リアルなムサビの日常を
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作家の言葉
FOR WORLD
アーティストのつくる詩は、魅力的だなあと思う。
古本屋で、草間彌生さんの「かくなる憂い」という詩集を立ち読みした。
食い入るように読んでしまった。
そこに流れるはりつめた空気にぐいぐいと引っ張られ、
息をつめて読んでしまうんだ。 たまんない。
他にも、
奈良美智さんの詩はロマンチックで、頭の中に物語が流れ込んでくるし
しゅっとナイフで切れ込みをいれるような鮮やかさがいいな と思ったし
荒井良二さんのつくった歌詞を聴いていると、こんがらかっていた糸がゆるんで、
途端にぜんぶほどけていくような優しさがある。
ちょっと話はずれるんだけど
アーティストに言葉はいるかどうか
ということについて友人と語らったことがある。
両方とも、言葉は必要だ と言った。
キャプションでの作者コメントとかさ、あれも 丁寧であればあるほど良いと思う。
「無駄に語るな」「絵で語れ」という人も多いけど
言葉は補足ではなく、表現なんじゃないのかな
言葉と作品は補足の関係にあるのではなく、
どちらかがどちらかを含んでいるんじゃ ないのか。
ちょっと、わかりづらいかぁ。
オトギ