作家の言葉

FOR WORLD

アーティストのつくる詩は、魅力的だなあと思う。

古本屋で、草間彌生さんの「かくなる憂い」という詩集を立ち読みした。
食い入るように読んでしまった。
そこに流れるはりつめた空気にぐいぐいと引っ張られ、
息をつめて読んでしまうんだ。 たまんない。


他にも、

奈良美智さんの詩はロマンチックで、頭の中に物語が流れ込んでくるし
しゅっとナイフで切れ込みをいれるような鮮やかさがいいな と思ったし

荒井良二さんのつくった歌詞を聴いていると、こんがらかっていた糸がゆるんで、
途端にぜんぶほどけていくような優しさがある。


ちょっと話はずれるんだけど


アーティストに言葉はいるかどうか 
ということについて友人と語らったことがある。
両方とも、言葉は必要だ と言った。
キャプションでの作者コメントとかさ、あれも 丁寧であればあるほど良いと思う。

「無駄に語るな」「絵で語れ」という人も多いけど
言葉は補足ではなく、表現なんじゃないのかな 

言葉と作品は補足の関係にあるのではなく、
どちらかがどちらかを含んでいるんじゃ ないのか。


ちょっと、わかりづらいかぁ。

オトギ

投稿者:fantasy : 2012年03月01日 23:33

トラックバック


コメント: 作家の言葉

コメントしてください




保存しますか?