教育実習の思い出7

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2回目の机間巡視。さっきよりちょっと難しくなってるから、最初はとまどっていたけど、どんどんみんなのピッチが上がってくる。緊張がほぐれたのか質問も出てくるようになった。うんうん、いい感じ。

え。

さっき、ボーとしてた子が今度は線さえ引いていない・・・。おかしいなあ・・。話はちゃんと聞いてるような感じだったんだけど・・・。「線を引かないの?」と聞くと、またにっこり笑う。新手な反抗期なわけ?大学生が、こういう時にどうすればいいのかはわかるはずはありません。一応声はかけましたよという証拠だけ残して通り過ぎる。でも、通り過ぎて横目で見てると、前に座ってる子がその子のスケッチブックに線を引いてあげてる。なにかおかしいなあ・・・・。



「寒色と暖色、どっちがいい?」と聞くと、「うーん・・」と悩んでいる。「じゃ、寒色にしよう。ほら、なんとなくブルブル〜と寒〜くつめた〜く感じる色ってあるでしょ?そういう色だけをまとめて塗ればいいんだよ。この青を使って描けば寒色になるから。わかった?」とパレットに青絵の具を出してあげると、「コクン」とうなずいてくれました。よかったよかった。これで「より全員への理解度を高めることができた」と報告できる。
でも、しばらくして彼女の絵を見ると、寒色系暖色系いろんな色がまざってる・・・。
こんな簡単な寒色暖色を理解できないってどういうことなんだろう。


初授業は一人の子以外は寒色暖色を理解したし、時間配分もバッチリだったので1回目にしては上出来でしょ。
先生に報告すると、「●●さんはどうでしたか?」と聞かれました。
「●●さん?」
「左側の前から3番目に座ってる女の子」
「ああ、アノ子か。やっぱり問題児なんですね。全然描いてくれなくて。いつもあんな感じなんですか?」と答えると、「あの子は特別学級の子なんです」という答えが。


へー・・・・・・って前にもその単語を聞いたような気がするけど、・・・ところで特別学級って何?


続く

投稿者:ichiro : 2006年08月03日 04:22

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