ムサビペディア::東京五美術大学連合卒業制作展

サ/タ行

■東京五美術大学連合卒業制作展(トウキョウ・ゴビジュツダイガクレンゴウ・ソツギョウセイサクテン)

毎年2月21日〜26日頃に上野の東京都美術館(略称:都美館)で行われている東京五美術大学(武蔵野美術大学、多摩美術大学、女子美術大学、東京造形大学、日本大学芸術学部)による、日本画・油絵(油画)・版画・彫刻などファイン系の合同卒業制作展。通称:五美大展(ゴビダイテン)。関連→5美大

*2006年度から「東京五美術大学連合卒業・修了制作展」に名称変更。

今年度のスケジュール・講演内容は下記の通り

  • 会 期:2006年2月21日(火)〜26日(日) 9:00〜17:00 最終日は13:45まで(入場は、閉館1時間前まで)
  • 会 場:東京都美術館(台東区・上野公園内);:JR「上野駅」公園口より徒歩7分 または営団地下鉄、京成電鉄「上野駅」下車徒歩10分
  • 講演会: 「私の作品について」 講師・・・舟越桂(東京造形大学客員教授)  日時・・・2月21日(火)14:00〜15:30   会場・・・東京都美術館講堂
  • 問い合わせ:東京造形大学 TEL 0426-37-8111

 

五美大展は今から約30年前、ムサビの油絵学科(版画)の清水教授(故人)に「都美館のスペースが空くから、ムサビさんで使いませんか?」と話が来たことから始まります。でも、清水先生は「そんな立派な場所をムサビだけで使うのはもったいない。他美大さんも一緒にやろうよ」とタマビさんなどに持ちかけて、五美大展がスタートしたそうです。今でこそ「他大学との交流・単位互換」等とその地域の大学同士で協力しあうことは珍しくはありませんが、当時としてはすごい判断だったと思います。

裏ペディア

五美大展は「幹事校持ち回り制」で運営しています。幹事校は各大学との連絡、各大学の壁面割り当て図作成、ポスター・DM・パンフレットのデータ取りまとめ・作成、都美館との調整、講演会の企画、会期中の運営、問い合わせ先などが主な仕事です。幹事校になるとその大学の教務課は一大イベント状態となります。

ちなみに今年はどこが幹事校なのかDMを見てすぐにわかる方法があるんです。「問い合わせ先を見る」以外に。

ムサビ→タマビ→女子美→造形大→日芸と幹事校は回っていて、この順番の形を崩さず、幹事校が一番下に来るようにDMやポスターの大学名掲載順は変えています。つまり、一番下に書かれている大学が今年の幹事校で、一番上に書かれているのが来年の幹事校というわけです。「来年は日芸さんが幹事校なんだな」とすぐにわかるようになってます。本当に使えない豆知識ですいません(笑)

 

実は五美大展も教務課時代に担当してました。ちょうど幹事校の年で、大変だったことだけ記憶してます。だって、わがままな学生さんと教授がいつもの5倍ですからね(冗談です)。

投稿者:ichiro : 2006年02月02日 05:27

トラックバック


コメント: ムサビペディア::東京五美術大学連合卒業制作展

五美大展が始まった経緯を初めて知りました。語り継ぎたいムサビの歴史ですね。実はいまだに五美大展に行ったことはないのですが、今年は行ってみよう!かかわっている教職員、学生さん、お疲れさまです。

投稿者 テリー : 2006年02月02日 05:54

五美大展、来年はどこが担当なのか、
ポスター要チェック。

投稿者 tamapi : 2008年08月08日 19:41