リアルな美大の日常を
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大きくな〜れ
「大きくな〜れ、大ッきくなれー」てな呪文?
子供の頃に、お遊戯でやったような記憶があるのだけど、
あの時、みんなで何を大きくしたかったのだろう。
今回、最大規模の大きさを作ってみた。
まぁ絵画の方々のサイズから較べると、全然まだまだ小さいですが。
ドローイング時点で55×76センチだったので、B2ぐらい。
しかしこれ、単純計算で原版の6倍の大きさだったのである。
つまり、一版刷るのに、×6しなきゃいけないわけで・・・。
(版をつなぎあわせて、一回で刷ってしまおう作戦は失敗に終わり)
地道な作業が続いたのでした。
鉄筆だこの次は、ローラーだこが右手に出現したよ。
そんな作業工程のことはさておき、画面が大きくなるといろいろ問題が表出。
私の場合、刷りの問題がいろいろと・・・。
刷り具合のコントロールが難しい。
小さい画面だと分からなかったけど、微妙なトーンが出なかったり(泣)。
改善の余地が、かなーりあるということがよく分かりました。
講評の時、他に大画面作った人が、造形的欠点を指摘されていた。
小さいと気にならないけど、やはり画面が大きくなると
デッサンの狂いや構図は、もろに影響してくる。
逆に、画面が窮屈になってきて、もっと大きくとアドバイスされた人も。
絵がよくなると、だんだん絵が大きさを要求してくるんだよね。
のびのびとした画面に入れてよ〜みたいな。
版画の場合、マージン(余白)の部分も一緒に考えないといけないので
イメージ(絵の部分)だけが先行すると、最終的にとんでもない大きさにってこともある。
そうなると、笑えないのは紙代だったり。
円高の今こそ、差益還元してくださーい、世●堂さん(文●堂さんも)。
今回のスクーリング。教材費+材料費で、締めて12,716円也。ほぼ紙代です。