リアルなムサビの日常を
カテゴリー:基礎デレポート
The list of "基礎デレポート"
Search
ワークショップ「game/toy」3
FOR MUSABI
今回の「game/toy」というテーマの他に、
位置が指定されてたんだ。
それは「壁」。
以上の条件も踏まえて見てちょうだい。
それではご覧ください、チームuzuzの作品です!
あっ写真は友人mとc撮影ね!!どうもありがと!!
■作品タイトル:sound wall
真っ白な壁にあらわれた ささやかな凸。
ふれるとシャラララ・・・と涼やかな音がする。
なでたり、つぶしたり、たどったり、さわりかたによってわずかに音も変わるね。
以下 キャプションより
本の表紙のざらざら、床の隙間、ドアの凹み。気づけば指先がたどってしまうポイント。
子どもの靴、ブーブークッション。思わぬ場所から聞こえる音。
びっくりすると、人はその理由を知りたがる。
心が揺れ、くりかえす。驚きが反響し、さぐる。そして余韻の中で、推理する。
その心の振動を、私たちはゲームと名づけたい。
■作品タイトル:‐‐キ‐リ‐ト‐リ‐‐
カラフルなものと真っ白なもの2種類。
最初は紙だけを用意して、好きに遊んでってゲームだった。
そこに切り取り線を引いたらデザインになった。
でも、やぶってもいいし、絵を描いちゃってもいい。
遊び方は人それぞれ。
カラフルな方は 最後のページは真っ白。
真っ白な方は 最後のページに赤を入れた。
以下 キャプションより。
隙間があったら覗きたい。破け目があったら剥がしたい。隠れていたら見てみたい。
「ついついやってしまう」こと。
誰かがつくった破れ目を、あなたが広げる。あなたが残した絵に、誰かが描き足す。
あなたと誰かが一緒につくる、壊して残す時間の痕跡。
点線をなぞって やぶってはがして かたちと色をたのしんで…。
あなたはどんな風に遊びますか?
どっちの作品も、最初のアイデアから大きく発展していって
めまぐるしかったぁ・・・。
何日寝ずに考えても、全然着地点が見えて来ないんだから、つらかったよ。
でも、最初は何もかもちぐはぐで噛み合わなかったディスカッションが
どんどん焦点が合うようにして噛み合っていくのを肌で感じるのは
ほんとに なんていうか 良かった。
こんなにやりがいのあるグループワークは大学はいって初めてだったなあ。
きつかったけど・・・。
1人の時間がぜんっぜんなくってね(笑)
でも、途中まで悔しかったり哀しかったりしてみんなが零してた涙が
最後には嬉し泣きに変わったわけで
ほんとに良かった。
というわけで、ワークショップのお話はここまで。
オトギ
ワークショップ「game/toy」1
FOR STUDENT
一部の皆さん お待たせしました
クリストファー・トー先生のワークショップについてのレポートを書きます!
いや、あのね うん 忘れてたんじゃないんだよ
あまりにもあの1週間が濃密すぎて しばらく時間を置かないといけなかったんだ
どう文章を構成すればいいのかわかんなくなっちゃってさ
それっぽい前置きだね!
えーと
形態論 という授業の一環で、毎年 シンガポールから先生をお呼びして、
この時期 1週間ワークショップをおこなっていると 夏休み終了間際メールが届いた。
あの日 ざわついたタイムラインを今もまだ覚えてる。
「必修の授業はお休み。講義はお休みにはならないよ、なるべく休んでネ!
バイトも休んでネ!」とのことだった。
「えっどうしよう!」「講義出れるかな?」「バイトのシフト、もう出ちゃったよ!」
不安うずまくタイムライン(あ、ツイッターの話ね)
まあ必然的にみんな何もかもどうでもよくなってまるまる一週間休むことになるんだけど、
それは追々話すね。
まず、トー先生のことを紹介しよう。
トー先生は、もとは軍人だったらしく
しかも なんか国ですごく身体能力のある若者ベストワン(あいまい)
みたいなのに選ばれたりするような
アート&デザイン界において希少なスポーツマン系デザイナーであった。
デザイナーとしての経歴もなんかすごかった 顧客がグローバルであった。
話す言葉はすべて英語で、通訳さんがついてた。
話す内容はシンプルでアツい。訳を聞く前に胸にジーンと響くのだ!涙ぐむ人もいた。
「この人は・・・日本人に・・・モテる・・・!」と思った。
※関係ない。
ちなみに初日 僕は前日の展示準備の疲労により 色んなことがギリギリであった。
そして僕は、カリスマ性とはいかに言葉で人を泣かせられるかだと思ってる節が有る。
日本人ってあんまりそういう人いないよね
さて、トー先生の愛息子の話に華が咲き
ランチパーチーをしながら
ついに 1週間の命運をわける グループわけがはじまった!
助手さん「好きな子と組んでいいよ!とのことです」
ザワッ・・・・
となるかと思いきやすんなり5人組におさまり、
午後からグループディスカッションがはじまる
最初の年のテーマは「UFO」だったかな?
今年は「game/toy」だった。
はい、明日につづく
全部で3回くらいに分けるかな
オトギ
「手」中間講評
FOR STUDENT
容赦なく 今日は形態論の講評だった!
「手」をテーマに ラフでいいから作品つくってきて〜っていうものだったんだけど
けっこうそのお題のラフさに みんな翻弄されてた ような。(笑)
というか、僕が「いいのかな!いいのかな!」状態だったんだけど。
あと、この課題出されてから1週間時間あったんだけどさ、
ほとんどをワークショップにつぎこんでいて
大部分の人が一夜漬けだったみたいで
授業に人はいたけど作品はそんなになかった・・・・。
僕もワークショップで疲れきって もう何も出ないかなと思ってたけど
あまりかたまりはしなくても、楽しく作品つくれて
むしろ 動く力がついたみたい。なんかちょっと 自分を見直した。
このあともう1回くらい?また試作品の講評して、最後には展示ってかたちになるのかな
あやとりから発想して、赤い毛糸をあやとり後の形状にかためて作品にしたやつとか
割れた卵 とか
フェンスの指のひっかかり とか
いろいろあってね、やっぱり課題の見せ合いは楽しいなと思ったよ
自分の見られるのは、ドキドキヒヤヒヤするけど。
深澤先生も板東先生も真剣に向き合ってくださるから
なんかいいよ。
よーし 来週までにブラッシュアップ!
オトギ
形態論鵺
FOR MUSABI
昨日 形態論鵺という授業が始まって
「手」というテーマでみんなで2時間の間 構内を歩いて写真を撮って
2枚ずつ発表したりした。
これから2ヶ月 そのテーマで作品をつくるみたい。
「えっ、手って説明的で、作品として面白がるのは難しいんじゃ・・・」って思ったんだけど
くちもとを押さえる手
手すり
ドアについた手のあと
本の背表紙のかすかな破れ
握手
頬杖
・・・と、
手の仕草や動きをとらえる人も
その痕跡を見つける人もいて
なんか おもしろい!
昨年までの形態論のテーマは「針金」とか「輪ゴム」とかだったけど、
「手」ってなんだか、情緒があって 楽しいかもしれない。
しかし どんどん授業がスタートしていく緊張感に
ちょっとだけヒヤヒヤしたりする今日このごろ。
オトギ
走る文字、囁く文字、香る文字。
FOR STUDENT
悪夢の補講週間が終わった・・・・
ていうかこんなの補講週間じゃなかった
永遠に続くメインディッシュだった
もうむつかしいことなにもしたくにゃい
昨日までのあらすじ:
タイポ終わった!僕の作品はこんなん!
