リアルなムサビの日常を
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走る文字、囁く文字、香る文字。
FOR STUDENT
悪夢の補講週間が終わった・・・・
ていうかこんなの補講週間じゃなかった
永遠に続くメインディッシュだった
もうむつかしいことなにもしたくにゃい
昨日までのあらすじ:
タイポ終わった!僕の作品はこんなん!
(あらすじとは粗い筋書きと書くのだ)
というわけで友人達の作品ですね。
僕の独断と偏見と趣味嗜好にもとずいたチョイスをとくとご覧アレ!
まずはこのひと!
タイトル「いちについて」
曲名:ベルベッド・ワルツ
どんどん自分の目が文字を追うスピードがあがっていっちゃうような
転がりながら読んでくようなすごーい「ひっぱるちから」のある文字組だなあと思って
なんかびっくりした
この子は文字だけで組んでた
タイトル「夜を抜ける」
曲:とぎ秀樹のSilent Emotion
胸のあたりがざわざわするような文字組。
小さい文字が密集してる様子は、同時に色んなヒトに囁かれてるような感じがして
めくってくのにドキドキした。
紙も透ける紙とかいろんな工夫をしてて、個性ばっちりって感じでなんか素敵。
さいごにっ
タイトル:「プリズムの中見る夢は 甘く残酷で時々せつない」
曲は
プロコフィエフの「つかの間の幻影 作品22」
演奏者:ジョルジ・サンドール
本から雰囲気が香ってくるような作品だ〜〜〜
そしてこれがぶっちぎり1位の作品。
蛇腹折りなんだけど 表紙も和紙みたいなやさしい質感のに印刷していて、
机の上に置いてある雰囲気や、めくってくときの安定感がやっぱりひと味違った。
この2番目のやつみたいに文字組も詩から文字数を練っていたりと、
文字って塊のもつ形の面白さが伝わってくる作品だった と 思う。
いいなあ、この紹介したやつ全部ほしいなあ〜〜
昨日の繰り返しになるけれど
「言葉」というものが「文字」になることの魅力を学ぶことができたと思うんだ。
どういう方法で文字を表現するのか 本当に狭い範囲でしか知らなかった。
でも、こんな風に友人の作品を見て
「スピード」や「人の気配」や「かおり」を感じることができた。
自分の詩を刻むことで、言葉というものを意味だけではなくて、
視覚的に美しいかどうか という目で見つめることができたことを、
本当に幸運だと思ってる。
あと、この授業、ほんとに基礎デっぽいなあ、と思う。
タイポグラフィで「音楽を表現する」なんて、
お手本のまったくない(参考作品はあれど)授業課題は
みんな手探りで、ずるのしようがなくて、くるしくて
とてもやりがいがあって、楽しかった。
この授業、とってよかったな。
まあ、製本きったないからまたやり直すんだけど(笑)
もし機会があれば、読んでほしい。
そんな感じで タイポ特集はおしまい!
協力してくれたひと、ありがとう!
オトギ
タイポグラフィーなんて言葉自体、初めて知った私ですが、オトギさんの説明と何点かの課題を拝見して、それはそれは魅力的な世界だなあとひき込まれました。
この年になっても、良く知らないすてきな世界が、何ていっぱいあることでしょう。
これからもたくさん学んで、おもろいこと教えてね。
投稿者 ドラドラ : 2012年07月15日 00:12
見られる機会があれば、読みたいな!
・・・
素敵な課題ですね!
あ〜っ、そしてセンスの問われる課題だこと!
投稿者 ザラメ : 2012年07月15日 00:17
オトギ様、おはようございます。
課題、お疲れ様でした。
オトギ様のも、お友達の作品も
見られる機会って、ないんですか。
本の形でぜひ見たいものです。
タイポグラフィで思いだしたのですが、
昨日の「デザイン あ」の「デザインの人」が
ムサビOBの書体デザイナーの方で、
好きな書体は(名前忘れましたが;)、本のページにしたときに
長い文を読んでいても疲れない書体だと言っていたのが、
残っています。
確かに書体ひとつで、立たせたいところ、流れていくところがわかりますね。
投稿者 yukihaha : 2012年07月15日 08:29
私自身、中学の時の必修クラブでイラストクラブだったのでsが、
その頃から高校生くらいまで、その当時は「レタリング」と言うものに惹かれ、自分で色々と書いていたのを思い出しました。
高校時代に新聞部だったときも、手書きの校内新聞でレタリングをしていました。
その後カリグラフィーを習いたいと思ったこともあります。(実現せず)
だからオトギさんのエントリーに興味津々!
