リアルなムサビの日常を
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基礎デってなに?
FOR STUDENT
さてさて、オープンキャンパス前特大号、発車〜〜
基礎デってなに?という話からしようかな。
でもそんなことをただ一言で言ってもいまいち信用にかけるので、
まずは一年生のときどんなことをしたのか、から話してみよう。
まず、大学の授業には種類があるんだけども
その中でも「基礎デだからやらねばならない授業」、
「学科別必修科目」というのを紹介してみようかと。
1年生の授業からいくね。
※あくまでも【昨年度】の話ということを注意して読んでね。
1、デザイン論
これは、ご存知
現在も第一線で活躍されてるデザイナー、
原研哉 教授、深澤直人 教授の講義が聴ける授業ね。
(深澤教授は今年度は講義されてない・・みたい?)
ご自身の展覧会の裏話とかもいろいろ聞けて、
デザインへの情熱がバシバシ伝わってくる。
2、色彩論
太陽の残像の記録をしたり、
同時対比とか・・色が隣り合うことによって生まれる現象について研究した。
いちばんしんどかった課題がこれです。
3、形態論
切り絵や立体制作、カタログづくりを通して、「今までにない形を産み出す」ことや
「季節を感じるもの」とか「日本を感じるもの」を、
写真と文章でもって伝えたり。
4、表示方法論
ひとくちに言って、写真の実習。
カメラのしくみとか、暗室作業とか、ホームページづくりとかやったなあ。
あと、スタジオを借りたりもしてね!まっしろなスタジオ。
教授がすっごいコントみたいで面白かった。
ただ機械の機能を覚えるのが苦手な僕にはしんどかった・・・・つらかった・・・(小声)
5、言語表現論
これにはびっくりした!美大が「言葉」をあつかう授業を必修にしてるなんて!
でも、2年生までやってみて、「そりゃそうだよな」と今は思ってる。
高校までの「国語」とはまったくちがう、
「言語」という「表現」についてふれてみる授業。と言って良いかしら。
「羅生門」をシナリオに絵コンテをきってみたりとか。
言葉からうまれる「ずれ」を見つけたり。
「その人の生き方」が「言葉」のとらえかたに反映されてるのがすごーくわかって、
おもしろかった。僕はこの授業がいっちゃん好きだったな。
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・・・・・というわけで、ひとくちに「なにする学科?」って聞かれても
話があっちこっち飛んでしまって言いにくい学科なのはおわかりね!!
まあそんな学科だけど、
僕は、「君の学科はどんなことしてるの?」って聞かれたときに、
「デザインとは何か、ということを考えています!」
って答えるようにしている。
プロダクトやグラフィックそのものひとつに集中するのではなくて、
ものをつくることを通して「デザインとは何か」ってことを考える。
考えるということがまず第一にあって、
アウトプットのしかたとして「ものづくり」を<当てはめる>学科なのだと思う。
卒業制作を見ていてそう思った。
というわけで、次回は「使える工房」と「2年生編」でも。
(僕の気が向いた時に)
オトギ