(あらすじとは粗い筋書きと書くのだ)
というわけで友人達の作品ですね。
僕の独断と偏見と趣味嗜好にもとずいたチョイスをとくとご覧アレ!
まずはこのひと!
タイトル「いちについて」
曲名:ベルベッド・ワルツ
どんどん自分の目が文字を追うスピードがあがっていっちゃうような
転がりながら読んでくようなすごーい「ひっぱるちから」のある文字組だなあと思って
なんかびっくりした
この子は文字だけで組んでた
タイトル「夜を抜ける」
曲:とぎ秀樹のSilent Emotion
胸のあたりがざわざわするような文字組。
小さい文字が密集してる様子は、同時に色んなヒトに囁かれてるような感じがして
めくってくのにドキドキした。
紙も透ける紙とかいろんな工夫をしてて、個性ばっちりって感じでなんか素敵。
さいごにっ
タイトル:「プリズムの中見る夢は 甘く残酷で時々せつない」
曲は
プロコフィエフの「つかの間の幻影 作品22」
演奏者:ジョルジ・サンドール
本から雰囲気が香ってくるような作品だ〜〜〜
そしてこれがぶっちぎり1位の作品。
蛇腹折りなんだけど 表紙も和紙みたいなやさしい質感のに印刷していて、
机の上に置いてある雰囲気や、めくってくときの安定感がやっぱりひと味違った。
この2番目のやつみたいに文字組も詩から文字数を練っていたりと、
文字って塊のもつ形の面白さが伝わってくる作品だった と 思う。
いいなあ、この紹介したやつ全部ほしいなあ〜〜
昨日の繰り返しになるけれど
「言葉」というものが「文字」になることの魅力を学ぶことができたと思うんだ。
どういう方法で文字を表現するのか 本当に狭い範囲でしか知らなかった。
でも、こんな風に友人の作品を見て
「スピード」や「人の気配」や「かおり」を感じることができた。
自分の詩を刻むことで、言葉というものを意味だけではなくて、
視覚的に美しいかどうか という目で見つめることができたことを、
本当に幸運だと思ってる。
あと、この授業、ほんとに基礎デっぽいなあ、と思う。
タイポグラフィで「音楽を表現する」なんて、
お手本のまったくない(参考作品はあれど)授業課題は
みんな手探りで、ずるのしようがなくて、くるしくて
とてもやりがいがあって、楽しかった。
この授業、とってよかったな。
まあ、製本きったないからまたやり直すんだけど(笑)
もし機会があれば、読んでほしい。
そんな感じで タイポ特集はおしまい!
協力してくれたひと、ありがとう!
オトギ
まぼろしみたいにやさしい
FOR STUDENT
昨日までのあらすじ:
タイポの講評終わった!
(※ほんとに粗い)
「読みやすさ」や「目立つかどうか」ということではなくて、
パッと紙面を見た時に、
図版や文字組や空白のある空間に「音楽を感じるか」ということを重視されるっていう
ひとすじなわではいかない課題だった。
・・・・・で、
とりあえず自分のを矢面にだしてみるぞさくせん!
ひさしぶりに自分の作品の画像あげるのでヒヤヒヤする
音楽、感じるかな?
えと、僕はhard romanticの「All The Love InThe World」って曲で組みました。
windowsのヒトは
http://listen.jp/store/album_4582293750078.htm
ここで試聴できるみたいなのでゼヒ
タイトルは「まぼろしみたいにやさしい」
コンセプトは「昼間の蛍」
これが表紙・背表紙
右上にうっすらと昼間の月が配置されてる。
最後。24-27p
良かったら詩も拡大して読んでほしい。
ずっと、言葉というのは意味に沿って切ったり配置するのが最も美しい方法だと思ってた。
ムサビ日記も、読みやすさや、パッと見たときのとっつきやすさを重視して
すぐに次の行にいくようにしたりしているのね 実は。
(それがいいかどうかは知らないけど)
だから□の中に流し込んだり、短く切ったりするのに抵抗があったんだけど、
最後にはこんなふうに、がんがん切ったりするようになってて驚く。
ずっと票数も低迷してたけど、今回に関しては10票はいって嬉しかった。
一位の20票越えには遠く及ばないし、5位以内にも入れなかったんだけど・・
でも、一番最初のオリエンテーションのときから、すごくステップアップしたと自信をもって言える
何より、言葉が「文字」として息づくための
新しい方法を知れたことが大きな収穫だ・・・・。
でもやっぱり、僕は文字で遊ぶより「詩がすき」って言われるのが
いちばん、嬉しいから だめだね。(笑)
あーーー友人達の作品を紹介したい!!んだけど!!
明日!!フランス語のテストだから これごめん、明日につづくね!!
こんなに書きたいのに!!!
オトギ
タイポグラフィ研究a
FOR STUDENT
タイポグラフィ研究aの最終課題の講評が おわったー!!
うまれて初めて 2徹したーー!!
うう・・・完璧じゃないけど、時間の許す限りできたのですごく清々しい気分だ。
ちゃんと落ち着いて製本とかちっちゃいとこのミスをやり直そう。
パソコンから目を離した瞬間グリッドの残像が見えたり
ムサビ日記の文字詰めをしたくなったり
息抜きに読んだ漫画のフォントサイズを瞬時に脳内で検索したり
・・・する という狂気の日々が報われた・・・・・。
何度もブログには書いているけれど、「音楽のもつ空間性をタイポグラフィで表現する」という授業で
簡単に半期の一連の流れを書くと
1、ジョンケージの「ケルン・コンサート」を谷川俊太郎の詩を用いてA4用紙一枚に表現
2、glenn gouldの「aria」を谷川俊太郎の詩2つを用いて直方体4面に表現
テーマは「明晰・簡素」
3、ジョンケージの「In a Landscape」を谷川俊太郎の詩6つの中から任意の量を用いて、
B1ポスター(黄金比なのでちょい小さい)に表現
テーマは「はかなさ・くもり」
4、各自自由に曲を選び、自作の詩で16ページ以上の本を制作
って、感じだったんだけど・・・書くだけじゃわかんないよね!
明日、最終課題の作品のデータあげるのでちょっと待ってね。
ひさしぶりに友人らにデータ載せさして!って頼んだりしたんでいっぱい写真あるよ。おたのしみに。
あっそうだ、携帯で撮った写真とかならあるや。
それぞれ講評するだけじゃなく、ひとりひとりが付箋をもって、
自分が「いいね!」と思った作品に投票して、それが成績に反映されるシステムなんだ。
これは2の課題のときの講評のときの風景だけど、まるで品評会みたいで おもしろかった(笑)
というわけで・・・・なんとも重い重い最終課題だったなあ。
でもタイポとってるみんなで、朝から晩まで教室でお互いに
「あーもうやだ」
「つらい」
「でも絶対にこのクオリティじゃ出したくない」
「情緒不安定(笑)」
って笑いながらやってるのは
すごーく「学生」って感じだったし、たくさん学ぶことがあって
この授業をとって本当によかったと思ってる。
まあ、最初はちょっと反発したりしてたんだけどネ。
それは何故かというと・・・・、
って、まだまだ課題あるんだった。0時〆切なのが1個あるや。
というわけで、つづきは明日。
オトギ
基礎デでやってること【2年生編】
FOR STUDENT
相変わらず夏休みを生きる糧にしているんだけど、
「はやく夏休みこないかな〜」ってランチ中につぶやいたら
ひとりには
「そんな・・!夏休みがくるときには、授業終わっちゃってるんだよ〜〜
しかも、みんなと会えないんだよ!さみしいよー!!」と
たしなめられ(なんてピュアなんだ)
ひとりには
「夏休みがくれば、
次には秋がきて、そしてまた冬がきて、ついには来年がやってくるんだよ・・・」と
おどされ
沈黙した今日この頃
夏休みはやくこないかな〜〜〜〜〜
そんなこと言ってても夏休みはこないので、
いい加減受験生向けの基礎デ紹介シリーズをまとめよう☆
ということで、パソコンに向かいました・・・
いままでのストーリー
----------------------------------------------------------------------------------
というわけで2年生編なんだけど
必修授業はサクッとこんな感じで
○デザイン論鵺
建築について調べものしてプレゼン!
