リアルなムサビの日常を
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怠慢は濡れた光
FOR MUSABI
ツイッターのうんぬんかんぬんってアカウントで、
知りもしない赤の他人をどんどんフォローしてるんだけど、そのタイムラインで見た
「せめて言葉にできたら楽なのになあ」
というつぶやきが、ずっと心にひっかかってる。
僕の、言葉にならない鬱屈を拾いあげてもらったような気がしたんだ。
せめて絵にできたら楽なのになあ
せめて映像にできたら楽なのになあ
せめて彫刻にできたら楽なのになあ
「こんな気持ちは作品にぶつけて綺麗さっぱりなくしてしまいたい!」
手が指が頭が 思うように動かない日に限ってそう思う
一向に続かないテキストファイルを目の前にして、頭は熱くても指ばかり凍えていく
何か書きたいことがあるはずなのに言葉にならない。
何かとても大事な時期にいるはずなのに
書き留めるタイミングは今この瞬間であるはずなのに
思うようにかたちにならない もどかしさ。
そのとき形にしたい気持ちは 有り体に言って あまり見栄えのいいものじゃない
ずるしたい気持ち
だらけたい気持ち
いじわるしたい気持ち
雑踏のど真ん中で泣き叫びたいとか そういう
はた迷惑な美学に基づいた我が儘だ。
でも根ざしている。
どんなに健康そうに笑っていても奥底で
僕のだらしない感情は、鍋の底の闇のように震えている。
そんなみっともない自分をいつもわかっている。
それでも時には目をそらしてしまう。
蓋をして、なかったことにしてしまう。
きちんと目をそらさないで見つめる為に、
其処にいる自分をまるで美しいもののように言葉の中に閉じ込めてしまいたかった。
(標本に虫ピンでとめられた虫の死体みたいに。)
オトギ
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投稿者 ドラドラ : 2012年10月09日 22:21
いいね いただきました!
投稿者 オトギ : 2012年10月12日 22:06