やさしいがまわる

FOR WORLD


今日は展示用の本を増刷してハティフナットに持ってった
夜に・・・・。

ちょうど忙しい時間帯だったようで、いきなり行ってしまったことに反省し
お昼ご飯もそこそこに ずっと本をつくってたから おなかが限界だったのもあり
勢いでネパール料理のお店に入った。
たとえるならオシャレな美大生のおうちでオシャレにナンとカレーごちそうしてもらった、
かのような・・・・洒落たカフェだったのだけど

ひとりラーメンならぬひとりネパールデビューか・・・・」と

よくわからないセンチメンタルに襲われる
(僕はふつうにカウンターでラーメン食べます)


そのまま電車へ乗るも このとき既に時刻は21時
車内は通勤帰りのおじさま方で満員である
「もう・・・・ゆるしてくれ・・・」とうなだれる僕
すると、左斜め前の席が空いている
しかし、僕の位置からは遠いので 諦めて目を閉じる

すると
左側に立ってる長身のアメリカ人っぽいお兄さんが
「sit...」と笑顔で席をゆずってくれるではないか!!!

片言の英語で「て、てんきゅー・・・!」と返して
吸い込まれるように座席に座った。
じぇ、じぇんとるめん・・・・。
と思いながら浅い眠りにつく。

世は情けである。

そして停車駅寸前でふっと目が覚め、何気なく足下に目をやると

その紳士のひとの足に、足首を一周する大きい痣のようなものがあるように見えた。


えっ えっ

である。


もしあれがキズなら じぇんとるめん どころではない ゴッドである。


降りる時にもう一度お礼を言えば、やはり爽やかな笑顔で見返してくれた。


うっ・・・イイ話・・・・(台無し)


おそらく僕は、疲れた顔をしてたんだろうなあ。
別に僕はご老人でも妊婦さんでもないし、目の前の座席が空いたんだから、
何の気兼ねも無くすわって良かっただろうに
随分 心の広いジェントルマンだった。


通りすがりの人に、当たり前のように優しくできる人に会うと
自分も優しくしたくなるね。
そんなことを久しぶりに、思った話。


オトギ

投稿者:fantasy : 2012年09月20日 23:16

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コメント: やさしいがまわる

オトギさんのタイトルにはいつもそそられてしまう。なんだろなんだろ って本文に早く触れてみたくなる私です。

今日、席を譲っていただいたのは、たぶんね、過去に気持ちの余裕があるときのオトギさんが、誰かを思いやることが出来たことが廻ってきた、またはオトギさんの大切なご家族が人様にご親切にして差し上げたことが、めぐり巡ってオトギさんのもとへやってきた、のかも。んー、もしかしたら、オトギさんのご先祖さまの善い行いかも。
ご親切を有り難くいただくオトギさんも、可愛らしいです。

子どもが小さい頃に『しんせつなともだち』という絵本を繰り返し読みました。心やさしい子に育って欲しい、との親の願いを込めながら読みました。
我が子の心のかたすみに、『しんせつなともだち』のお話しがちょっぴりでも残っていますように。そんな懐かしいことを想いながら、今日の日記を読ませていただきました。
私の心がほっこりしました。ありがとう。

オトギさん、今日もいちにちお疲れさまでしたね。おやすみなさい。

投稿者 ももら : 2012年09月21日 00:19

すごーく丁寧に読んでくださってありがとうございます

て、照れます!(笑)

タイトルは、たくさんのメッセージの名前ですから
どんな風に呼んであげようかなって考えるのにけっこう時間がかかります。
レポートみたいなのは、わかりやすさ重視で素っ気なくつけてしまうのですが。

毎日いろんなことがありますが、
つらいときは同じくつらい思いをしている人の心が癒えるように
たのしいときはたのしいことをお裾分けできるように
言葉を重ねていけたらと思います。

投稿者 オトギ : 2012年09月22日 23:13

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