ムサビ日記 - 濱 -

受験の思い出〜・・・

私は昨年の秋ごろから、芸文を受験することを考え始めました。
昨年は美術予備校で、グラフック等の平面系デザインの勉強をしていました。

が、

予備校で勉強しているうちに
所謂『受験絵』しか描けなくなりました。
毎日の制作の中で、絵を描くという行為をだんだん楽しめなくなっていきました。
私は、自分が描いていて楽しくないものは、人が見ても楽しめないと思っています。
人に伝えよう、というよりも、自分のことばかり気にするようになりました。
その時「このまま自分はデザインを続けていく気があるのか？」と思い始めました。
そこで講師に相談したところ、
「デザイナーになりたくないのか？」と言われました。

その瞬間、何か違うな、と思いました。

確かに、デザインを勉強したいと思ったことはあっても、
デザイナーになりたい！と思ったことは１度もなかったからです。
なんだか矛盾しているようですが、
デザインを職にする、と考えたことはありませんでした。
どちらかといえば、イラストレーターや漫画家など
サブカルチャー的な方面の職業に興味があったので、
それだったら、デザインでなくても出来るんじゃないかと思い始めました・・・。
それに、デザインだけが美術ではないよな、とも思いました。

そこで「もっと『美術』を幅広く、より深く知りたい」と、
１番、幅日広い視点から『美術』に接する事が出来そうな芸文を第一志望に変え、受験した次第です。

もし、これを見ている受験生の方で、少しでも
今の自分が勉強していることに「？」と思ったら、
受験する学科をあらためて考えてみても良いかもしれません・・・。
もしかしたら、そちらの方が自分に合っている可能性もあるかもしれません。