リアルなムサビの日常を
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文旦、蜜柑、すみれの花の砂糖づけ
FOR MUSABI
展示の際に頂いた差し入れの文旦が、部屋で香っている。
「文旦」ってなに?って思われる方も多いことだろう。
僕も知らなかった!
突如として展示場の棚に6つの黄色い果実が現れるまでは…!
展示を一緒にやってた子の中に、やたら蜜柑を食べさせようとしてくる謎の女が居るんだけど、
「うわっ、また奴の仕業か…!」って思ったら差し入れだった。
一瞬グレープフルーツかと見まごうような立派なサイズ感と、檸檬みたいに鮮やかな黄色。
でも「ぶんたん」って言うんだって。
おいしい。
あと、今日は本を売ったお金で江國香織の「すみれの花の砂糖づけ」っていう詩集を買った!
ごはん屋さんでサクッといっきに読めた。快挙。
江國香織さんは、大学に入ってから読むようになった。
会う人会う人「江國香織とか好きそうだよね〜〜」って言われるから気になって…(特に好きじゃなかった…)
なんかちょっと思ってたんとちがう…と思ったり、あ、わかるわかるって思ったり、
あ、やっぱわかんないわ、って思ったりしたけど、やっぱり女の人の書く女の人の気持ちはまっすぐでいいなあと思う。
口の中で、果物の酸っぱさとすみれの甘さが混じって、なんだか春のあじ。
オトギ
オトギさん、こんばんは!
去年の8月頃にコメントさせて頂いた、冴えないです。
私、あのとき偉そうに、
「推薦で合格して、オトギさんの後輩に!」
...なんて書いたのですが、
推薦も、一般も、私の力不足で
基礎デへの一方通行片思いに終わってしまいました。
しかし、第二志望の学科に補欠としてですが
選んでいただけることができました。
本当は、その補欠の合否が出てから
コメントさせて頂こう...!と思っていたのですが、
今日の日記のタイトルにもある、
「すみれの花の砂糖づけ」は、私も読んだことの
ある詩集でしたので、なんだか嬉しくなって
コメントさせて頂きました。
いろいろ、オトギさんに伝えたいような気持ちが
私の奥底でもやり、もやり、としているのですが、
今はどうにもまとまらないので、
またコメントさせて頂こうとおもいます。
それにしても、
コメント欄にてこのような
ぐだぐだとした乱文を綴ってしまい
申し訳ないです><
それでは、失礼します。
投稿者 冴えない : 2013年02月27日 01:01
おお〜〜おひさしぶりです!さえさんだ!
基礎デ、今年は競争率が高かったとのことで、激闘、おつかれさまでした。
ふむふむ〜。そうだったのか!それは悩ましいねぇ。
でも、さえさんが考えて納得して選んだことになるなら、申し訳なさを感じる必要はないんじゃない?と思うかな。
一般で入った友人が言っていたことで印象的だった言葉で、
「けっきょく、自分に合った学科にだけ選ばれてるような気がする」というのがあって。
僕はなんでも自分で選びたいと思ってたんだけど、その言葉を飲み込んでからずいぶんと気楽になったようなところがあるんだ。
自分で飛び込むんじゃなくって、呼ばれることもたしかにある。
さえさんも、もしかしたら、その第二志望の学科に「呼ばれて」いるのかもしれないね〜。
あ、でも、今後の状況の動き方次第だね。良い方に進みますように!
すみれの花の砂糖づけ、よかった!素敵な春になりそう。
さえさんも、また何か思いつくことがあれば書きにきてね。
言葉にしたいと思ったときが、良いタイミングなのだと思うので。
投稿者 オトギ : 2013年02月27日 22:18
オトギさん初めまして。今年、ひょっこりと視デに合格してしまった唯という者です。
ムサビに入学するに当たって不安なことがあるので相談したいと思いコメントさせていただいています。
部活で描いていた作品や受験対策で描いた作品に共通して言える問題が2つあって、それでずっと悩んでいます。
それは「アイデアや考えたことを形にできない」「完成させることができない」ということです。
根本的すぎてそれができないならものをつくることなんてできないよと思われるかもしれませんが・・・
良いものをつくりたい、という思いはあるのですがいつもいつもちゃんと伝えきれずに終わってしまうのです。形にできるようになるよう普段からおもしろいものを見つけたら「これを使ったらどんな作品がつくれるかな?」ともやもや考えてもみるのですがやはりうまくいかずごちゃごちゃ考えただけで終わってしまいます。
2つめに関しては自分でもなぜだかわからないのですが、作ったり描いたりしている途中で突然頭が全く働かなくなってしまうのです。しばらく作品から離れたり、違うことを考えたりするとまただんだん働き出すのですが。
また、制限時間があったりすると終わりごろには間に合わないかもしれない、と怖くなってまた働かなくなったり、「うまくいくかもしれない」、と思っても「でもうまくいかないかもしれない」と思ってまた怖くなってはたらかなくなり、結局終了時間が来るまでただ作業を続けて完成っぽく見えるだけの作品になってしまいます。
このようなことがたくさんたくさんあって、何もかもうまくいかなくなるうちに、だんだん「自分は本当は描いたりつくったりすることがすきじゃないんじゃないか?」とか、「頭が働かなくなるのはただ飽きているだけなんじゃないのか?」とか、悪いことばかり考えるようになってしまって辛いです。
受験のときもそんな感じで、自分で完成させられずに提出してしまったので絶対だめだと思っていたのに受かったので驚いています。
でも受かったのはやっぱり何か縁があるからなんだろう、と思ってこの際入る前にこの悩みを誰かに聞いてもらおうと思い相談するに至りました。
こんな悩みを持っている人間でもムサビでやっていけるでしょうか。
また、こんなことで悩んでいるムサビ生をオトギさんはどう思いますか?やっぱりだめな人だと思われるでしょうか。
いや、だめな人だなんて思われたくないですが;視デで本当にがんばりたいです
長文すみませんでした。
投稿者 唯 : 2013年02月27日 23:35
唯さんこんばんは。ちょうど過去の日記を振り返ろうと寄ってみたら、
コメントが見れたので、めずらしく即レスしようかなと思います。
つらい夜はできるだけ少ない方がいいと思うので。
まずは、合格おめでとう!
