リアルに美大の日常か?
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2011年01月のアーカイブ
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終わりました、卒制展。演習室の仲間達
どうも、helveticaです。
思い立ったが吉日という言葉を信じているので、
書けること・書きたいことはどんどん書いていこうと思っています。
「終わりました、卒制展。」はシリーズ化の予感です。
さて、デ情は卒制展が終了した後に優秀賞・学科賞が発表されます。
学科賞の一つに、私やruraちゃんと同室だった人の論文が選ばれました。
私たちはそりゃーもう嬉しくて、片付け日に同室の人たち全員でお祝いをしました。
飲んで騒いでをしたあとにサプライズでケーキを出したのですが、
(しかも甘いものが好きか否かも聞かずにw)
大層喜んで頂いて、こちらまで嬉しくなりました。
ところで、部屋で打ち上げするのって相当珍しかったみたいです。
他の部屋の友人にそれを告げると、結構目を丸くして驚かれましたから。
何で私たちの部屋はあんなに盛り上がったんだか…笑
っていうのにも多分理由がありまして。
一つは共同作業が多かったことかもしれません。
来て下さった方はご存知と思うのですが、部屋のパネルを全部暗幕で覆いました。
これをするにあたって他の部屋より私のいた部屋は作業量が多く、
試行錯誤をしながら行った為か妙に連帯感があったように思います。
それに、すごく真面目な人が多かったように思います。
私は檻を作る為に致し方なかったのですが、笑
他の人達も比較的早めに来てアドバイスしあいながら作業していたので、
それぞれがこの部屋でやりたいことを共有しあえていたことが、
お互いを引き立てあう意味で良かったように思います。
そして、何より良い人が多かった!
みんなでおみやげやお菓子を持ち寄ったり、(主に私は食べていた)
全員に缶コーヒーを差し入れてくれる菩薩がいたり、笑
それぞれが気を遣いあえる素晴らしい人達だったなと思います。
だからかわかりませんが、この部屋での講評もすごく和やかでした。
多くの教授陣に「この部屋は密度があっていいね」と仰って頂き、
中島先生は気圧されたのかこの部屋に4枚も「オススメ!」シールを貼りました。笑
(「もはや部屋のバナーに『オススメ!』貼れば良かったんじゃ」と思ったのは内緒)
私はともかく部屋の全員が真面目でクオリティも高かったのももちろんありますが、
「演習室Eとしてのものづくり」が出来ていたのかな、と感じました。
私はとても展示経験が少ないのですが、
その経験の中でもこんな風に盛り上がったことはあまりありませんでした。
そもそも卒制というのは、全く違う意識を持った人々を
なんとかそれっぽく寄せ集めて「頑張って」統一感を出す感じがありますが、
演習室Eは、初めて会ってドタバタで一緒に展示する人たちも多かったにもかかわらず、
自然とそれぞれがやるべきことを認識しながらできていたように思います。
そして「やるべきことの共有」ができていたからこそ、
励ましあえたりそれによってなくなりかけていたやる気を盛り返せたり、
お互いの展示を手伝いあえたりできていたのかもしれません。
みんなお互いに、「この部屋はヤバいよね。」「うん。やばい」と
完全に自画自賛モードでちょっと面白かったのですが、
それは同室メンバーの展示をお互いに認めあえていたからこそでした。
こんな仲間達とあんなステキな環境ですべてを出し切った展示をするなんてこと、
これから先もちょっとないのかなーと少し寂しくなってしまいます。
1日目の講評に来なかった同室メンバーが2日目に制作物を完成させてきて、
後に「あんな密度がある部屋に穴を空けられないと思って頑張った」と話したとき、
なんでか自分のことのように嬉しかった記憶があります。
多分昔ならこんなこと思わなかっただろうな。
ステキなメンバーに囲まれて、私も本当に嬉しいです。
彼らがいなかったら私、檻なんて絶対に完成してなかったですよ…
慣れない作業でうまくいかなくて、絶対どこかで心が折れていたでしょう。
やっぱり私も上記のメンバーと同じことを考えていました。
これが真に迫った「共同作業」なんだと思います。
同期から、色々なことを学ばせてもらいました。
やはり持つべきものは仲間です。
つづく。
ようやく「そつせい」カテゴリ追加しました。
これからタグを付け替えていきます。
終わりました、卒制展。メモ帳を見ながら
どうも、helveticaです。
今日はゴロゴロしていたら盛大に卒制委員の存在をスルーし、
最後だったのにとなかなか凹んでいます。
さて、終わりましたね卒制展!
