ビビるな危険

さすが手羽さん☆ありがとう手羽さん☆
どうも、helveticaです。最近カタカナで「ヘルベチカ」も悪くないと思っている。
 
 
さて、周りに自分がライターだとばれている以上恐れることは何もないあたし、
恋愛話の次に入試の話をいたします。

先に言っておきますが、個人攻撃するものではございませんのであしからず。

 
*********

忘れもしない2年前の2月、
現役受験生の私は自分がムサビで最初に受ける試験を受けていた。

どうしても入りたいムサビの、しかもハードル高めな視覚伝達デザイン学科。
ムサビならどこでも入りたかったので、私はかなり気張っていた。
その気張りが、自滅を招くとは想像もせず………。

 
手許にはブロッコリーと鉛の板。
これを構成してデッサンせよ、という試験内容だった。
「ふん、こんなん予備校で死ぬほど対策したわ!」と、浅はかに考えつつも
試験内容の一部に引っかかりを残しながらデッサンを続けた。

周囲を舐め腐っていた私に一抹の不安が襲って来た。
「このブロッコリーの扱い、あたし間違ってんじゃないの?」
条件として書かれていた文章に以下のものがあったのだ。
【ブロッコリーの一部を切り取って…】(←うろ覚えなので間違っていたらゴメンナサイ)
私は、お弁当に収まる程度のちっちゃいブロッコリーを用いてデッサンしていた。
当然こんなものを描いていたのでは見応えのある画面は生まれない。
自分の画面に疑問を感じる、そして周りを見回す。すると……

斜め前に、すごい絵を描くイケメン浪人生が座っていた。
なぜ浪人生と分かるか。それはただならぬ試験慣れしたオーラだった。
絵を机に立てかけ、後ろに下がって自分の絵を考察する。
その絵の迫力と完成度は息を飲むものであった。
彼はそのついでに周囲の様子も観察する。
パニックに陥っていた私は、その存在を視界に認めるや冷や汗を手に感じた。
「あのイケメンはあたしの絵を見て鼻で笑ってるんだ……あの人には敵わない…」

試験時間は半分を過ぎた頃だった。
8号館に向けて暖かな日差しが差し込んでいた。


*********

現役受験生の皆さん!

・浪人生にビビっちゃダメです。
・なるべく周りを見ず、自分の画面に集中しましょう。
・試験中は何があっても自分の表現に自信を持ちましょう。

そうじゃないと上記ストーリー中の「私」のように持ち崩します。
周りに頼らず、自らの力で現状を打開することをお奨めします。


この早い時期にこんな話をしたのはセンター試験が近いからです。
センターも周りばっかり見てると時間なくなるし調子を持ち崩しますよ!
ちなみにあたしはセンターで時間が余った時、
証明写真をモチーフにデッサンの練習をしていました(……)
これくらい図太くなれたら試験もきっとやりやすいでしょう。

続きはちょっとした蛇足なので興味のある方だけどうぞ。

念願かなってムサビに入学した(もちろん視デは落ちました)頃から、
その浪人生をよく構内で見かけるようになった。
「あーあ、どうせあのイケメンは視デ行ってるんだろ(僻)」と思いながらも
デ情で楽しい毎日を過ごしていた。
しかし、彼には何らかの縁を感じずにはいられなかった。
なぜだろう?自分の感覚に疑問を感じながら学校生活を送り続ける。


入学から一年半後。
私はこうして書いているムサビコムのオフ会に参加しようとしていた。

私は自分の直感に自信すら感じていた。
彼こそはそうだろう、と。

そのときは来た。
彼は会場にやって来たのだ。
(おきなまろさん)「あなたが絡みづらい人さん!」

私はすぐに彼に絡みにいった。
自分が絡みづらい人となってオフ会は終わった。

*********
 
これは実話です。
この話、カラミーにしたのを彼は覚えているのだろうか?


まあ大学はこう言う不思議な縁もあるところですよ、ということで。
もし入試の時に余裕があったら人間観察しても面白いでしょうね◎

投稿者:helve : 2009年01月15日 16:48

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コメント: ビビるな危険

ゲスな浪人生の手口にまんまと引っかかったんですね。笑
話されたの覚えてますよ。

投稿者 絡みづらい人 : 2009年02月04日 14:09

からみー>
それはよかった。あたしは完全に翻弄された。
ゲスとか自分で言わないでよイケメン元浪人生め!

投稿者 helvetica : 2009年02月05日 22:00

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