リアルな美大法人企画室長の日常を
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手羽日記 05/19 -仮設電源-
5月19日(金)::
9:00。昨日できたデータは時間がないので分割してメールで送ることになりました。FTPサーバがあると便利なんだけどなあ。
相談会用のバナーを制作。横幅600縦1680。そのまま世界堂さんに出力を依頼。昨日からイラレしか触ってない気がする・・。
オープンキャンパスで当日配布するパンフレットの制作にぼちぼち入る。いよいよだ。
14:00。各部署にオープンキャンパス関係の依頼を出す。施設課に仮設電源と仮設照明設置の依頼。
15:00。世界堂さんから出力されたものが納品される。うん。いいねー。このまますすめよう。
15:30。造形大さんから電話が入る。東京4美大合同進学相談会のこと。頭がどっぷりオープンキャンパスモードになってるから、相談会の話をするには一度頭を再起動しないとついていけないようになってる・・。8月のことなんてまだ話をしたくないよー(涙) でもきっとすぐなんだろうな・・。
16:00。空デからオープンキャンパス企画の決定稿が届く。会場のプランスケッチも見せてもらう。こ、これ、ほんとにやるの?!噂には聞いてたけど、今年の空デはかなり気合が入ってます。明日にはオプキャンサイトのデータ修正しなくちゃ。
16:30。オープンキャンパスデザイナーさんからサイン案(再提出)が出てくる。OK。ちゃんとこちらが要求したものを作った上で、彼らのメッセージも入ってる。プロだね。
最近つくづく感じるのは「作家」と「デザイナー」の違いです。
クライアントとデザイナーのお互い「気持ちがいい接点を見つけて」モノを作るのがプロのデザイナーであって、クライアントを無視してモノを作るのは、デザイナーではなく単なる「作家」。「デザイナーとクライアント」の関係であればうまくいくけど、「作家とクライアント」の関係じゃうまくいくはずがありません。
クライアントからデザイン料をもらっているのであれば、「お互いに気持ちいい接点を見つける」こともその料金に入っていることを考えるべき。
といって、「クライアントが絶対」とは思いません。クライアントも最初は「お任せしますよ」なんてカッコイイこと言ってるけど、後で「ここはこうしろ」と言ってくるのがオチ。「それ、最初に言ってよ・・・つーか、そこまで言うんだったらあんたが作ればいいじゃん」とデザイナーが思うことはよくあること。
「それを我慢するのがプロだ」という意見もあります。でも、クライアントも無知ではダメなわけで、作家の気持ちがわかるように自分も勉強するのがクライアントの仕事。そうすれば、最初に何を依頼すればいいのかおのずと見えてくる。なによりも、そうすればもっといいものができるはず。
ムサビは作家を育てる大学でもあり、デザイナーを育てる大学でもありますが、一方でクライアントも育てる大学ではないか、と思っています。
そうすることによって世の中がもっと、面白くて、楽しくて、良くなりますよね。