リアルな美大の日常を
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削ぎ落としてみたら
仕事の暇になった時間帯に、バイトの医学生が
「小説とかのフィクションを読む意義っていうか、有効性が分かんないんですよね」と言い出した。
映像は興味あるし、漫画は読む。活字は実用書までは読むが、それ以外は・・・らしい。
小説を読んでて、それを読んでる時間に価値はあるのか? とまで訊かれて苦笑。
「そもそも、小説読みながら、場面を想像するっていうのが出来ないんですよ」
いちいち空想しながら、読むわけじゃないって、多分。
「だって映像や漫画なら、すぐ分かるじゃないですか」
なので、受験勉強では、ビジュアル化をお奨めしております。
文法も論の展開も、図式にすれば分かりやすいよ。
バイト君には
「削ぎ落として考えれるから、文章は楽なんだよ」と、逆説的に答えておいた。
行間を読めるようになろう。
でも、この話を相方にしたら、
「今時、行間読めと言ったら、妄想するだけぞ。」
読書って、奥が深い。