上野の森へ

FOR MUSABI


生まれてはじめて、芸大に足を踏み入れた感想は

「森!?!?」

でした。


ムサビに来た時も「うわあ、芝生あるし、孔雀いるし、なんていうか、自然がいっぱいだな〜〜!」くらいには思ってたんだけど、
芸大は「そんなに生やすの!?木!!?」ていう驚きがあった…。

えーと、感想は、大きく分けて3つ!
・ひとり一部屋っていいなあ!!
・ひとつひとつの作品が大きくて、量があって、はちゃめちゃだなあ
・でも<渾身の一撃>っていうよりは、<とりあえず最終回>という感じなんだなあ

というかんじ。
ひとつめはそのまま、割り当てられるスペースが圧倒的に違うことに愕然とした…。
部屋に入れば1部屋ぜーんぶその人の世界一色で、ひたって見ることができて素敵だった。
真っ白い立体を飾るのに、一筋の光もささない真っ黒な道をつくって、おどろおどろしいBGMをかける人とかもいて、
展示の演出のしかたにも手がこんでた感じ。ほんとに展覧会みたい。

あと、エグイものは徹底的にエグイ…
ほんわか系はムサビにもあったけど、こ、ここまでやっちゃうんですか…っていうくらいエグイのがあって衝撃的だった。

最後のは、これはムサビと比較して思ったことなんだけど…
ムサビの人の展示は「もう一生やらないかもしれないし、ここにすべてをこめる!」みたいな感じで、
芸大の人はこのまま作家活動を続けて行く「余裕」みたいなものが基本的にある、って印象をやんわり受け取った。
余裕っていうか…いや、ぜんっぜん 手をぬいてるわけじゃないんだけど。
なんていうんだろうか。ムリに傑作をつくろうとしてない感じがして、アレッてなったんだ。

さあて、人の作品はともかく、自分の展示の本をつくるぞーー!!
ってなる予定だったんだけど…、
けっこう楽しんで帰って来てしまって、普通に疲れて、なんだろうな、途方に暮れている…。


オトギ

投稿者:fantasy : 2013年01月29日 23:30

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