リアルな美大の日常を
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医食同源
マイ母は料理が下手である。しかも仕事をしていたので、かなり手抜きだった。本人も後で言っていたが、料理はあまり好きでないらしい。
夏は「暑いからさっぱりしたものがいい」と言って、半分に切っただけの豆腐(冷や奴)と平皿いっぱいのきゅうりの酢の物を出したり、冬は弁当のおかずに昨夜のおでんだけを詰めたりする人だった。
子供ながらに「これはひどすぎるよ、お母さん」と思ったが、祖母が割と料理が上手い(でも時々チャレンジャー)人だったので、彼女が健在の頃はまだ助かっていた。
そういう環境だったので、母親から料理を習った記憶は全くない。むしろ反面教師的存在だった。
食は総ての基本でしょうと何故か小さい頃から思っていた私は、とにかく母親のような料理のできない女にだけはならないぞと心に誓った。
大学に入って一人暮らしが始まった時に料理の本片手に作り始め、就職してからも一人暮らしで、その頃にはコンビニが地方都市にも林立するようになっていたけど、とにかくできる限り自分でご飯は作り続けた。
そして結婚したら、相方は料理に関してはお手上げの人だった。当然、料理は私の担当と相成った。一時期専業主婦だったので、一人暮らしの時より気合いを入れて料理をした。お昼は弁当がいいと言うので、弁当も作り続けた(今も現在進行形)。
でもね、料理考えるのって結構疲れるのよね〜。
だから自分一人の時ぐらい、超手抜きだっていいじゃん!!!
確かに君が食べるつもりで買ってきたチャルメラ(カップラーメン)を、私が勝手に食べたのは悪かったけどさー。
試験前とか課題の締め切り前とか、家のことを何もしたくない時期があります。
そういう話。