さは変わります。相手が何を重要と考えているのか、自分は何を譲れて何を譲れないかがはっきりと出るんですね。
これが価値観の違い、不自由さを知るってやつです。
新郎が「シンプルにやりたい」といえば、新婦は「私は古城みたいなところでガーデンパーティ形式で友達をいっぱい呼んでやるのが夢だったの」と言い出したり。「古城でガーデンパーティってうちら日本人だぜ?普通にやろうよ。ガーデンだと雨降ったらどうすんのよ。恥ずかしいからシンプルがいい」「絶対に嫌!!」とかそういうところから。
「式のことは全部私がやるから」って新婦が言うから「じゃお前にまかせるよ」と答える。でも「その料理じゃ恥ずかしくない?」と新郎が心配すると「あなたは何もやらないくせに私に面倒なことを押し付けて文句ばかり(涙)」と新婦が逆切ギレすることはよくあること。
相手のいいところを沢山知るよりも、相手の嫌な部分を知った上で好きにならないと長くは続かないんです。
さて、本題です。(え、今まで前置きだったの?)
これって、「美大で何を学ぶのか?」と同じかもしれないと最近感じています。
あまり前向きな発言には聞こえないかもしれませんが、「美術やデザインの不自由さを知る場所」が美大ではないのだろうか。
もちろん、美術やデザインの未知なる面白さを知る場所が美大でもあります。高校生までは「あんなことやりたい」「こんなかっこ悪いものよりもこういうのを作ればいいのに」で終わってた世界が大学では「じゃ自分で作れば?」とあっさり言われてしまう。なければ自分で作ればいい。それが美大です。
でも、今まで自分で作ることが前提にはなかったからいろいろ言えたけど、実はいろんな制約(法律的なものだったり、物理的なものだったり、金銭的なものだったり、流通業界的なものだったり)が世の中にあることを知ります。それがわかってくると、世の中に出回っているデザインがいかに考え抜かれたものか理解できるようになる。制約を無視したものよりも、それをうまく逆手に取ったデザインが世の中では評価されます。
また、いろんなタイプの人種がいるのが美大です。そこにはいろんな違った価値が存在します。
価値観の違いほど不自由なものはないのだけど、逆に考えるなら、価値観の違いを学ぶ上でこんなに最高の環境は他にはありません(笑)
不自由さを知るっていうのは、自由を知ることよりも大事なんです。
手羽日記 01/02 -初詣大吉-
1月2日(火)::
日記にもならない日記で本当に申し訳ないのですが、手羽はこんな正月を過ごしております。
10:00。近所の神社に初詣。大吉!
10:30。散歩。こんなに食っちゃ寝、食っちゃ寝してたらメタボっちゃう。といって、人の多い初売りには行きたくないし。神田川沿いに歩く歩く。
12:00。家に帰る。再放送の西遊記を見る。自分にとって西遊記はマチャアキとパタリロだけど、これも面白い。
16:00。いかーん!テレビの見すぎだ!読書、そうだ読書をしよう。と言いながら、PLUTOを読む。
冬休みにあわせて、つい勢いでPLUTO豪華版をそろえてしまったのです・・・・。
豪華版を買った理由は、1巻に原作の鉄腕アトム「地上最大のロボット」がついてくるんですよ。
絶対に「地上最大のロボット」を読んでからPLUTOを読んだ方がいいです。読まなくても浦沢×長崎コンビの凄さは感じるけど、読むとさらにその凄さがわかります。
4巻おまけの西原マンガは通常版・豪華版両方とも掲載されています(豪華版はカラー)。しかし、・・・相変わらずです。浦沢さんの心の広さに感動したけど、西原さんの勇気にも感動(笑)
西原さんといえば、先日紹介した「パチクロ」ですが、他の方のブログを読むと、「美大の話」だと勘違いされてるようですね。
聞いてびっくりするかもしれませんが、美大受験のために実技を教えてくれる予備校というのがありまして、そのときの話なんです。「ジョルジョにビニールかぶせて荒縄ぐるぐる」っていうのも、美大生からすると、「あるある〜(笑)」な話。
9:00。それにしても今年の正月テレビは興味ないものばかり。そうだ。去年の古畑でも見よう。
11:00。ネットを見てたら三谷作品に出てくる「赤い洗面器」の謎がわかった。さっそく大吉効果。今年はいいことがありそう。
ああああ。一日中テレビか漫画かネットしか見てない・・・。
正月といえば、気がついたことがあります。
童謡「お正月」って、リアルタイムに正月を喜んでる歌ではないんですね。
つい正月っていうとこの歌を口ずさんじゃうのですが、「もういくつ寝るとお正月」なんです。凧を揚げたりするのは妄想の中のお正月なんですよ。
ただそれだけです・・・。
月9にムサビが!!
