リアルなムサビの日常を
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トンカチだと思っていたものがハンマーだったので僕の腕はもう駄目です。
FOR MUSABI
ライトノベルみたいなタイトルを目指してみた。
内容は全然ライトじゃないけど〜
今日は5枚のキャンバスに20本の木材を打ちつける作業の日だった。
離れを掃除して、窓を開けて換気して、必要なものを運びこんだら、なんちゃってアトリエの完成だ。
順調に20本の木材に色を塗って、かわくのを待ちながら、
春の日差しをあびて和菓子みたいな可愛い夕焼けを見た。
そこまではロマンチックだった。
トンカチがものっっっすごい重くてね、釘を8つ打ちつけたあたりで腕がしびれだしたんだ。
そんなバカな!高校のときにもやったけどそんなにつらい思いをした覚えはないぞ!
貧弱になってる自分を認めたくなくてそのままもう8本打ちつけた。
息切れした。
打ちのめされながら晩御飯を食べに家に戻ると、ほどなくして父が帰宅した。
軽いトンカチあるか聞いたら、半分以下のサイズのスペシャルトンカチ出てきた。
まけそう…(嗚咽)
オトギ