リアルな美大法人企画室長の日常を
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手羽、ポリスに捕まる(2)
(前回までのあらすじ)
都心へのドキドキドライブ。
先生の個展を見たあと、隅田川での散歩&ランチ。
それはそれはのどかな土曜日だった。
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15分100円のパーキングから車を出し、カーナビに「自宅に帰る」の指示を入力。微妙に行きとルートが違うけど、レッツゴー!
こんな都心を車で走るのは2回目ぐらい。うほっ。ここって新橋じゃん。こんなところを車で走るなんて、なんか都会人って感じ? もう東京にきて10年以上。ようやく都会の水にも慣れてきたし・・・・・うほほほ。こ、これは皇居じゃん!!!あ、あの橋、テレビでみたことがある! 皇居って車でこんなに簡単に来れる場所にあったんだ。
地図を見ながらだと、ルートを事前に調べるのでどういう場所を通るのかある程度はわかります。でも、カーナビだと「言われるがまま」。突然歌舞伎座が見えたりするのは、それはそれで感動ですが、全ての判断をコンピュータにまかせてしまう不安があります。
「田舎もん対応」として、「コノ ルート ハ 皇居 ト 東京タワー ノ 横 ヲ 通リマス」みたいな音声が流れるといいのですが。一種のユニバーサルデザインだと思ってカーナビをデザインされる時は検討してみてください。>電機メーカーに勤める方or就職が決まった方。
皇居を抜け、国会前を通り過ぎ、三宅坂へ。よく交通情報で「三宅坂交差点、渋滞3km」って聞く、あの場所ですね。
そこで困ったことが発生。
道が2つに分かれているのです。交差点だから当然なのですが、片方は新宿方面、片方は渋谷方面。
家は新宿方面なので、迷わずそちらのレーンに入って信号が青に変わるのを待ってたら、どうもカーナビは渋谷方面を指している。うーんどうしよう。ここはカーナビに従うべきか。自分の勘を信じるべきか。信号までは20mぐらいの距離。隣のレーンに移れなくもない位置。
すると、となりのレーンが偶然空っぽになりました。しかも渋谷方面は青信号。
これは「こっちに行け」というカーナビの神様の導きかもしれない。
とっさにハンドルを切り、渋谷方面へダッシュ。交差点を過ぎ「よし、順調順調!」と思ったその時です。
ウイ〜〜〜ン
と、突然後ろからサイレンが聞こえてきました。
白バイさんです。
「どっかに悪い車がいたのね。がんばって捕まえてきてください。」と白バイさんを先に行かせるために左に寄ったら、後ろにピタっ。「えっ。えっ。いわゆる親切心の逆効果ってやつ?(笑) 正面から歩いてる人をよけようとしたら同じ方向によけちゃうみたいな」と心の中でプっと笑ってルームミラーをみたら、止まれの合図が出ていました。
も、もしかして・・・自分?
よく、「場の読めない手羽」と言われてますが、ようやく私も理解しました。
車を止め、窓を開けると、白バイのおじ様が、
「あーごめんね。三宅坂は進路変更禁止なんです。1点減点。ごめんね」
ごめんねを連発するぐらいなら捕まえなければいいのに・・・。
「す、すいません・・・気がつかなくて・・」
「とりあえず、免許証お願いします。」
免許証を出し、「お仕事は会社員でいいの?」「・・はい・・」と答え、「ちょっと書類書くから5分ぐらい待っててね」としばし待たされ、「あなたは何を違反しましたよ」という紙(交通反則告知書)と違反金の振込用紙を渡されました。
手羽タイム的には30分ぐらい待たされたような気持ちでしたが、時計をみると3分ぐらいしかたっていませんでした・・・。
場所が千代田区永田町1丁目1。新聞でしか聞かないような場所。この場所ならもっと悪いことしてる人が(以下自主規制)
罪名は「進路変更禁止違反、指定通行帯進路変更禁止違反」です。(厳密には「犯罪」ではなく「反則」ですが)
6,000円ナリ。
実は人生生まれて初めての減点&罰金でした。私、ゴールドメンキャーだったんです(涙) これでシルバーメンキャーに(そんなものはないですね・・・)。
その後はかなり動揺してて、家の近所の道でさえ間違えました。精神的ショックでヘトヘト。家に着いたらバタンキュー(死語)
それにしても、一番驚いたのはいまどき、書類が全部手書きなんですね。
このご時世、場所はナビと連携してプリントアウトされたり、それは難しくてもせめて免許証を通すと免許証番号とか本籍・生年月日とかがテキスト入力される、もしくは百歩譲ってカード決済の時のように免許証番号を刻印できたりと、いろいろ簡略化はできそうなものですが、全てボールペン字。自動化されてるものが一切ありません。こんなに何十年も続いてるルーチンなものなのに何故全て手作業? 番号を書き写す時に間違いはおきないのだろうか? 冬の寒い時だと、グローブを脱いでこの紙を書くのは大変ではないだろうか? 白バイのおじ様もこの書類がもっと自動化されていれば、もっと捕まえようという気が起きるのではないだろう?
そうだ!
免許証にICチップが入っていれば、ほとんどの記載事項を自動化できるはずです。しかも免許証は予測した通りの年数で全てのものを必ず交換できるのですから、一斉ICカード化には最適な仕組み。
なんて素晴らしいアイデアだと思いませんか?ぜひ、このアイデアを警察庁にプレゼンしてみてください>電機メーカーにお勤めの方or就職が決まった方。アイデア料は別途相談で。
・・・と、自分の才能に惚れ惚れしてたら、もうとっくに決まってることなんですね・・・。
■運転免許証のICカード化について(H15.6.12 警察庁交通局 PDFファイル)
ただ、「平成18年度以降、順次」と言われてるだけで、発行時期は明示されていないそうです。
事件は会議室で起きてるんじゃない!(古っ)
警察の人、
アメ か ムチ に
分類可。
投稿者 tamapi : 2008年08月14日 20:18