学生のプレゼンを中心にして授業進行してた。
たてもの園っていうとこまで課外授業に行ったりも。
○記号論
まだ始まったばかりなので省略
○色彩論鵺
「色」についての研究。
今年のお題は「白」。
僕にとっては選択必修の授業がおもしろーいです!
6〜7つくらいの授業の中から3つ自由に選択できて、
前期か後期かも選べるのだけど、あろうことか僕は全部前期なので
これから課題フェスティバルだね!
□テクスト研究
「写真とはいったいなんなのか」ということを言葉にできるようになろう、
というのが目的だ!と教授がおっしゃってた!
そのための手段として、カメラ・オブスキュラ という
カメラの内部と同じ部屋をつくって実験してみたり
川内倫子さんの展示に行ってみたり
みんなで日食の観察をしてみたり(僕は行けなかったけどね!!!)。
最終課題もはっきりしたテーマなどはなく、完全に自主性の問われる授業。
非常〜に哲学的で 僕は好き。
□タイポグラフィ研究
これがとても実験的な授業で毎回ワクワクしてる!
活版印刷や文字組みや空間構成を勉強してるのだけど、
題材にバッハやジョン・ケージの音楽を用いたりしていて、
とても感覚的 アートに密接したデザインの勉強方法だなーと思っている。
今はB0の巨大なポスターの課題をやってて・・・僕は入稿が・・・・明日・・・・・・・(小声)
□表示方法論鶚
映像界隈では有名な「森の木琴」の菱川教授の授業。
映像の基本的なつくりかたについて。
ご自身の過去の仕事に基づいて 脚本のことや演出のことを教えてくださるので
あんなことそんなこと「えっそんなことまで!?」も
聞けてしまう、ゆるいけど刺激的な授業。
そ、そんな・・感じ・・!
あっ
そういえば、手羽さんが「何ができないか」という情報のほうが大事
とおっしゃってたような!
えーと、舞台とかファッションみたいな 大掛かりで華やか〜なことは
基礎デではできないように思う。
グループワークはあるにしろ、動かすところは自分の頭と自分の手が主のような。
で、どんな人が行けばいいの?ということが気になるかと思うのだけど
素直に
「あーいろいろできるんだー」と思って
「いろんなことをやりたい人」
「まだ何やりたいかわかんない人」が来ちゃっても良いと思うのだけど、
もしかしたら
「デザインに不信感をもってるひと」が来ると面白いことになるのかもなー
と今ふと思った。
パンフレットにも書いてあると思うのだけど、
基礎デは最初 いろんな分野を「横断的に」学習する。
その過程で「あーこの分野はたのしい」「この分野はいや」とだけ思うこともあるけど、
学んで来たもののひとつひとつを照らし合わせると「あっこんなところがつながってる」とびっくりすることがある。
webやプロダクトデザイン、タイポグラフィ、建築 などを少しずつかじる学科だから、
「デザイン」を【分野】として俯瞰することが可能な、唯一の学科なのではないか?
と僕は思っている。
壮大だなー。
そんな壮大な学科に興味のあるあなた、
ぜひ僕といっしょに哲学しましょう。
オトギ
基礎デでできることって?
FOR STUDENT
オープンキャンパスもうすぐなんだなあって気がしてきたなあ
われわれ学生は、スタッフにならない限りいつもど〜り過ごしているので、
僕みたいに
「えっ?オープンキャンパスってほんとにあるんだ?」みたいな、
むにゃむにゃしたこと言ってたりして
・・・・え?言ってない?え?僕だけ???
あっいけね・・スタッフの人に怒られる・・・
ゴホン
なんか芸文の青色鉛筆さんが学科紹介ネタ書いてくれた〜!
もちろん続きがあるんですよね!!期待☆
皆さんも是非リアルな目線で学科紹介してくださいよう!
それで卒業間際に読み返して「あのころは若かった」とか言いましょうよう
基礎デに興味あるひとは芸文も見ておくといいのでは?と個人的に思ってたり。
何故かというと・・・というのはこの特集の最後に書くか。
あとオープンキャンパスといえば 視デのぺろりさんの日記だけど、
これ、ほんとにイイ →@vcdopen2012
予備校時代を思い出して胸がギュッとなった・・・・。
視デ志望でなくても、受験生はみんなフォローすればいいとおもう
しっかし、これ集めるの時間かかってそうだな・・・ひええ・・・・
えーと前置きが長くなっちゃったけど、
(しかも今23:27だけど)(やばいけど)
基礎デがつかえる施設編(2年現在)
やろうかと。
1、シルクスクリーン工房
シルクスクリーンっていうのは、ひらたく言って版画のようなもので・・・
印刷の超アナログなやり方を学べるのね。
自分でインクを混ぜて、紙や布に刷れる!
自分のイラストをプリントしたTシャツを芸祭で売る人とか、
ハンカチをつくてTる人とかさまざま。
2、木工工房
中学とか高校にあった技術の教室のアレに近い。
切断やらやすりがけやらが効率よくできるらしい!!
※僕は不器用なのでなるべく近寄らない
3、暗室 写真スタジオ
写真スタジオはふたつあって、照明も貸し出してくれる。
はじめてスタジオに入った時は感動したなあ〜
ほんとに、よくテレビとかで見るような まっしろなスタジオでね。
暗室はそのままの意味で暗室ね。
現像作業に慣れれば自由に借りれるらしいけど、
あそこひとりぼっちになると泣きたくなるね。
4、活版工房
文字をひとつひとつ自分で組んで刷るのを活版というらしい。
アルファベットの活字が何種類かあるヨ!
5、共通パソコン室
プリンター付き(有料)
驚きなのがプリンター、なんとB1まで刷れる!!!
外部で刷ると1万円なのが、なんと2000円という破格のお値段で刷れる!!
ハッ 23:47・・・・・
・・・・というわけで、2年の授業編はまた・・・あし・・・・
いつか・・・・・・・・
今日のタイポグラフィのデザインチェックについても、
文章でまとめたいよ・・・・・ウッ
オトギ
基礎デってなに?
FOR STUDENT
さてさて、オープンキャンパス前特大号、発車〜〜
基礎デってなに?という話からしようかな。
でもそんなことをただ一言で言ってもいまいち信用にかけるので、
まずは一年生のときどんなことをしたのか、から話してみよう。
まず、大学の授業には種類があるんだけども
その中でも「基礎デだからやらねばならない授業」、
「学科別必修科目」というのを紹介してみようかと。
1年生の授業からいくね。
※あくまでも【昨年度】の話ということを注意して読んでね。
1、デザイン論
これは、ご存知
現在も第一線で活躍されてるデザイナー、
原研哉 教授、深澤直人 教授の講義が聴ける授業ね。
(深澤教授は今年度は講義されてない・・みたい?)