私の行った展示も多くの方にご覧頂きました。
本に触って下さった方、時間がない中読んで下さった方。
入りにくい展示だったとは思いますが、
中に入って下さって本当にありがとうございました。笑
ムサビ日記関係者の方も沢山きて下さいました。
手羽さん・竹林さんをはじめ、もずくさん、赤岩さん、みちくささん、
なのはなさん、ヤスタカさん、濱氏、uto、ジャスミンさん…
(コメント帳に記帳して頂いた順です)
美大日記のプラさんもきて下さったよう。
コメント帳って置くのが気恥ずかしいのですが、
今回ばかりは勇気を持って置いて正解だったと思いました。
この場をお借りして、来て下さってありがとうございました。
本の感想を書いてくれたり消しゴムはんこの図版を褒めてくれたり、
何より「時間がないけど読みたい」って言ってくれた方の多さに、
吃驚したり嬉しかったり。
メモ帳からこんなに力をもらえると思いませんでした。
私の卒制、最初は完全なる自己満足でした。
けれども途中からちゃんとデザインをする心の余裕ができ、笑
最終的には多くの人が手に取ってくれるものを作れたことは、
とても自分の自信になりましたし、反省材料にもなりました。
もっともっと私にも出来ることがあったことをちょっと後悔もしましたが、
それよりも「そう思えるまでやりきれた」という事実が
意外と私にとって大事でした。
ここまで来て振り返ると「やりきった」と思えることが少なくて、
たぶん「やりきった」んだとしてもプロセスが間違っていたりとか、
そういった理由で満足感につながる経験が少なかったのかもしれませんが。
今回は11月あたりでなんとか方向修正に間に合って、
そこから先は正しい道のりで脇道にそれずに進めたせいか、
自分だけの満足で終わるのではなく他の人にも少々の魅力を感じてもらえたようです。
多分私には「他人の評価」が絶対的に足りていなかったので、
(自分に自信がなさ過ぎてメモ帳が置けなかったのです)
コメントを頂けることは何より糧となり、励みともなりました。
この気持ちを忘れずに制作し続けられたらと思います。
今回の展示で一番嬉しかったのは、
デ情の客員教授でゲスト審査員だった中島信也先生の講評を受けられたことです。
その日は実に最低なプレゼンをしでかしてしまったのですが、
先生にされた質問から先生の考え方がちょっと分かったり、
「何が私の作品を構成しているのか」を客観的に見直すことが出来ました。
このことは多分、というか絶対今後に活かさなければならないです。
今後お会いすることはないかもしれませんが、
10分間のプレゼン・講評で大きなものを得させて頂きました。
残念プレゼンをしでかしてしまいましたが先生の力で笑いに変換して下さり、
結果として「オススメ!」シールを貼って頂けて、本当に嬉しかったです。
今まで参考作品や賞等とは無縁な私でしたが、
拙いプレゼンから私が考えていたことを感じ取ってもらい、
「面白い」と感じて頂けた証としてのシールだと思っています。
この経験は確実に私を変えてくれました。
尊敬する人に肯定してもらえることのなんて嬉しいことか!
今までよりもうちょっと自信を持って色々なものごとに取り組めそうです。
続く。
中島信也
「富山のかまぼこって、板無いねんで。」
こんな愉快なコメントをもらえる講評が出来るのは、
デザイン情報学科だけ!!!
わたしのそつせい
どうも、helveticaです。
展示場所についてご質問いただいたので告知させて頂きます。
(質問に対するコメントでは少々勘違いを誘う可能性があるので、詳しく…)
9号館4階演習室Eで、本とオブジェの展示をしています。
明日もしかしたらパネルが増えるかもしれない残念っぷりですが…orz
そしてこれからそのパネルを作って朝早めにいって貼ろうかと…
ダメ美大生ここに極まれリですが、講評受けて「作らなければ」と思いまして…
あのホント、お許しください。
ところで。
この時期になるとみんな協力しあっていて、とても心地いいです。
やっぱり皆の根っこには、
「最後だから、素晴らしいものにしたい」てのがあります。
他の人のものを手伝うことで自分のものも引き立つ可能性もありますが、
ここまできたのだから全員の展示を完成状態に持っていって、
協力しあって卒業したいという気持ちが強いです。
励ましあったりとか協力しあったりとか、素敵!
実は根が体育会系の私ってば痺れちゃう!