最後の質問に早速答えるけれど、僕はあなたのことをだめだとは思いません。
悩んでいることがだめ人間ということなら僕はもうダメダメのダメ人間ですしね(笑)
悩むのはゆずれないものがあるからです。いいことですよ。
長くなってしまうかもしれませんが、ひとつずつ書いてみましょう。
「こんな自分でも良いのかな?」って思ってるんですね。
唯さんが最初にあげた「形に出来ない」「完成させられない」ことについて考えてみます。
この2つ、唯さんと完璧に重なるとは思いませんが、僕にもよくあります。
考えるけど形にできない、というのは…最近、頭でつくる部分と、手でつくる部分がちょっと違うのかもしれないと思うことがあるんです。
「ああ、こういうものをつくれば絶対におもしろい!」ってまず言葉で納得するんですが、
「おもしろいだろうなあ」と思う気持ちと「つくってて楽しい」って気持ちはちょっとズレてるんですよね。
「つくってて楽しい」っていう自分をうまいこと遊ばせて、たまに初心にかえって軌道修正すると、いいものができます。唯さんはどうでしょうか。
まず、「つくってて楽しい」を見つけたらどうですか?
それは素材でも方法でもモチーフでも、なんでもいいのですが、よりどころとなるものが何かひとつでもあるといいかもしれません。
ものをつくっているのは何に幸福を感じたからなんですか?
完成させられない、というのは、たぶん、制作のスピードと制限時間が合ってないんじゃないですかね。それは、そんなに悪いことかな?と思ってしまいます。
僕も課題の〆切に追われているときなんて、「あと一週間もあればベストを尽くせるのに〜」とよく思います。
まあ、「甘えてるなあ」とも思うんですが…。
「つくらなければいけない」ものとは別に、「つくりたければつくればいい」と思えるものを、めいっぱい時間をつかってつくってみたらどうですか?
「遅い」ということは別に悪いことじゃないはずです。
だって、「制作のスピードをあげる」ということと「作品の完成度をあげる」ということは別問題でしょう。
唯さんに合ったスピードというものを一度見つけてみるといいかもしれません。
唯さんは完璧主義者っぽいですが、「うまくいかないかもしれない」ことを楽しむ気持ちがあれば、いいかなと思います。
コメントから察するに、
・作品の為に悩む労力と時間を惜しまない
・絶えず手を動かしていられる集中力がある
・「ほんとは好きじゃないのかも」って思えるくらいのめりこんじゃう
いいところがありますよ。
「こんな自分でもいいのかな」と思っている友人はちらほらいるんです。
きっとそう思ってる新入生もたくさんいるでしょう。
僕がそうだったように…(小声)
あなたのつくるものを好きだと言ってくれた人のことを思い出してみてください。
それを信じてみたらいいんじゃないですかね。
なんせ、もう試験管によって、ムサビにくることを許されているのですから、
唯さんも許してあげていいんじゃないでしょうか。
あ、
ムサビはつくることに悩むのにもってこいの場所ですよ。
えら〜い教授は人生相談も受けてくれたりするし、
同じように「ここにいていいのかな」って悩んでる友人と討論だってできるし、
パン屋のパンはおいしいし!(関係ない)
ま、
受験も晴れて終わったことだし、あなたの好きなうつくしいものを見て、
よい準備期間にしてくれたらいいなあと願って終わりにします。
長くなっちゃった〜〜
投稿者 オトギ : 2013年02月28日 01:38
こんばんは。
長文ありがとうございます・・・励みになります。
わたしのまわりには同じ悩みを抱えている人があまりいないので不安だったのですが大丈夫なんですね みんな悩んでいるんですね
とりあえず楽しそうなことをしたい!と思い、最近ダンボール切ったり折ったりして遊んでいます あと何も考えずにすきに絵を描いてみたり。
やっぱりものつくること自体は好きみたいで少し安心しました。
頭の回転は果てしなく遅いですが!まだまだ不安なことはたくさんありますが、ものづくりが好きな気持ちを忘れずに入学まで楽しく過ごそうと思います。
ありがとうございます。
投稿者 唯 : 2013年03月03日 22:00
こんばんは〜!
うん、親睦会のときとか、最初の課題の講評の日とか、けっこう不安な空気があったよ!
というか、僕がそうだったから(笑)断定的に書いちゃったのもあるかな。すっごく緊張したなあ…
僕の高校の時の恩師が、「もうこれ以上やりたくない、大嫌いだ、もうだめだ」と思えるくらいやれるものじゃないと、
好きとは言えない、というようなことを言っていて、あー、そうだなあ、と思ったことがあるんだ〜。
僕も、「幸せでたまらないからやっている」というよりは、
「こんなにつらいのにやめられないから好きなんだろうなあ〜」と自分を疑ったり信じたりしながら美術を学んでいるような感じで。
うーん、唯さんの言いたかったことをいくらか取りこぼしてしまったかもしれないけど、
ちょっとでも新生活にわくわくしてくれていたら嬉しいです。
投稿者 オトギ : 2013年03月04日 00:00