リアルに美大の日常か?
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helveの受験生活
うふっ、どうもhelveticaです。
御蔭さまでだいぶ体調は快復しています!
といっても1日外出しては1日休む、っていうペースなのですが。
炎天下に学校へ行くだけで疲れて眠くなるこの怠け体質をなんとかしたいです。
どうやらブログ冬眠期間は過ぎたようなので、
これからはちょくちょくペースあげられそうですよー!
と、いうわけで。
手羽さんからのお題・自身の美大受験について答えてみようと思います。
Q1.いつ頃から美大を目指しましたか?
→きっかけは高校1年生の時ですかねー。
部活の先輩が「美大受けるんだー」とデッサンを見せて下さったことがありました。
私の目から見るとめちゃめちゃうまくて感動したんです、とにかく。
で、変な話なんですが「美大予備校に行けばこういう絵が描けるようになるらしい」と、
本末転倒に近い脳内変換を経て予備校に通うことにしました。
そこにいると美大を受けることになるらしい…というのは入ってから知り(苦笑)
「でもずっと絵を描けるなら幸せだなあ」とそのまま予備校に居続けることにしました。
Q2.どうやって勉強しましたか?
→どうやって……予備校で一生懸命?って答えになってますかね?笑
けどとにかくうまくなりたい一心で勉強していました。
先生のいうことは全部メモ!ていうような模範的生徒だったと思いますよw
基礎科(高校1〜2年向け教室)までは油絵描きたいなーって思っていたので、
自分が描きたいデッサンにどうやったらテイストが近づくかばかり考えていて
構図やらパースやらモチーフのバランスがサッパリでしたw
受験科のデザイン科に行くとそうもいかなくなって苦しい日々でしたが、
うまい人のデッサンや色彩構成をひたすら観察していましたね。
しかもアホだから観察するだけで全然学習していなかったっていうw
御蔭で冬までは浪人覚悟しながら勉強してました…。
学科に関しては、進学校に通っていたせいか模試等でも問題なくやれていたので
特に予備校の学科教室にも通わずやれていました。
センターだけムダに良くて調子に乗ったのが間違いだったのか、
ムサビの学科は英語58点という屈辱的数値をとりましたが。
Q3.どうやって大学、学科を決めましたか?
→上にも書きましたが、私は3年に上がるまで油絵科に行きたかったんです。
けど親に進路のことを考えてデザインに行けと言われ(行ってもこのざまですがw)
渋々デザインコースに上がりました。
けどどうせならちゃんとデザインを勉強したいなーと思い、
とりあえず多摩美・ムサビのパンフレットを読みあさったんですが、
ムサビラブになったのはオープンキャンパスでしたね。
第六感が「ここにしろ」といっていたので決めました。
私は結構そんなことで決めました。多摩美は坂が多い印象しか残ってません。
これでも佐藤可士和は好きだったんですけどねw
学科に関してもオーキャンですね。基礎デの展示をみて「これだ!」と。
展示物よりもキャプションに感動していた記憶があります。
「作品名/作者名/作者近影/コンセプト(100字程度)」の構成だったのですが、
作者のコンセプトを知って作品に触れるということに感動したんです。
美大にはいってしまえば普通のことなんですが、小さいことって大事ですよねー。
家に帰って資料を読んでみると、学科の考え方が勉強したいことと合致していました。
自分がデザインについて浅知恵なので、ここで4年間じっくり考えたいと思ったんです。
きっと4年も勉強していれば少しは分かるかなー、なんて思いまして。
デ情については入試のテーマが自分にとってやりやすそうだからという理由ですw
あと、基礎デ並にいろいろできるらしい…っていうのも魅力でした。
入ってから基礎デとデ情の違いには驚きました。資料の読み込み不足でw
Q4.この時期、何をやってましたか?
→夏期講習で泣いてばかりでしたねー。
特に色彩構成が死ぬほどヘタクソで、ドドメ色の糞構成ばっかり作ってましたw
下手なのが分かっていてもどうすればいいのか分かっていなくて、
先生が私の作品を見るなりため息をつくので自分もため息をつきたくなる日々でした。
で、夏って結構技術的にもアイディア的にも飛躍する人が多いのですが、
友人達が全力で飛躍しまくっているのを見ても泣きたくなりましたw
アトリエではみんな仲が良かったのですが、自分だけおいていかれていて。
この時の私はどうやって生きていたのでしょう………
自分でいうのもアレですが夏の私は完全にアホの子でした。
現役でムサビに入るとか、あの頃の先生達も予想だにしていなかったと思いますw
けど、夏に真剣でいられたこと自体はとてもいいことだと思っています。
負けず嫌いの感情を育めたり自分の将来について真剣に考えたり、
この時期に考えたことや感じたことは少なからず自分の実りになっていますから。
さて、こんなことを書いている時に。
某プロ野球選手がこんな言葉をtwitterで引用しています。
思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。
すっ飛ばしていってしまえば「考えていることが運命に直結している」のですが、
この時にどれだけ頑張れたか、頑張る為の思考を持てるか…というのが
一番手前であれば大学受験の結果、ひいては人生に大きく影響する気がします。
(しかしそんなことを宣う私は今、就活の為には頑張れません…w
別に「就活がんばる」為にムサビに入った訳ではないので。)
夏って一番テンションが上がる時期なので、
きっとこの時期にぶち上げたことを達成するのを目標にするといいと思います。
自分で後から「到底無理だろ」と思うかもしれませんが、
とりあえず目標に向かって頑張ってみると思わぬ結果が生まれるかもしれません。
うだりそうな暑さですが、受験生の皆さんかんぱーれ!
