リアルな美大の日常を
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選択のはなし。
講評でした。今回の課題はインフォグラフィックスです。情報を整理するデザイン。
デザインのことについてじゃなくて私のことについて書いてやるう。
芸文では、1年の後期に、2年次の実技科目を希望制で3科目選択するのですが、
私は「どれかはずれるだろー」とか思って選択の第1希望を全部デザイン制作系にしました。
デザインに対して苦手意識があったからです。
3つのうち、2つか1つ当たって、2年生のどこかで苦手なデザインにも関わろうと。
そしたら、めでたく(?)全ての希望が通ってしまい、私は今年実技科目はすべてデザインです。
ちなみになぜ苦手意識があったかっていうと、
1年生のころにある人にセンスないって言われたからです。
美術デザイン方面ではない人に言われて、正直ものすごくショックでした。
別に自分にセンスあると思っていた訳ではないんだけど、
「なんのために美大行ったの」くらいの衝撃ではありました。
大げさかもしれないけど、決死の覚悟でこの世界に飛び込んだ私は間違っていたのかなあ、と。
そんなことがややトラウマで、苦手意識のあったデザインですが、
今日講評を通して初めて、「ちょっと楽しいかも」と思うことができるようになりました。
講評中、先生がおっしゃっていたのは、「君たちにしかできないことをしなさい」。
ありふれたオシャレっぽいものやプロっぽいものは、その道のプロが作ってしまえばいい、
学生の君たちにしかできないこと、作れないものを作った方がいいですよ、と
先生はおっしゃっていました。
私は褒められたようなものを作った訳ではないんだけど、
(むしろ同級生のみんなのクオリティの高さに愕然としたんだが・・・!)
こういう考え方があっていいのか、と安心しました。
そんで、ああ、そういえば考えて制作するの楽しかったなあ、とも振り返れたのでした。
こう考えられただけでも、去年わざわざ苦手なものを選んだことは間違っていなかったんだなあと思えます。
そこが本当によかった。
という訳で課題が終わったので、これから遊ぶぞ!イェイ!