ご自身の展覧会の裏話とかもいろいろ聞けて、
デザインへの情熱がバシバシ伝わってくる。
2、色彩論
太陽の残像の記録をしたり、
同時対比とか・・色が隣り合うことによって生まれる現象について研究した。
いちばんしんどかった課題がこれです。
3、形態論
切り絵や立体制作、カタログづくりを通して、「今までにない形を産み出す」ことや
「季節を感じるもの」とか「日本を感じるもの」を、
写真と文章でもって伝えたり。
4、表示方法論
ひとくちに言って、写真の実習。
カメラのしくみとか、暗室作業とか、ホームページづくりとかやったなあ。
あと、スタジオを借りたりもしてね!まっしろなスタジオ。
教授がすっごいコントみたいで面白かった。
ただ機械の機能を覚えるのが苦手な僕にはしんどかった・・・・つらかった・・・(小声)
5、言語表現論
これにはびっくりした!美大が「言葉」をあつかう授業を必修にしてるなんて!
でも、2年生までやってみて、「そりゃそうだよな」と今は思ってる。
高校までの「国語」とはまったくちがう、
「言語」という「表現」についてふれてみる授業。と言って良いかしら。
「羅生門」をシナリオに絵コンテをきってみたりとか。
言葉からうまれる「ずれ」を見つけたり。
「その人の生き方」が「言葉」のとらえかたに反映されてるのがすごーくわかって、
おもしろかった。僕はこの授業がいっちゃん好きだったな。
------------------------------------------------------------------------------------------
・・・・・というわけで、ひとくちに「なにする学科?」って聞かれても
話があっちこっち飛んでしまって言いにくい学科なのはおわかりね!!
まあそんな学科だけど、
僕は、「君の学科はどんなことしてるの?」って聞かれたときに、
「デザインとは何か、ということを考えています!」
って答えるようにしている。
プロダクトやグラフィックそのものひとつに集中するのではなくて、
ものをつくることを通して「デザインとは何か」ってことを考える。
考えるということがまず第一にあって、
アウトプットのしかたとして「ものづくり」を<当てはめる>学科なのだと思う。
卒業制作を見ていてそう思った。
というわけで、次回は「使える工房」と「2年生編」でも。
(僕の気が向いた時に)
オトギ
世界をトリミングする
FOR WORLD
溜まらずに流れていくものとは、何か。
塞き止める必要のないものとは、何か。
写真というものにふれていると疑問に思う。
テクスト研究という授業の一環で、
東京都写真美術館の展示を見に行った。
この構成がまた、先生の言わんとする事を見事に掬いとるような構成で感心した。
まず、3階の「光の造形〜操作された写真〜」では、
モノクロ写真を彩色したものや、コラージュしたもの、
トリミングしたもの を順々に見せられる。
2階の「川内倫子展 照度 あめつち 影をみる」では、
すっきりとまとまった川内さんの世界観にひたる。
床まで真っ白な空間に、正方形の写真が並ぶ。
その次の部屋に撮った状況の映像が流れ、
また次の部屋にはネガが飾られ、
そして最後には大きくひきのばされた写真が。
最後にB1階の「日本写真家協会展」には、
プロアマチュアの写真が「入選」というくくりで、
ひとつの壁にいくつもの人のいろんな写真が無造作に並べられる。
「うわあ、写真っていったいなんなんだ!」
最後にはそう思っていた。
写真というものを、【記録】だと捉えていたこともある。
誰かがおもしろい顔をしたふとした瞬間
山から日の出が見えるほんの一瞬
といったような。
そういう側面もあると思う。
最後の公募展みたいなのの多くは【記録】に分類されるように見えた。
誰かがその瞬間にたちあい、シャッターを切った というただそれだけが、
価値になる。
・・・そういうことだってあると思う。
でも、川内倫子さんを見てると また写真というものへの見方が変わってくる。
彩色写真なんかを見てると、どこまでが写真なのかが曖昧になる。
写真は取捨選択の世界だ、と考えてみた。
川内倫子さんの写真を見ていると、
世界というものはとても涼やかで儚く、美しいものに感じられる。
川内倫子さんによってトリミングされた世界を、
見せてもらっているような・・・・。
【記録】の写真にそういう感情はあまり起こらないんだよなあ。
量の問題なのかもしれないけれど。
何をもって「表現」とするのか、
何をもって人を「表現者」たらしめるのか。
きょうみぶかいなあ・・・・・
オトギ
音の流れる文字空間
FOR STUDENT
選択必修の「タイポグラフィa」という授業が、たいへん面白い!!
坂東先生の授業とってよかった〜〜
課題が出たのだけど、みんなで「こういうのがやりたかった!」と色めき立ったのを覚えている。
それは「音楽をタイポグラフィで表現する」という課題である。
ケルン・コンサートをご存知だろうか
ジャズ・ピアニストのキース・ジャレット氏が、完全即興でおこなったライブ!
これを<谷川俊太郎氏の詩と任意の画像を用いて「音」を感じる空間をつくる>!
わー!たのしい!
もうね、
読書が好きで、次にブックデザインが好きになって、今度は紙が好きになって、
ついには文字のある空間そのものが好きになってきてしまった僕には楽園でね
スタッフさん(?)がソフトの解説をしてるのを見てるだけでも楽しい!
文字組が組まれて、画面が詰まっていく様子を見るとハアハ・・ドキドキする!
なんだろう、
あのテキストボックスをいじるたびに文字が移動するのがなんかとっても可愛いし、
グリッド線の中にきちんとすべて収まっているところを見るとスッキリする。
ときめきが止まらない・・・なんだこれ変態か
美大日記のおわりさんに、ムサビ日記の行く末を宣告されたばかりなんだけど。まずいんだけど。
そんな、常に前のめり状態で画面を覗き込んでいた状態の僕に
「タイポグラフィに、音楽を感じるんですよねえ・・・」
という、坂東先生の熱のこもったコメントが飛びこんできたので
オオオオオオオ・・・!!と
感動のあまりスタンディングオベーションしたくなった
まあそんな大興奮状態だったんだけど、終始真顔だったね
坂東先生は言うことが詩的なので、文系には堪らない授業になっているように思う。
わーなんかワクワクしてきちゃった〜〜〜
ザ・ケルン・コンサート [SHM-CD] | |
キース・ジャレット ユニバーサル ミュージック クラシック 2011-07-20 売り上げランキング : 1716 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
ちなみにケルン・コンサートはこちら。
つねに次のメロディを探るような、不安定で緊張感のある空気感がすてき。
「徹夜課題がはかどる」!と多くの基礎デ生に好評を博しているとかなんとか?
オトギ
活版印刷
FOR STUDENT
活版印刷たのし〜〜ぃ!
とっっても時間かかるけど・・・・・(笑顔)
タイポグラフィaっていう、選択必修の授業があって、
そこで「活版印刷」を勉強してるんだ〜〜
平たく説明すると、文字の「スタンプ」のしっかりしたバージョン みたいな。
(あ、怒られるかなこんなこと言うと 笑)
文字がもう可愛くて可愛くてワクワクがとまらない!
助手の日吉さん(眼鏡の男の人)がいい人すぎることを、
ここに書き残しておこう・・・
1週間この作業につきっきりで、マンツーマンで活版印刷を教えてくれるんだ。
つきっきりなのに、見る限り全然イライラしてないのがすごい。
基礎デの中ではジェントルマンとささやかれている。(事実)
まだ研究室が怖い1年生は日吉さんに癒されよう!
あっでも研究室の人はみんな親切だよ!
