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ムサビペディア::美術系予備校
ナ/ハ行
■美術系予備校
その名の通り、美大・芸大受験を専門とした予備校。『○○美術予備校』と名称がついていることはほとんどなく、『○○美術学院』『○○美術研究所』『画塾』がそれ。
高校生も夏休みに入りましたので、久しぶりにちょっとタブーな話を。
大宮相談会や前橋相談会でもそうだったのですが、この時期に多い質問は「美術の予備校に行った方がいいですか?」。
結論から書くとケースバイケースです。
美術系予備校へ行かずに合格する人もいるので、「絶対に行かなくちゃいけない」とは言い切れません。
また、ムサビやタマビは学科試験と実技試験の合計点なので、学科試験で点数が取れる人であれば、実技はそんなに点がよくなくてもいいんです。
考え方としては「一般大学受験者が塾に行くようなもの」であって、必要と思うなら行くべきだし、必要なければ行かなければいい。高校の美術の先生に補講してもらった・・という人もいますね。
ただし。
それなりに倍率がある学科だと、入試実技対策が必要なので独学で勉強するのはかなり大変。高校に美術の先生がいないのなら、美術系予備校なりで勉強した方が確実だと思います。
デッサンの基礎をマスターするにはどんなに頑張っても半年、やっぱり1年は欲しいです。もし、3年生であれば、実は悩んでる時間はありません・・・。
以下は「元美大受験者」の声をとして聞いてもらいたいのですが。
裏ペディア::
予備校に通うかどうかは抜きにして、また美大を受験をするかどうかは抜きにして、早い段階で美術系予備校や研究所の夏期講習や一日体験実習、見学に行ってみると、いい経験になりますよ。
高校では「漫画やイラストがうまい」「県の絵画展で入賞したことがある」なんて自信満々でいても、自分より絵がうまい人がごろごろいるんですよ。これが。自分がそうでした(笑)
そして全国のそういうレベルの人達が集まってくるのが東京の美大であって、そこで「あ、ムサビ無理だ・・」とあきらめるか、「このレベルの中で勉強したいからムサビに行きたい!」と思うのか。本人次第。自分がどちらなのか早く知るためにも。
ただ、バランスも大事で、ムサビは「美術系予備校にどっぷり使った絵」は逆に嫌われるかもしれません。
もちろん各学科によっても違うのですが、変な小細工なんかしないで、比較的「素直な絵」を描ける人の方がムサビは評価が高い傾向にあります。
そのせいか「ムサビの合格参考作品は●●美に比べると素人くさい」と言われることが多々あります。
その意味もわかんなくないのですが(笑)、逆に「実技入試の玄人っぽい絵」って、自慢するようなことなんだろうか?とも思うわけですが。
手羽さん、ごぶさたしております。こんにちは。
社会人が基礎から絵を学びたいときには、どこに行けば良いのかご存知でしょうか。カルチャーセンターとか、街の絵画塾とかいろいろあるようですけれども。
日記でご指摘されているように、大手のところは美大受験準備が主で、社会人向けに力を入れているところがなかなか見つからないのです。
Webのここを調べれば良いというような情報をご存知でしたらご教示いただけないでしょうか。
投稿者 音量子 : 2006年07月23日 11:26