リアルな美大法人企画室長の日常を
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明日から入試スタート!
明日は油絵学科のデッサン試験です。
実技試験の場合、「試験開始15分ぐらい前まで」と「昼食時間」はアトリエや教室に入ることができません。厚手のジャンバーは必須。教室の前で待つにしても、アトリエ会場は「教室のドア前は屋外」ということがほとんどなので、かなりの防寒対策をした方がいいです。
早く入構された方はアトリエの場所を確認後、ドアの前で待つよりも鳥小屋やアヒル池等、陽があたる暖かい場所で、部屋が開くまで時間をつぶすといいかもしれません。MAUネコさんやMAUアヒルさんやMAUクジャクさんが癒してくれます。(なんでもMAUをつければいいわけではないのですが)
ただ、アトリエや教室に入ると暖かくなるので、温度調節しやすいようにインナーは「分厚いセーター一枚」よりも「重ね着」の方が便利。
「はっ。画材を忘れちゃった!!どうしよう・・。」という場合。
学内には世界堂という画材屋さんがあるので、「ど、どうしよう(涙)」と泣いちゃうほど心配することはありませんが、売り切れてしまう可能性もあるので、ホテルや家を出る前に気がついたなら早めにムサビに向かいましょう(8時半ごろから入構できるはずです)
もちろんストックが無い場合もあるので、忘れ物チェックは1日前にやった方がいいです。前日の夕方にわかったのなら、新宿の世界堂か立川の世界堂か吉祥寺のユザワヤにダッシュすればなんとかなるはず!
意外と忘れるのがカルトンやパネル。(カルトンを知らない方はこちらをご覧ください。デッサン時に使う画板のようなものです)
「大きいから忘れるわけない」と思ってしまうのですが、荷物を持つ時に「これは最後に持つことにして・・」と後回しにしちゃって玄関に置き忘れてしまうケースが多いんです。パネルは世界堂さんで販売はしてますが、数に限りがあるので気をつけてね。
忘れちゃいけないのが、お弁当。
学食もやってますが、受験生の多い日だと一杯になってしまいます。しかも、一度構内に入ると試験が終わるまで外に出ることができないので、外で食べることもできません。あったか〜いお茶とお弁当を用意してください。
最近だと時計を持っていない人が多いのですが、これ、必需品です。試験中は携帯電話の電源をOFFにしてカバンの中に入れなくてはいけないので、普段携帯の時計やアラームを使ってる人はそれが使えなくなります。持ってない人は購入するか、家の時計を持ってきちゃいましょう。
一方、試験が終わった後、試験会場に忘れる率が高いのが時計と受験票です・・。
受験票は大事に保管してください。。。
長丁場ですが体調を崩さないようにがんばってください!
私がそうだったんですが、カルトンは研究所で(消耗品以外で)一番最初に買った画材でした。ファイン系の人はほとんどそうじゃないかな?「これから美術の世界に入っていく」という証のような画材。
失敗した木炭紙を間に入れたり、裏面にイラストを描いたり、自分の描き易い画面の柔らかさにカスタマイズしたり、講評会では私の代わりに「ここはもっと明るくしないとダメでしょ!調子が暗すぎ!!」と先生にボフボフと叩かれたり、一番身近でお世話になって苦楽を共にすごしてきた画材なんです。
「忘れたから買えばいい」ってもんでもなく、「入試もお前と一緒に受けような!!」ぐらいの気持ちでしたね。
卒業して、何回か引越しして。
いろんなものを捨ててきましたが、何故かカルトンだけは捨てられません。
カルトンと美大を目指す学生さんとの関係は
キャプテン翼の翼君とサッカーボールくらい
絆が固いということなんですね。
きっと。
投稿者 tamapi : 2008年08月09日 07:57