最初「きっちりしててめっちゃ怖い・・・」って思ってた時期が嘘のよう。
なんだかんだで、
マニュアルを覚えてない僕に、いつも1から10まで優しく説明してくれたっけ・・・
西さんは美人だし(※あんま関係ない)
美人すき(※全然関係ない)
話はそれたけど
文字のフォントっていうのは、まるで声のようだなあって思うんだよね
明朝体はなめらかな女声
ゴシック体は張りのある男声
今日届いたバレエの発表会の招待状には、
従姉妹が一生懸命書いた手紙がついていた。
その手書きの文字から、元気な声が響いてくるみたいだったなあ。
その【声】を選んで、1文字1文字組んだりするのは
言葉を紙に焼き付ける、っていう行為の中でも
とても丁寧なことのように思えた。
オトギ
雨と桜と遠足
FOR WORLD
花冷えの今日。
意味も無くけだるい一週間の真ん中。
寝起きは最低の気分だったけど、
今は疲れてこそいるけど持ち直してる。
今日は必修のデザイン論の課外授業で、
「江戸東京たてもの園」というところに遠足してきた。
これから建築の勉強をするからってことで、
そこに色んなたてものを見に行ったってわけ。
たてもの園は公園の中にあり、
校庭ほどの大きな場所を桜並木が埋め尽くして 壮観だった。
肝心のたてもの園 は、異世界ってかんじ。
あんなに色んな種類の建物がたてつづけに並んでるのって、
すごく不思議だよ。
お湯屋さん、お醤油屋さん、宿屋さん・・・
茅葺き屋根のお家では、風車のワークショップをやっていて
みんなして風車をつくって回してはしゃいだりした。あはは
もちろん遊んでただけじゃないよ!
雨の中「わーまるでジブリの世界だね〜」と
いろんなロマン溢れる建築家の世界にお邪魔する。
階段の下の丸いドア
白いカバーのかかったソファとピアノのあるお部屋
縁側のついた和風のおうち
「こんなところに住んでみたい」って友達と言い合いながら観るのは
ワクワクもするし、勉強にもなったりして。
あー、僕が今いるとこって、変な場所だよなあ と思った。
イイ意味でね。
ふと口をついて出る言葉が勉強になっちゃうんだもん
一眼レフのカメラでお互いを写真に撮るんだもん
変だな〜〜〜。
雨は強まったり弱まったりと落ち着かない
とても春らしい一日。
ぼんやりと過ぎ去っちゃったけど
もしかして今日という日は、とても美大生らしいのどかな一日だったのでは。
そう思ったりもする。
ああ、なんだか日記っぽいなあ。
ずっと歩き通してくたびれたから、
レポートやるのは、明日でいいよね!
おやすみ。
オトギ
デザインの素
FOR STUDENT
ここのところ僕は、身のまわりの「アフォーダンス」をさがしてる。
それというのも、先週のデザイン論って講義で、
深澤先生がふれてらしたから。
深澤先生は、人の「無意識」な動きに着目して、デザインされてるみたい。
もちろん、それはあの方のデザイン論の、ほんのひとかけらに過ぎないんだろうけど。
アフォーダンス っていうのはね
環境が物に与える"意味”のことを言うらしいよ
僕は、人が知りながらも自覚してない"動き”って解釈してるけど。
深澤先生の"傘立て”をご存知かな
深澤先生は、「傘立てをつくってください」と言われて、
通路にひとすじの溝をつくった。
それというのも、雨の日 お店に入りたくて 出口に傘立てがないとき、
人が通路にくぼみのようなものを見つけ出して、そこに先端をひっかからせて
傘をたてる ことを知ってたから。
これが「アフォーダンス」なんだってさ。
深澤先生の製品を見たときに感じる
「あー!やられた!こういうものが欲しかったんだ!」は、
これによるところが大きいのかもー!!
と思った僕は、家に帰って「アフォーダンス!」と、部屋を見渡してみたんだけど
これが、なっかなか無いんだよね・・・・
なんだろう・・・生活の知恵ないのかしら・・
これは基礎デの子が言ってたんだけど
「椅子に上着をかける」とか。
椅子は座るためのものだけど、上着をかけたとたん 背もたれはハンガーになる。
なんだろうな
今も,昨日泊まりに来た母さんが ロフトに干して行ったシーツしか見当たら無い。
あれは ロフトが物干しになってるってことだね
うーん
アッ
今、ノートパソコンに頬杖ついてた!
ということは、今このとき ノートパソコンは肘おきになってたんだ。
見つかると面白いから、探す事を"癖”にしたいな。
人の習慣が生み出したデザイン って、すてきだ。
いざというときのヒントになりそうだし
「デザインなんてよくわかんないです」って言ってる人に、
「あなたのその仕草、デザインのもとですよ」って言ってみせたら きっと愉しいじゃんね。
オトギ
デザイニング
FOR STUDENT
さいきんは 午前中 同じ学科の人と会う事もめっきり減って
違う学科の人と混ざって、それぞれ選択した授業を受けてる。
まあ 同じ学科の子もちらちらいるけどね
自分の学科以外の授業を受けれるって言うんで、けっこう楽しみにしてたんだ
僕が選択したのは、デザイン情報学科の プロジェクト デザイニング
5人で1グループつくって
仮想のカンパニーを建てる。
会社のマーク、ロゴ、書体、スローガン
などなどもつくり
そしてそのカンパニーで
解決したい「課題」を見つけて、プレゼンする っていうやつ
ななんと社長に就任しちゃったので、
その参考になる資料を探してるんだけど・・・
デザインノートNO.39 (SEIBUNDO Mook) | |
デザインノート編集部 誠文堂新光社 2011-09-26 売り上げランキング : 97756 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
やっぱりデザインノートはいいなあ〜〜
これさ 「このデザインがいいよ」って紹介するだけじゃなくて
そのデザインがどうやってできたのか きちんと説明してくれるのがいい
(って高校の先輩が言ってたなあ)
今号は特におもしろかった
テーマが「色」だからというのもあって、
1ページ1ページが目を惹いて 読み込みたい雑誌になってた!
あと、ムサビのポスターのラフ案とかも載っててね
「あ、そうだったんだ」って思ったよ
これって、色彩構成に苦しんでる受験生にもいいんじゃないかな
それで、課題のヒントは見つかったのかって?
まあ これからでしょ!
オトギ
石②
FOR WORLD
昨日のつづき。
昨日までの「共通絵画」についてレポートするよ!
◎共通絵画 とは!
デザイン科の学生がちょこっとかじる程度に「絵画」を経験する授業である。
今年の基礎デ生たちは「石」をテーマに、
3週間という期限の中で、
ドローイングを5枚
本制作とて1作品 つくることを求められた。
手法に際限はなく、油彩、アクリル、日本画、コラージュ、なんでもよし!
5つのアトリエにわかれて、みんなで石を囲んでずっと制作してたんだ〜〜
この課題で今までといちばん違うのは
「〆切に追われない」ことだったんじゃないかな と、さっき友人と話した。
デザインの課題はどうしても、作品を「完成」させて「提出」させるために
一夜漬けで提出したり パソコンの使い方にばかり気を取られたり
そういうことが多かったけど、今回は、誤解を恐れずに言うなら「いつでも出せる」状態だった。
「提出する」ということじゃなくて、
「作品をつくる」ことに本当の意味で全員が向き合えたと思う。
僕自身がそうだったし ね。
色んな疑問とかもやもやを残してくれた授業でもあるけど
教授や友人の言葉を借りるなら、
「わかんないからいいんだよ」ってことかなあ
でも僕は、答えがなくっちゃやだけどね〜〜
さて!皆さんお待ちかね
友人達の「石」ギャラリーです〜〜
布を染めてその上にえがいてある作品!
基礎デの中で「立体」に最も近い形でせめてきてるんじゃないかなーって思った
存在感あって!
ブルーの幻想的な色合いがすきだ!
布を使った理由は、石の「てざわり」に着眼したからだとか?
