強運の持ち主

志望大学に合格した高校生が挨拶にやって来る。

センター試験で点数が足りなくて前期試験(筆記試験のみ)に落ち、
同じ学部の後期試験に全てをかけて勝負。
ここの後期試験というのが、また面接だけというなんとも曖昧な話・・・。
「センター、全然足りてないけど、どうなのよ?」
「面接だけですから、何とかなります」と、本人は強気の発言。
が、作ってきた面接用模擬解答を見ると、抜け穴だらけ。
「こんなんじゃ、突っ込まれたらどうするんだ〜」
「弱い、弱すぎる!」

で、志望学部の先輩バイト君と二人でさんざん入れ知恵する。

しかし正直なところ、バイト君とは「無理っぽいよねぇ」と話していた。
定員5名枠に46名受験予定。

が、実際蓋を開けてみれば、18名受験で合格者15名だった。
・・・そりゃぁ、合格するわ。
ということで、おめでとーーー!

しかしこの学生、後期の合格発表前に
「先生、大学生協って入った方がいいですか?」とメールで訊いてくる強者。

何処からこの自信がわいてくるのかが、バイト君とも疑問だった。
「前期も自信満々のメール送ってきましたけど、翌日模範解答見たら、しょおおおんと萎んでましたよ」と
バイト君が証言する。
うーん、単なる楽天家?

でも受験生を見ていて思うのは、実力はあるのに弱気な奴より、少々点数が足りなくても強気な方が案外合格してたりするから不思議なもんである。

だからって、根拠のない自信だけ持っててもしょうがないのも事実。

投稿者:fuka : 2007年03月26日 10:14

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