リアルな美大法人企画室長の日常を
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受験の思い出3
手羽の受験の思い出3(ちょっと長すぎ。これで終わりにしたい)
入試の最後はムサビ彫刻。
ムサビ彫刻の出題はずっと自画像だったので、ムサビ対策用に自画像は必死に研究所で描いてました。
試験会場は忘れもしない4号館。螺旋階段の上で寒い中、ドアが開くのを待ちました。受験生の方は、天気良くても防寒対策は絶対に忘れずに。部屋は暖かいけど、外は寒いです・・・・。
ようやくドアが開いて、アトリエに入ると・・。
・・モデル台とイスが待っていました。
ムサビ彫刻入試で初めてモデルさんを使った年だったのです。女性コスチュームの座りポーズでした。
ちなみに洋服を着てれば「コスチュームモデル」、下着ぐらいしか着用してない場合は「セミヌード」。座っていれば「座りポーズ」、モデルさんが立ってるポーズは「立ちポーズ」と呼びます。
→ →詳しくは「ムサビペディア::モデルさん」を参照ください。
ポーズはTシャツ+スパッツで、体をちょっとひねって座った状態。造形大は女性ヌードで、腰に手をあてて左足に重心をかけた立ちポーズ。フシギなもので何故か今でも受験の時のポーズは覚えていますね。それ以外のことはほとんど忘れてるのに。
モデルデッサンは造形大対策で練習はしていましたが、木炭デッサンしか描いたことがありませんでした。造形大は木炭デッサンで、ムサビは鉛筆デッサンなんです。
鉛筆デッサン+モデルを描いた2枚目の絵が入試本番。もう手探り状態。鉛筆でどう描き込んでいけばいいのかがわからない。入試中に、「あ、こうやるといいんだ」と試しながら描いてました(笑)
描き込みじゃどうあがいても負けなので、とにかく形と運動感を取ることに半日時間をかけました。
モデルさんの場合、20分ポーズが基本です。20分間ポーズを取っては、5分休憩。あ、私たちが休むわけじゃなくて、モデルさんの休憩です(笑) それを7本繰り返して、午前7ポーズ午後7ポーズ合計14ポーズで行われます。(通常の授業では半日6ポーズですが、入試は7ポーズです)
ポーズも午後に入り、みんな仕上げに入りだしたところで、予想もしない事態が発生!
どうする!?どうすんの!?ムサビ!?!
つ・づ・く!!(終わんなかった・・)
あのCMですね。
投稿者 tamapi : 2008年08月08日 20:56