リアルな美大の日常を
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5年
通信を始めた直後に、とある公共機関の臨時職員を半年やった。交通費なし、残業代なし(規定上、残業できないことになっている。でもそれじゃあ間に合わないので、お昼休みに仕事してました)で、社会保険料と所得税はばっちり引かれて、手取り10万円以下。仕事を教えてくれるはずだった唯一の正社員は、私の出社1日目にいきなり入院。頼りにならない上司にも恵まれ、夜中に胃けいれんを起こした。見かねた相方が「そんなひどい職場は辞めてしまえ〜」とのたまったぐらいである。
専門コースになってスクーリングも増えたので、フルタイムの仕事は諦め、とある塾の非常勤講師に。これまた引き継ぎなしでいきなり個別指導させられたりで、パニック。2ヶ月間ほど一日8時間も勉強した。バイトとしての待遇はよかったのだが、会社自体が2年目に倒産。生徒を途中でほっぽり出すわけにはいかないので、清算期間中は継続。その間に営業の方でドタバタの派閥争いがあって、新会社が事業を継続したけど、またまたトラブル続出で営業停止に。ジェットコースターな展開の、チープなドラマを見ているようだった。その間に私は絵画を卒業して、版画に編入。営業停止で死活問題になった会社は給料遅延が続くようになり、この夏スク前にめでたく退職したわけである。
新しい仕事を探しつつ実感したこと。
もう5年ちかく(実質は3年半+1年ですが)、武蔵美が自分の生活の中心になっていること。
どうりで年取るはずだよね〜。履歴書に年齢書くとき、自分でもどきっとするもの。