ただ、特別支援教育に携わるようになり、LDやディスレクシアなどの場合に明朝体よりもゴシックの方が読みやすいとか、一番見やすいフォントの最大公約数(?平均値?)は22ポイントと言うことなどを知り、芸術性とそれによって読みづらさを感じる人(子ども)たちがいると言うことにちょっと色々と考えるところがあります。
カリグラフィーを見てステキ!と思った反面、パッと見読みにくいな、と思ったこともあるので・・・。
芸術とノーマライゼーションって、相反するのかもしれませんが、逆に芸術の力によってノーマライゼーションとかバリアフリーが実現されるといいなあと思ったりもしています。
投稿者 poncho : 2012年07月15日 11:35
芸術とノーマライゼーション・・・難しい課題ですね。
自分が若い時は美しさが一番!と思っていたけど
ノーマライゼーションに片足入れかけた辺りから悩むようになりましね。
・・・・
でも美しいモノは気持ちよいのでイイのだ!!!
投稿者 ザラメ : 2012年07月15日 13:52
>FOR ドラドラさん
僕も、言葉が好きだと言いふらしてるくせして、
こんな世界を今まで素通りしていたことを悔しく思いましたよ。
びっくりのおすそわけです!
>FOR ザラメさん
ほんとに センスが・・・(疲労)
でも、努力すれば必ずステップアップできる、そんな分野だと感じました。
いや、何に置いてもやはり そうなのかもしれず。
詩集、展示でもできたらいいなあと考えてます。ちょっとだけ。
>FOR yukihahaさん
今回の課題を受けて、書体にも関心が向いてるんです・・・
文字からなにまで自分でつくれてしまったら(それはそれは魂を削りそうですが)
きっと素敵ですね。
もし本を展示する機会がつくれればまたお報せします。
>FOR ponchoさん
今回の課題ではB0のポスターでも6ptの文字を使う人が多かったです。
音楽を感じる空間をつくるのに適していると判断する人が多かった、ということだと思います
また、教授はポスターにありがちな、目立つためだけにただ大きい文字 というのを敬遠されていました。
「ほんとうに美しいものならば人は立ち止まり、読む。
大事なのは魅力があるかどうか」というようなことをおっしゃっていましたね。
これが返答になるのかはわかりませんが授業の主旨としてわかりやすいように思えたので、一応書いておきます。
ものをつくる上でどこまで「美しさ」を追及できるかということはとても重要なことですね。
どちらかを選ぶというよりは「美しい」ということを大前提に据えられるような考え方ができるようになれたらいいなあ、
と この授業を経て思いました。その上でみやすい、つかいやすい、というような・・・。
そんな考え方を。
投稿者 オトギ : 2012年07月15日 21:46
B0のポスターで6ptですか!
神経が隅々まで届いてそうですね。
「音楽を感じる空間」・・・すてきなテーマ。
やっぱり見てみたくなりますね〜〜。
投稿者 ザラメ : 2012年07月15日 22:15
B0で6ポイントのポスター!
詩集というか、本を想像していました。
ポスターとなると、教授のおっしゃった意味がわかる気がします。
いかに目に留まるか。
興味を惹くか。
文字もデザインの一部として。
オトギさんオリジナルフォントも楽しみにしていますw
私は自分ではできないので、フリーのフォントをいくつもダウンロードしてインストールしてあります。
自分で作れたら楽しいでしょうね。
(産みの苦しみはあるかもしれないけど・・・?)
投稿者 poncho : 2012年07月16日 15:12
ひとの作品のせていいのですか?本人に許可取りましたか?
投稿者 すがり : 2012年07月16日 19:08
>FOR ザラメさん
B0のポスターが一挙に並ぶ様子、お見せしたかったです!
>FOR ponchoさん
ん 何やら誤解があるかもしれないと感じたので念のため補足します。
今回載せている作品については詩集になります・・!
ぬおお オリジナルフォント 2年生のうちに何かつくれたら・・!
(などと公言してみます 笑)
>FOR すがりさん
ご心配いただいて ありがとうございます。
すべて許可はとってあります。データも本人に直接頂いたものになります。
1つ2つ前の記事にはそれをほのめかすような書き方をしてあったのですが、
この記事にきちんと明記していませんでしたね・・、うっかりしていました。今後気をつけます。
投稿者 オトギ : 2012年07月16日 20:53