一見やさしげな色合いですが・・・
とてつもない激しさ
そしてこの大きさである・・・・・・。
学科内最大級を誇る巨大さ。そのピースしてる子が描いたとは思えないでしょ(笑
アトリエに入りきらないから、外の吹き抜けで描いててさ。
「いつも違うね」ってみんなに言われたのが嬉しかったらしい。
もはや描く事がパフォーマンスっていうね
そんなかんじでまあ 言うまでもないけど
いい環境で描いてました
同じようでいて違うようなことで悩んで
それについて同じようでいて全く違う意見をかわして
果てしなくてつらくて楽しい そんな3週間だった。
オトギ
布石のような日々
FOR WORLD
今日は共通絵画の中間講評2日目だった!
この1週間、「石」をモチーフに、いろんなドローイングをしてたんだ。
ドローイングっていうのは、「試行錯誤」の跡みたいなものかな。
下書きっていうよりは、実験の軌跡のようなものだね。
どんな捉え方をしてもいい、というこれまでにないほど自由な授業だ。
デザイン科に入ってもこんなことができるなんて、
ムサビの「共通○○」っていいなって思う。素直に。
紙に絵の具で描く人もいれば、布を広げてそこにテープを貼る人もいたり、
ほんとうに自由で、他の人の物を見るのが楽しかった。
あっ!
アトリエの写真を撮ったらうっかりみんなの作品も入っちゃったね!
いやーうっかりだね!・・・苦情きたらそのとき考えるよ・・。
この左の列のが僕のね。
僕は石の「雰囲気」「オーラ」のようなものを捉えられないかなーと思って、実験中。
なんか、・・・・・あんまり納得いってないんだ。
表現の仕方が変わってるし綺麗だと言ってもらえた。
でもそう言ってもらえるってことは良いことなのかなー。
まあ、もっと時間つくらないとダメだなぁ
持ち帰りたいのは上から2つめと、今描いてるやつだけだな。
楽しかったことはたしかだ!
これが今描いてるやつ。もとい、完成させようかどうしようか迷ってるやつ。
今日も放課後やってきたんだけど、「石」ってとても難しくて、
何をしようか本当に困っちゃうんだ。
担当の教授は、当たり前だけど「個」のパワーが強くてとても面白い。
コメントはわかりやすく、豊潤だ。
ただ、それを鵜呑みにするのは教授のコピーになろうとするようなものだし、
どう消化するかまだ考え中なんだ。
デッサンには技法があるけど、僕は絵画には決まりきったルールなんてないと思う。
ナンバー1じゃなくて、「ベスト1」の考え方を探って探って打ち出す必要があるんじゃないかなあ。
でも、それってどうやったらできるんだろう。
「絵に『間』がある」と言ってもらえたのは、今後の指針になりそうな気がする。
何十人もの同年代の人たちと同じモチーフを描いて、
何十年も僕より多く生きてる人にコメントをもらって、
とても大切な時間を過ごしてるんじゃないか、って予感がする。
それはまだ手探りしてる状態なんだけど、
贅沢に時間の広がっていない今という時期に、自分がどれだけできるのか、
試してみたい。
オトギ
彫塑と弱み
FOR MUSABI
パンフレットの入稿が おわった・・・!
まだまだやることはたくさんあるけど、
ひとつ〆切を過ぎたあとのハッピーな空気につつまれて、今僕は幸せだ・・。
そうそう、彫塑なんだけどね
今日 講評でさ
すごい かつてないほどボロッボロに言われて帰ってきた!笑
やっぱり僕 ダメダメだな〜〜って思って帰って来たよ
そうやって思い知るのってイイよね
つらいけど、嫌いじゃないよ 思いあがらなくて済むから。
教員の方がおもしろい人だっただけに、悔しいけど・・・まあーいっか!
ダメだって気づくことに意味があるはずさ。
片付けをしたんだけどね。
石膏を台から切り離して、頭部が砂利の上に転がってる姿は
なかなか 壮観だった。
美大生って日常生活が絵になるからいいよなーってしみじみ思ったよ。
まあ、怖いんだけどね。
「必ず持ち帰ってください。あと産業廃棄物だから一般ゴミには出せません」
のひとことに、
みんな「彫塑がこんなにつらいと思わなかった」
「おうちに持って帰るまでが彫塑なんだね・・・」
ってつぶやきながらほとんどロッカーに突っ込んで帰った。
いや、半端じゃなく重いし、自立しないから飾るにも難しいんだ。
みんな作品への愛はあるんだと思う 愛は・・・・きっと。
入りきらなくてロッカーの上に転がってる子が何体かいたけど。
きっと持ち帰ると思う。
きっと。
来週からは絵画が始まる。
まあウダウダ書いちゃったけど、こうやって半日手を動かす時間がもらえるのは、
とても尊いことだと思ってる。
大した結果は出せなかったけど でも、そう思ってもいる さ!!
はは ごめんなさいっ
明日は展示の買い出しだ!
頭をデザインに切り替えて、寝よう。
それじゃ おやすみ。
オトギ
石膏はハンダゴテのおもひで
FOR STUDENT
共通彫塑が明日で終わるらしい。
共通彫塑 とは!
ムサビに通う全1年生が、彫刻をちょこっとかじる授業。
ちなみにきちんと単位とらないと卒業できない。
体育館のそのさらにおく、ほとんど屋外みたいなコンクリートの床の建物がある。
そんな建物があるってことを、僕は半年通ってはじめて知った。
8人くらいでモデルさんを囲んで、石膏を削ってる毎日だ。
すぐ傍がグラウンドで、シャッターを全開にしてあるといつも広い空が見える。
ムサビでいちばん風を感じる場所かもしれない。
当初は「すべての授業を無遅刻無欠席で出席しないと単位あげません」
の一言に、真夏の教室にダイアモンドダストが降り注いだものだけど、
みんな なんとか生活リズムをたもってやってるようだ。
石膏は たのしい。
でも、僕は壊滅的に物覚えが悪く不器用なんだ。
どれくらいかっていうと、中学の技術の授業で班の子にハンダゴテ持たせてもらえなかったくらい不器用なんだ。
ほら、困ってると「やってやるよ」ってやってくれる親切な人、班につき一人くらいいるじゃないか。
僕の場合は、その場の全員がそうだった。
病欠で完成が遅れてた僕の電気コンセントを、4人がかりでつくってくれたからね・・・。
ハンダゴテやりたかったんだけどな〜(ぼそっ)
世の中親切な人ばっかりだよね
おかげさまでなんとか生きてきたよ。
同じような状況が今僕をおそっている。
共通彫塑には 10人くらい教授がついていて
不定期にアトリエをまわって、ときどきアドバイスしてくれる。
一巡するとき1人にしか声をかけない教授もいれば、
全員に丁寧にレクチャーしていく人もいる。
僕も教授にアドバイスを頂いた。それは、いいんだ。とても、有り難いんだ。
でもね、僕の数え違えでなければ、10人中9人くらいに必ず声をかけられている。
「見込みがある」とかならいい自慢話だけど
みんな「首どうするの?」っておっしゃってくださるところをみると、
論理的に考えてそうとう首がおかしいんだな!ということになると思う。
というか論理的に考えなくてもおかしいよね!!
なんか、どんなに削っても正確にならないんだよね。
うう ん 正確にものごとをこなすのって なんて難しいんだろ・・・・・。
というわけで、僕は明日の朝いつになく早起きする予定だ。
執行部の仕事がおわったら寝よう。終わるかな・・・いや、終わらせる。
みんな、良い夢を。
オトギ
同じ明日
FOR MUSABI
今日はぐっすり眠れそう。
彫塑の一大行事、「石膏取り」が終わった!
基礎デのみんな、おつかれさま。
(石膏取り:粘土でつくったものを石膏って素材にかえちゃう作業)(多分!)
