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【ムサビ日常5】デ情はパソコン学科か
これだけパソコンネタを引きずったので、早めに弁解させていただきます。
デ情はパソコン学科ではありません。
「情報化社会を意識して、現代に通用するデザインを教育・研究する学科」です。
パソコンばりばりできるやつになってもいいし、
パソコンにはまったく関係ない職業人になってもいい学科です。
「情報化社会って要するにパソコンでしょ」と結論しがちですが、ちょっと違います。
パソコンだけでなく、ネットワークやコミュニケーション、書籍や雑誌・映像などのメディア、言語や人種を超えたインターナショナリズムなどなど…。
今日、膨大な情報とともに世界は回っております。
これは現代ならではといえる情報の社会。イコール、情報化社会。
いっそパソコンが無い状況でも、現代において情報なしに社会が動くことはありません。
そんな現代にデザインはどう関わっていくのか?
以上がデザイン情報学科の学科コンセプトです。
・・・・・・たぶんね。
パソコンがなくたって情報はあるので、学生はパソコンには縛られておりません。
パソコン操作の教育があるのは、現代のデザイナーのたしなみみたいなものです。
ので、いっそパソコン音痴でも卒業できないことはありません。
学生はデザインを介して「情報」や「現代」の「問題」に挑戦していっております。
また「夢」「希望」を追いかけてもおります。
デザイナーや編集者、作家や企画などなど多くの分野に挑戦していくのです。
デ情が学内で就職率No1というのは、学科が特定分野を想定した職業教育をしてないからです。
いわく「世の中にあるものはすべて仕組まれたものなんだから、要するにそれはデザインだ」と。
現代に通ずる根本的なデザイン意識の教育に重点を置く学科ゆえかな、と推察しております。
1年生のうちにこの思想をたたき込まれます。
でも2年になっても、なんのこっちゃわかりません。
3年になってなんとなくわかったような気になりますが、就職してもよくわからないというのが実際のようです。
でもこのデ情マインドみたいなものは、学んでいくうちみんな持っていきます。
影響力の強い、すばらしい先生方がいらっしゃるからこそです。
…でもまあ、就職できるかどうかと思想がしっかりするかどうかは別でございます。
3年になっても希望の職種がはっきりしない学生もココにおりますのよおほほほほほほ
==ひだり==