デ情4年みんなで協力しあって出来上がった「DIGW'10」、
ぜひお楽しみください。
ぼんやりと、けど確かに
どうも、helveticaです。
毎度の話ですが、コメントが滞っていて申し訳ありません。
卒制展が終わり次第返信させて頂きます。あしからず。
久々に毎日学校へと向かう日々です。
暖かかったり寒かったり、小平の天気は気まぐれです。
ただ、いつも変わらないのは横浜よりも体感気温が2℃ほどさがることです。
そう思うのはいつも学校に行くのが日が暮れ始めてだったからかもしれませんが、
今日は初めて「あれ、こっちも暖かいな」と思いました。
大学一年のころも毎日のように大学へと歩いていたはずなのに、
気温の違いとか風景が変わっていたりとか、
毎日の小さいことを気にしていなかったように思います。
何年も通っていると、嫌でも色々身体と目が覚えるのだなー、と
バス通りを歩きながら感じました。
よく「終わりの始まり」なんて言葉を聞きますが、
この現象も終わりが始まってるからこそなのかもしれません。
終わるのはもちろん、卒制であり、私のムサビ生としての生活。
何かが終わる前って、その何かについての知識がすごく増えて、
あれこれ思うことも増えるから改善して改善して、
「とにかくより良いものにしよう」と東奔西走してみて。
終わった後がどうなるかなんて、何も考えないで頑張って。
でも終わってみると、もちろん嬉しいんだけれど
終わる前に戻りたくなりませんか。
だって、なんかその時の自分がまぶしく見えるから。
あのときあの瞬間に感じた、「これだ!」の瞬間が恋しくて、
また何度でも感じたくなってしまうから。
うーん、ここら辺は私だけなのかもしれませんが、
ただ、過去の自分を肯定できるくらい頑張ることって、
将来の自分にとって大事なことなんだと思うんです。
今になって、相談しにいった時に教授が仰った
「後悔しないくらいやりきれ」という言葉が身にしみるんです。
結局、後悔って、私みたいなウジウジしたがりにはなんにもなりません。
ホントに、なーーーんににもなりません。
マイナスの感情って、前に進むはずの人生を踊り場に誘っちゃうんですよね。
しかも、「ここが頑張り時」という時に限って。
だったら、今頑張ってプラスの感情を得て、前に進めた方が良い。
プラスの感情って、人生のエンジンなんだと思います。
今の私にとっては、確実にそうです。
たぶん「終わりの始まり」の時間は、
何かを後にエンジンに出来るか否かを分ける意味で、
ホントに大事な時間なのでしょう。
私にとっての「終わりの始まり」、確実に始まっています。
ぼんやりと、けど確かにそれは見えています。
なせばなるし、やればできる。
終わりはいつか来る。
後ろより前。踊らされるより踊れ。
受験生の皆さんも、追い込み頑張って下さい。
私たちのゴールが終わったら、次はもうあなた方のスタートラインです。
あけまして
あけましておめでとうございます。
ムサビ日記をかけるのも、いつの間にやらあと3ヶ月。
少々の間ですが2011年もhelveticaをよろしくお願いいたします。
そして皆様にとっても良き一年になりますようささやかながら願っております。
正月のhelve家、なんと両親がいません!
両親のみで父の実家へ帰省し、バイトがある妹とともに4日間のお留守番です。
なので普段できないことをしようと思いまして、
テレビの前のガラステーブルを占拠して紙をカットする作業をしました。
(普段なら「汚い」だの「邪魔」だのいわれるので^^;)
御蔭でテレビで正月気分を味わいながら卒制の作業が進む素晴らしい状態でした。
最近好きなAKBの特番もペケポンのスペシャルも相棒も見放題!
正月の素晴らしさと卒制を同時進行してすでに何かを達成した気分です。笑
たまには両親がいないのもいいなと思いつつも、
案外料理を作るのがめんどくさくて両親のありがたみも実感しています。
それは妹も同じらしく、今日の晩ご飯は宅配ピザの予定ですw
料理以外に洗濯も掃除も全部親任せな最低な娘であります故…。
ちなみに年末に大掃除をしましたがそのイニシアチブも妹に譲りました。
こうして姉は妹になめられていきます。
5日になったらとうとう急ピッチで動き始める予定です。
なぜ5日かといいますと、私が用がある御茶の水のお店達の都合です。
たいてい5日がお店開きなので、紙をとりに行ったり製本クロスを買いにいったり。
きっとその前後で製本屋さんにも足を運び、遂に製本してもらいます。
あとは設置するオブジェ的な何かの設計図をそろそろ書き、
材木店かホームセンターに駆け込む準備もせねばなりません。
なので、こんなにゆっくりしていられるのも今のうち!
(といいつつ、正月からプリンタで印刷しているのは卒制のものですが…)
これから1ヶ月近く、やりますよーーー。