リアルな美大の日常を
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ツンデレと体力
スクーリング3週目終了です。
ようやく風邪は完治しました。トイレットペーパーの残りは、10号館のトイレに返却しました。
3週目はずっと版画してます。あちこち筋肉痛と、そろそろ蓄積疲労が抜けなくなりつつあります。
だからって痩せないのよね、これが。
疲れきって帰るもんだから、帰ってご飯食べてから寝るまでの時間が短い。これが問題点。
でもやっぱり版画は好きです。わくわくします。
版画への愛を語ると長くなるので割愛しますが、まぁ一言でいうなら「版画ってツンデレなの」。
・・・なんじゃそりゃ?
でしょう。
簡単に説明すると、自分の作品だけど、版作っている間はツンツン。
だって、ただただ肉体労働を強いられてるだけで、作品の全容はまったく見えないわけです。(下図はあるから、ある程度は予測つきますけど)
絵画ならずっと自分の画面と語り続けるというか、議論してるというか、喧嘩し続けてるわけで・・・。自分の精神と対話し続けてるのです。美しく表現すると。
んが、版画はシルク以外は左右反転だし、複数の版に分解されてるし。周りから見れば、何がなんだか分からない。
そんな冷たい態度の方なんです。
が、いよいよ刷る段階になって、初めてその姿をチラッと垣間見せてくれるわけで・・・。
作った本人も「おぉっ」となる瞬間。
どの版種でもそうですが、刷った紙を見る瞬間が一番幸せを感じます。
つまりデレデレになるのは、作った本人。
・・・まぁ、単なるお馬鹿さんです。
しかし、体力は要りますよ。
通信でスクーリング受けるのは、とっても体力いります。なんたって6日間で作品作るんだから。
版木彫ってると、左右の指の大きさが違ってきます。指の付け根が痺れて荷物が持てないです。
刷り始めると、ずっと立ちっぱなしです。これはどの版の場合も同じ。リトグラフのインクローラーは重くて、最後は二の腕と腰が筋肉痛。シルクも腰と肩にきます。
それでも、みんな作品作ってしまうのだから、情熱というか執念ですね。火事場のなんたらに近いのか。
ということで、本日も私は筋肉痛です。