なんと月9ドラマに武蔵野美術大学が登場するんです!!
なんのドラマかって?
もちろん、ムサビOBであるリリーフランキーさん原作の「東京タワー」に決まってます(笑)
上記サイトの「スペシャル」の中、香椎由宇さんと平岡祐太さんのムービーの最後の方にちょこっとムサビ撮影風景も出てきます。
12月中旬から年末にかけて撮影が行われました。「2006年のもう一つの出来事」っていうのはこれだったんです。
「2006年にムサビへやってきた芸能人」に速見もこみちさん、香椎由宇さん、平岡祐太さんも追加してください。(速見さんは顔が小さかった・・・)
ムサビのシーンではエキストラにムサビ生が出ていますよ。(その募集がこれ)
そしてそして、15日放送の第2話はムサビがメイン舞台です。
しかも、「武蔵野美術大学」そのままの名前で出てきます。
普通、実際の大学名がドラマ等で使われることはあまりありません。「東大」みたいに何かのシンボリックとして実名を出す以外は、「国立芸術大学」とか「H大学獣医学部」とか微妙に名前を変えることがほとんど(笑)「あくまでもフィクション」なので。
「東京タワー」も「ムサビ=素敵な空間!素敵で親切な教授たち!」で描かれていません。正直ムサビの宣伝どころか逆効果になるかもしれないのだけど、「リリーさんの『東京タワー』をリアルに描きたい」という要望を受けて、了承しました。
心の広いムサビでしょ?(自分でいうなって)
視覚伝達デザイン学科も空間演出デザイン学科も出てきます。
1月8日放送の第1話終わり頃、22日放送の第3話の初めにもちょろっと出ると思います(カットされてなければ)
お見逃しなく!
裏話を書くと、ムサビ生からのエキストラ希望者が女性ばかりで、男性は外からのエキストラさんがほとんど。男性エキストラは一般大学の方なのか、やっぱりムサビ生と洋服のセンスがちょっと違うんですよね(すいません)
彫刻学科の連中も工房片付けの格好で出てくれればよかったんだけど。
それと撮影においては、学生さん、ご近所の方にご迷惑をおかけしました。無事に撮影も終了したのも、皆さんのご協力のおかげです。ありがとうございました。
あけまして
あけまして
おめでとうございmau!
はい。予想通りの挨拶で2007年を迎えました。
お年玉をもらえる年齢に戻りたい広報の手羽です。
大学生ってお年玉もらえるんだっけ?
ムサビ日記メンバーは紅白組が多い・・・のかな?
私は毎年チャンネルをチョコチョコ変えながら、12時ジャストは生中継ジルベスター派です(笑)
でもDJ OZMAは見ました。
リリーさんは仕事、断ればいいのに・・・。
今日はこれから寝ます。 昼にでもビデオにとった「笑ってはいけない警察」を見ます。
明日はビックニュースを流しますぞ。
(といっても、ムサビ生はみんな知ってることだけどね)