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【ムサビ日常1】土曜日も授業
今春の風邪は治りが悪い。
1週間以上も寒気と鼻のつらさが続いております。
10日前に買った50回分入りの風邪薬を飲みつくしちゃうかも…。
いつも授業と課題でみっちりしているので、病院に行く余裕があまりないのです。
週5日制が主流なこのご時世ですが、ムサビはそんなの関係ありません。
カレンダー様に「祝日ね」と言われない限り、どんな土曜日も授業が行われます。
入学時は「なんで土曜日まで授業あるんだよー」と文句も言ったものです。
高校も短大も予備校も、土曜は休みだったしね。
でも実際には、土曜も授業をしてくださらないと困るんです。
単位の話は他の学生さんの日記などで既出でしょうが、改めましてもう一度。
単純に計算していくと。
ムサビの授業は年あたり、前期と後期の2期制。
一日4コマ授業を取っても、週6日で半期あたり24コマ。
年間では48コマ、4年間では192コマです。
1コマあたり、通常2単位、体育は1単位もらえます。
卒業所定の124単位など余裕そうに見えますね。
でも4年生は就職活動や卒業制作で授業をほとんど入れません。
だから3年生までの3年間に、授業時間は年48コマ×3年=144コマ。
3年生までで124単位を超えておこうとすると、全体で20コマ程度の余裕しかありません。
なお、私は教職課程を履修しています。
教職関連授業は情報科では30コマ60単位程度ありますが、 そのうち12単位しか卒業単位に算入されません。
教職の12単位を卒業単位でとったとしても、教職は24コマ48単位残っている計算。
4行前に言った20コマの余裕をすべてあてると「ちょっと足りないじゃん」という計算です。
1年生の初めに行われる教職履修希望者のガイダンスで、かなりきつめに「教職は生易しくないよ」って言われます。
以上のように単位的にもギリギリだから、ということが一番大きいのではないかと思います。
卒業単位や教職単位が足りなくて教職免許発行できず、ということはよくあるそうです。
単位ギリギリ切りつめて、卒業単位にもならない教職授業をとるのはひとえに教職免許のため。
普通の学生のような余裕はなくなるが、やってやれないことはない。
それが教職課程の履修です。
ほらね、というわけで土曜日がなくなると教職課程には無理が出ちゃうんですよ。
授業の空きコマ数が6分の1減るので。
土曜日は貴重なんです。
もちろん、外部企業の第一線で活躍されている先生が講義にいらっしゃるのが多いのも土曜日。
社会的には休日でも、学生にとっては有益な学習日になってるんですね。
私は人一倍怠けものですが、大学も休日返上で学習機会を提供してくださると思うとありがたい思いです。
==ひだり==