昨日・今日と、基礎デの子が泊まりにきててね
ずっとその子「彫塑たのしたった」って言ってて、
なんかそういうのいいなあって思った
一日の制作を「つかれた」って言っても「たのしかった」って言っても、
まあ疲れたからだのまま明日は必ずくるわけで。
僕も、助っ人さんにいっぱいお世話になっちゃったけど、
石膏取り楽しかったなあ
まだまだ、これからも彫塑はつづくけど。
そういう風に、ちゃんとプラスの部分をひろっていきたいな。
あと、一日の終わりに制作について誰かと話せるのも やっぱりいいことだなあ
自分にとってつらかったこと 楽しかったこと 考えたこと
いろんなものをお裾分けしたら、
「やっぱりつくるのすきだね」って答えがでる。
絵でも彫刻でもデザインでも
つくるってことは、つながってて
色んな方法でそれができること とても尊いなあって思った。
よし、明日もがんばろう!
オトギ
夕焼けの紫、石膏の白
FOR STUDENT
基礎デは今こんなことやってるよ!携帯の写真でごめんね
「共通彫塑」って授業だ。
前にもちらっと書いたかな
ムサビには
「共通絵画」「共通彫塑」「共通デザイン」って必修科目がある。
油絵科の人がデザインをやったり、
僕たち基礎デ生が粘土で人の頭部をつくれちゃったりする
これがとってもたのしい!
こういうの 決して得意ではないんだけど、
粘土の感触とか
真っ白な石膏の色とか
とても新鮮だ!
今日は石膏取り、という一大行事でね
夜8時までみんなで残って制作してたんだけど
外に出たら夕焼けが紫で
こんな遅くまでみんなと制作するのは、なんだか特別で
とっても素敵なことのように思えた。
明日も朝早いから、短いのが続くけど 今日はこのへんで おやすみ!
オトギ
変わらないものづくり
FOR STUDENT
今日・・ついに!深澤先生の講義をうけることができたよ〜!
そう、この
「未使用」iida INFOBAR A01 NISHIKIGOIクリアー済み | |
携帯電話 売り上げランキング : Amazonで詳しく見る by G-Tools |
INFO BARのデザインでも有名な深澤直人さん!
あんまりデザインで熱狂的に好きな人がいない僕だけど、
深澤さんの展覧会に行って感動したことがあるから、
とっても楽しみにしてたんだ!
実際の深澤先生はとてもお茶目で、講義中は笑いがたえなくて、和やかだった。
グループでやる課題もちょこっとでたよ。
「かわらないデザインを見つける」こと!楽しそうだなあ そういうの考えるの大好きだ!
時代はデジタル!
なんでもデジタル化されて、どんどん小さく、軽く、薄く、見えなくなっている。
そんな中で、僕たちにできることってなんだろう?
僕はさ、
芸術って、何かの「おまけ」「余暇」みたいに言われたりするけど
こういうことをしてると、むしろ芸術はすべてのものごとの始まりなんじゃないかなって
ちょっと思うんだ。
だって、ものをつくる、ってことは、とても原始的なことだろう
より多くの人に喜んでもらうものをつくる、って、すべての営みの原点なんじゃないかなあ
あっ、ちょっと話がとびすぎ?笑
もうちょっと深く考えるよ
デザインの輪郭 | |
深澤 直人 TOTO出版 2005-11-10 売り上げランキング : 17521 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
デザインのことを勉強したい!と思ってたら、この本をどうぞ!
深澤先生の文章は飾り気がないけど張りがあって、とっても読みやすかったことを覚えてる。
以前の記事で紹介した展覧会の本と合わせて読むと、
よりいっそうお楽しみいただけます。なんてね!
オトギ
la lune
FOR WORLD
□作品名:月光
□種別:授業作品/平面構成?
□材料:Mac/photo shop
今までふれてこなかった、「色彩論」という授業についてちょっとふれようかなと思う。
まず、基礎デの必修科目(この授業ちゃんとやらないと留年させるよって科目)には、
形態論
色彩論
言語表現論
表示方法論
デザイン論
というものがあります。
というか、ありました。
これにプラス、
僕は、選択できる範囲でフランス語とか哲学とかをとってるんだけど
その説明をきちんとしてこなかったので、
さらっと書いておいて・・・、
今日は色彩論にふれよう。
これは「同時形態による光の表出」という課題。
わかりやすく言えば、「おんなじ模様いっぱい使って光ってるように見せてね」って課題かな。
えっとねえ
多分、僕の作品、あんまりよくないです。
(笑)
自分の子だからかわいいんだけど。
でも オシャレで緻密で丁寧で、部屋に飾っておきたいようなもの創ってるコ、
いっぱいいるんだよ。(悔しいったらないね。)
でも気に入ってるものだけを載せてると、いつまでも授業のこと書けないから、載せちゃう。あは・・・
要するに、「これが基礎デレベル」とかは思わないでクダサイ。
って言いたいのね。悔しいけど。でも誤解されるともっと悔しいから書くよ。
さて!
この課題は、「色彩論のラスボス」と呼ばれている課題だったらしい。
「太陽の残像」
「同時対比」
「透明感の表現」
と、数々の課題を(影で)乗り越え
そこでつちかった能力(と根気)を試される・・・
そんな課題!
色の
置き方や形、重ね方や組み合わせによって、
見える物はまったく違うということに気づきなさい。
そんなメッセージのある課題!
――――だと思った。
うん、あくまで僕の感想だよ。笑
「色彩論」全体を通しては・・・こうかなあ。
「色」。
デザインにおいてとっても大事なこと。
デザインは、見てもらえて一瞬という世界。
ロゴも新聞の広告もCMも、一瞬で切り替わって行く。
だから一瞬でインパクトを与える「色」というものに対して、
もっと敏感になりなさい。
って、そういう「芯」が一本通っていたと思う。
あと、途中で加藤先生という女性の先生が講義をしてくださったんだけど、
「環境(風土)に適した色かどうか」を、デザインするときに考えて
ってメッセージは、とても印象深かったなあ。
「お花見のときに使うブルーシートを茶色にすることで、
桜の儚い桃色をもっと楽しむことができるんじゃないだろうか?」
と思ったから、
「茶色のシートをつくりました」
と写真を見せてくださったり・・・。
それをふまえて、
「目立つ色」なんて、環境によって違う。
赤い壁に貼る予定なのに、
赤い色が目立つからって、赤いポスターをつくっても、なんの意味も無いんだ。」
とか、考えたことが頭に残ってる。
総評すると・・・・
うん、最高にしんどくて、頑張れた課題だった!!
とりあえず今夜は乾杯だ!Bonsoir!
オトギ
What To Do?
FOR WORLD
原教授の「デザイン論」という講義が、昨日で終わった。
夏休みの課題がでたんだけど、
僕はその課題に感動した。
「震災にデザインができること」についてのアイデアを文章を書いてスケッチして提出
というものでね・・・!
