リアルな美大法人企画室長の日常を
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教育実習の思い出1 -教育実習とは-
本当は学生さんが教育実習に行ってる時に合わせて6月頭に書くつもりだったのですが、オープンキャンパス日記でここまでずれてしまいました。
もし「自分にとって人生のターニングポイントはなんだったか?」と聞かれたら、すぐに2つ言えます。
「ムサビに入ったこと」と「教育実習に行ったこと」です。
それぐらい教育実習は今の自分にとってかなり大きなポジションにあります。
なぜか。それをちょっと書いていきます。
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教育実習の思い出 1
教育実習とは、教職課程を取っている学生が中学や高校で現地実習を行うことです。今は介護等体験も必須ですが、私達のころは教育実習だけでよかったんですね。
だいたいは6月頭から2週間行われます。(9月ってこともありますが)
皆さんもご存知の通り、ほとんどの場合、出身校で行います。それはなぜかっていうと、教育実習って受け入れる側(つまり小中高校)からすると、授業がストップ、もしくは流れが変わってしまうので、本当はあまりやりたくないものなんですよ。しかも以前より授業時間が減ってますからね。「卒業生だから仕方ないかあ・・」と受け入れてくれることがほとんど。
最近、「母校でナーナーで実習するのはどうよ。自分とは関係ない学校で教育実習を行うべき」という声が出てきてますが、これは完全に外野の意見。受け入れる側からすると出身生徒でもない人のために大切な授業時間をつぶすのは嫌なもんなんです。
確か教育実習直前に行われるオリエンテーションでこういう説明を受けました。「相手の貴重な時間をもらって教育実習をさせてもらうのだから、ありがたく思え。」と。
中学か高校、どちらに行くか選択肢がありましたが、私は迷うことなく中学へ。
高校の美術の先生が大嫌いだったんです。理由はそれだけ(笑)
実習1年前・・半年前だったかな?・・・に先方へ「伺ってもよろしいでしょうか?」と連絡を取ります。
ちなみに教育実習校を決めるのも連絡を取るのも全て学生です。「教務課がやってくれるんじゃないの?」とこれをやり忘れる人が時々いるようで・・・。
電話をかけると、ラッキーなことに私が通っていた絵画教室の子供さん(といっても40代ですが)が美術の先生をしていて、「おおお。手羽かあ。来いや来いや!」と言ってくれてありがたかったのを覚えてます。
さ。教育実習だ!!
つづく。