何でもないようなことが幸せだった受験生活だったと思う
正月といえばお年玉だね!
どうも、helvetica(20歳/大学生)です。
年末ムードが漂っていますね!
個人的に…だけど、年末は受験生が一番鬱になる頃です。
周りは浮かれているし!浮かれてたら周りに置いていかれそうだし!
「正月?何それおいしいの?死ぬの?」的な心理状況に陥ってませんか?
自分は正月鬱を機にギアチェンジした人間なので(…)
けどそこから自分は編み出しました。
正月だって何でもない日なのだと思えば良いのです。
いつも通り鉛筆削ってパネルに水張りして、クロっキー帳に向かえばいいんです。
むしろ不思議の国のアリス思考で行けば何ともなくなると思います。
ほら、何でもない日、バンザイ!!!みたいに。
そうすれば毎日がお祭り気分になって、
何でもないようなことが幸せだったと思える日が来ます。
「講評でトップグループだった記念日」とか「クロッキーだけうまく行った記念日」とか
「鉛筆削ってたら3回連続芯が折れた記念日」とか
なんでもポジティヴシンキングですね^^☆
受験生って何かと不安に押しつぶされると思うので……
自分はよく、不安に押しつぶされては泣いていました。
家庭の事情で浪人が許されず、そのくせ全く絵が上手にならず…
しかもどうしてもムサビに早く行きたかったので
「このままうまくならないで全部落ちたらどうしよう」って
そんなことばかり考えては、アトリエの友人や先生の前で泣いていました。
(今考えたら、友達の前で泣くとか最低ですね……)
けど、それで分かったのは
自分にも応援してくれる人が一杯いること、
自分がその気持ちに応える態度を取らなきゃならないこと。
気づいてからの成長は著しいと自分でも感じました。
それに、誰も口に出さなくても見ている人は見てくれているものです。
後々、母からよく「あんたには感心していたよ」といわれます。
「ふだんは物臭なあんたが、アトリエからどんなに夜遅く帰って来ても
鉛筆削りと水張りだけは一年続けてたからね……」と。
だから、不安になったら誰かに言ってみればいいと思います。
どんな答えでも、受験生の心には大きく響くはずです。
どう自分のモチベーションを(周囲の環境に振り回されずに)保つかが、
正念場で力を発揮する際の重要なポイントかと。
そのためにはどんなリアクションを起こしてもいいと思いますよ、犯罪以外は。
だって受験生だもの!
最強の切り札を持っているのだから、周りに甘えてはどうでしょうか。
頑張れ受験生!!かんぱーれっ☆
やる気!元気!ポニョ!
どうも、helveticaです。
今日は受験生時代に通っていたアトリエに行ってきました。
当然のことだけど夏期講習だったのですが、
1クールの最終日だったようで講師の方々に講評に混ぜて頂きました。
講評の前に一度、作業中の教室を回っていたんですが
喋りながら作業している受験生がいて唖然としてしまいました。
なぜこの時期にそんなことができようか!
喋りながらやっていいものできる訳ないじゃないですか。
結局は自分の発想をどこまで形にできるかが作品作りで大きなウェイトを占める訳じゃないですか。
しかも他人の作業の邪魔までする行為ですよね。
ちょっとでも心当たりのある人は慎んだ方がいいです。他人の為にも自分の為にも。
まあちょっと弛んじゃうのはしょうがないと思います。
受験生の生活って辛いですもの。
けど、その弛みを他人にまで強いる行為は良くないですよ。
結局は友達同士といえども他人同士。個人個人の戦いですもの。
戦いって言うと大げさかもしれませんが、
けど作品作りってホントに自分との戦いだと思いますよ。
さっき言った理由からですけど。
で、実際に講師の方々と一緒に講評させて頂きました。
受験生の生の作品なんて、見るの久しぶりだったー!笑
やっぱ平面の子は
立体構成の面白み?っていうのかな、立体だからできることって言う発想が乏しかった。
「自分は平面だから…」って立体の課題をないがしろにするのは良くないことだと思いました。
自分はもちろん(?)平面系志望の受験生でしたけど、
立体構成の課題の時はそこそこ考えて楽しんでやっていました。
手作業が雑だから奇麗なものは作れなかったんだけど。苦笑
自分の範囲外のことをやってみると案外色んなことが分かるものです。
「自分ってこういう表現が好きなんだ!」とか、「このかたち好きかも!」とか。
あたしは着色する立体構成をやって、
「設置面に反射する色を奇麗に見せたい」一心で制作したことがあります。
結局うまくはできなかったですが、自分の肥やしが一つできたというか。
そういうがむしゃらさ、夏が一番発揮しやすい時期だと思います。
ぜひ暑い夏をお過ごしください。笑
まあおいといて!
講評を通じて学んだことがホントにいっぱいあって、先生方には感謝です。
最近おちていたメンタルもかなり上がって来たっす!!
講師の先生が某ゲーム会社に就職が決まって、「あれくらいがんばらなー」と。
先生の頑張り、すごかったもんな。
今日はいい日!うっす!!