何に感動したのかこまっかあく書くから、もしよかったら読んでっ。
これまで、この日記で震災には触れてこなかった。
それには理由があるんだ。
それは、僕がこの震災に対してできることは、
「震災がおこらなかったのと同じような日々を学生として過ごすこと」
だと考えてるから。
僕にはまだ、学ぶことが必要だ。
デザインで何ができるかとか、そういうことを考え実行する以前に
目の前のことに向き合い、これから10年も20年もその先も続く日本を支えられるように
日々を過ごすべきなんじゃないか
だって日本には、頼りになる大人がたくさんいるんだから。
・・・そう考えたんだ。
手羽さんが「ムサビの米山さん」ってエントリーでふれていたように、
「支援展覧会」が巷にあふれてるのも ちょっとやり方が違う気がする。
心と知性を感じるものも あるけど。
すごくデリケートに扱わないと、世間の気持ちを逆に風化させてしまうような気がして、怖い。
っていうのは、やってみろって話なんだけど。
でも悲しいと思うのは、お客さんとしての意見だから、いいでしょ。
もういっこ。
原教授は度々、講義のなかで震災についてふれてらして・・・
デザイナーとしてどうしていこうか、とおっしゃっていた。
そこにきてこの課題。
やっとできることができた! っていう気持ちと
原教授の「できること」はこういう形になったのかあ!って気持ち
ふたつが混ざって感動した。
今すべきことはきっと、
意識し続けること。
ニュースに慌てるのではなく怯え、
忘れることで落ち着くのではなく、覚えておくことで安心する。
とても難しくて、やりがいがある。
レポート、がんばろう。
オトギ
平成浪漫
FOR JAPAN
□作品名:ヒトノ間
□種別:『形態論』課題作品/写真/レポート/デザイン
□材料:写真/Mac/illustrator/photoshop
さて、以前違うテーマで形態論のレポートを書いたことがあるけれど・・・
今は「私にとっての日本的とは何か」というテーマでやってるんだ。
そのとおり、自分の身の回りから「日本」を感じる物を探し、
写真と文章によってそれを人にプレゼンテーションする、という課題だった。
近年、ひそやかに消えゆこうとしている日本の文化。
本当に消えてなくなっちゃうのかな?消えてしまっているのかな?
という疑問への答え探しをしながら、文章を書いた。
僕たちのからだにしみついて、離れない、本当の意味での「文化」とは何か。
これが僕の出した答えです。
今回から教授が交代しまして・・・・なんとも、アクの強い、おもしろそうな方です。笑
「考える、ということに重点を置いた課題です」という発言に、
「考えるのは趣味」と公言する僕は心でガッツポーズしたわけですが、
今回はちょっと悔しさが残るなあああ。
たとえ「考え」に重点を置くとしても、デザインを学ぶ身としては、
もっとビジュアルに惹きつける魅力をつけたいところだね。
とはいえ、今の僕の力じゃこれがベストなことには変わりないけど。
さて!!今回は!!
前回のお約束とおり、友人にお願いして写真を撮らせてもらいました〜。
こんな作品もあったのだよ!!
「お米」に着目した作品。作者は留学生です。
かつて、外国人が日本の稲穂を見て日本を「黄金の国」と称したくらいだから、
やっぱり、日本とお米は切っては切り離せない文化だと思うなあ。
外から見ると、日本ってこうなんだね〜〜。いいかおだ。笑
出典:小島小鳥「未来ちゃん」
「履き替える」という仕草に着目した作品。写真の撮影も自分で!
空間を区切るのではなく「仕切る」文化のある日本ならではだなあ、と思った。
具体的な物を置くのではなくて、何か別の物を違う物に「見立てる」ちから。
ほんと、昔の日本人って、想像力豊かだったんだなあと思うんだ。
他にも、線香花火や錆、風鈴やお弁当・・・などなど、
いろんな「日本」をそこに見ることができた。
日本文化の不思議なところは、年齢を重ねるごとに心地よくなることだね。
日本のもっている文化の「色」は、本当に奥ゆかしくて儚いから、
きちんと守っていきたいなあって、そう思った。
なにもね、もういちど、着物を着て、下駄をはいて、お茶しか飲むんじゃないとか
そういうことを言いたいんじゃないんだ。
ただ、僕たちの何気ない生活の中に
昔の日本人が織り込んでいた「うつろいを楽しむこと」くらいは
思い出して、寄り添っていけるんじゃないかなあって
寄り添ったっていいんじゃないかなあって
そう思ったんだよ。
オトギ
明日はオープンキャンパスかあ!
わくわくだね。
うまれるかたち。
FOR WORLD
〆切明けに飲むミルクティーはとっても贅沢。
そうです、形態論のひとつめのプログラムが終わりました。
というわけで、こことここで言ってた形態論レポートやるよっ
ところどころに僕の意見を交えます。
ただこれは「正解」ではなくて、あくまで僕が、こうかなあ〜と考えた一つの「返答」としてとらえてください。
形態論1[トランスフォーメーション]
その名の通り
全員が同じ一つの形を出発点に、まったく違う別々のすがたへと変化させる課題でした。
(だから某さんとつきの言ったように、名前のままですね。
つきの「固定観念をこわす」というのも近いように思います。)
求められるのは作業の正確さと丁寧さ、そして発想の斬新さ。
頭をつかうけど、実はどこまでも自由な課題だったと思う。
やりたいだけやっていいよ!ってかんじ。
さて、そういう課題だったんだけど、そこにプラス!
僕は、「見たことのない新しい形」+「美しさ」をどこまで追求できるか、が求められていると考えて制作しました。
オリエンテーション→教授とアイデアの相談→プレゼンテーション
という3段階のプロセスを3回繰り返し、
作品を3つ制作しました。
①市松模様に、いくつかの決められた変換方法を用いて最初の形と全く違う姿へ変形させる。
ちなみにこれ、切り絵です。みんな切り絵ね。
僕は自然界にある曲線が好きだから、それをテーマに変形させました。
これは・・・求められていることに応えきれてないんだよね。
左上から始まって、一番右上の姿が最後の形なんだけど、なんともありふれている。
全体的に遊びが足りない。
すっごいカッコいい切り絵してる子たくさんいたんだけどなあ・・・紹介したいなあ
今度からお願いして写真撮らせてもらお。
②10㎤の立体をつくり、いくつかの変換方法を加え五段階に変形させる。
そして5つ目の形を立体作品として制作する。
①みたいに今度は立方体を変形させて・・・
その最後のかたちがこれ。
ここでもう一度求められてることを考え直した。
見たことのない形、自分の思う美しい形を追求できたと思う。気に入ってる。
人からは
「DNAっぽい」「今日の曇った空みたい」「イモムシ」「生クリームしぼったとこ」
とか言われたよ。
変に偏らなかったところをみると、狙いは成功かな!うれしい。
ただイモムシは納得がいきませんいとうさん!あはは
教授からは「もっと軽やかな布をつかったパターンも見てみたかったかも」と言っていただいた。
たしかに、動きを出すのにこの布は重たいかも。
③②の立体作品を撮影し、図録を制作する。
写真枚数の指定と、サイズ以外はデザインが自由だったから、
美術館のパンフレット風につくってみた。
それによって文字の組み方とか、いろんなところに気を使わないといけなくなるんだけど、
挑戦的な姿勢や裏表紙の文字組みに関してはよい反応をいただけました。
た〜のしかった〜
イラストレーターとか全然つかったことなかったけど、
いろいろ挑戦できてよかった。ただ、もっと遊んでもよかったかもな。イラスト入れたりとか。
全体を通して、制作への姿勢も徐々によくしていけたし、
美しいってなに?かたちってなに?って考えられた。
あと、課題の楽しみ方がちょっとわかった。
なにごとも「こんなことやっても意味なんてないじゃん」って言うひとはいるけど
意味はあるかどうかじゃなくて、つくるかどうかなんだよね。
制約の中でいかにして遊ぶか・・・!
と、まあこんな感じかなあ。
写真撮影すごいたのしかったっ
ただ僕は、正確にものをつくったり丁寧に仕上げたりすることをもっと気にしないとなあ。
あと、今日のプレゼンだめだった!下準備しっかりしよう。
そんなわけで、達成感とほどよい反省を胸に、
僕は作品をつくろうかなって思います。
オトギ
あ、twitterはじめました。@fantasia31でやってるよ。
お役立ち情報:ひとりよがり が2:8くらいの割合でつぶやくつもり。笑
ムサビ日記のオトギというより、舞台裏のオトギになるかなあ。
それでもよかったらフォローしてね。
・・・フォローしてね、ってなんかこそばゆい。