ムサビ日記 - オトギ -

FOR MUSABI

しょっぱい日と聞きました。

なんだかやっと「卒業」という言葉を実感しました。
卒業式をこの目で見たわけでもなければ、
サークルなどで縦のつながりがあるわけでもない。
そんな僕に、やっと生っぽい響きで届いたように思います。

改めて、ライターの皆様ご卒業おめでとうございます！

お名前があるうちに挨拶して回れたらいいな、と思いつつ
今日はやることがあるので、そっとムサビコムを閉じようと思います。

オトギ

FOR STUDENT

夜中の３時から５時にかけて絵を描いてた馬鹿だよ〜こんばんは〜眠いよ〜
東京は生温いね。
この時期のヌルッとした空気は、ハッキリしてなくて苦手だ・・・
早く桜が見たいな

同期の子たちも、続々と海外から帰ってきているご様子で・・・
新入生の皆さんはソワソワしてるのかな
もう一人暮らしに突入してる人とか、心細かろう〜〜あはは

で、新入生向け特集その２なんだけど・・・
なんかQ＆Aっていうよりは、僕が学んだちっちゃい知識を羅列することにした。

ムサビ不思議体験その１
「話すより聞く方が好きだし・・・」と思って黙っていると、
たとえ１０人規模で集まっても誰も話しださないという怪現象が起こる
どんどん話そう！コワクナイヨー

ムサビ不思議体験その２
出遅れるとどこもかしこも列になる。
この時期の健康診断や学食・学期末のレポート提出
まるで夢の国を思い出させるような行列にご注意を。
初期はお弁当を持って来て食べた方が賢いかも。友達を待たせずに済むし・・・

ムサビ不思議体験その３
与えられたロッカーに先輩からの置き土産が入っている。
１人１つロッカーが与えられるんだけど、運によって新品だったり鍵付きだったりしてね
時にはは先人の置き土産が入ってたりする。
僕の友達のロッカーには絵の具とか謎の木とか入ってた。もらっていいらしい。
同期に「オレも後輩に何か残してやろう・・」とか言ってる子もいたらしいし（※ほんとはいけません）

ムサビ不思議体験その４
知らない名前の人が携帯のアドレス帳にいる
新入生歓迎会等に行って、とりあえずメールアドレスを交換したことにより起こる現象です。

まあ、僕だけです。

新入生歓迎会では、おにぎりや焼きそばなどおいしいものが無料でたくさん振る舞われるので、
みんなもガンガン行こう！
ちなみに、
そういう情報は大体、校舎の掲示板やら壁やらに生徒の手によって貼り出されるので、
逐一いろんなとこチェックするといいよ！よーしためになる情報１個はいったー！

はい、おそまつさまでした！

オトギ

FOR WORLD

昨日に引き続き、僕がこの時期「大学に聞くまでもないけど気になってたこと」を
ぼちぼち質問形式で載せよっかな〜と思ってるんだけど今日は気分が向かないからやめます

あ、そうそう
昨日のエントリーで
「今の時代、macよりwindowsよりiPadではないのか」
ってご指摘をうけたことをここに報告します！
ううむ、製品と会社との関係は日々更新されているのだな、と思った次第です・・・
いやはやありがたいです・・・

話は戻るんだけど
なんで気分が向かないかっていうと、
明日東京に帰るというのに、絵が完成してなくって機嫌が悪いんだ！！
あーもう　あーーーー！！！！
気に食わない！！構図が！！気に食わない！！

飽き性だからいくつか作品を同時につくってるんだけど、
夏に書きかけで放置してた小説がうっかり完成しそうで腹立つ
いいことだけども

うーん春休み中に完成させたいなあ　無理やりやっちゃだめかな・・・

このイライラした状態で動くとしくじりそう。
ひとまず牛乳をあっためて飲むかな！！いってきます！！

オトギ

FOR STUDENT

そろそろ入学式だし、この時期僕が謎だったことに答えたりしとこうかなと思います。
まあちょっと遅刻気味なネタもありそうだけど・・・(笑）

入学式はスーツか？
答えは五分五分だった気がする。
どっちかといえばスーツが多かったんだけど。僕はスーツで行ったし。
でも、簡単な集まりのあと「謝恩会」ってのがあって、そのとき私服でくればよかったな、って思った。
個人的には、私服の人の方が趣味とかが予測できて話しかけやすかったからさ。

パソコンはいつ買えばいいのか？
入学後ならいつでもいいと思う。
ムサビはadobeの割引の指定校？みたいなのになってるから、
大学生になってからのほうが安く買えるよ。
別に難しい手続きは必要じゃない。
高校とかでいう事務室みたいなとこにいって、申込用紙をもらって、
ファックスで申し込めば割引が利いた状態で買えるのね。
なんかけっこう安くなってたな〜。
adobeソフトはamazonで買った方が安かったからそっちで買ったけど。

基礎デの課題はパソコンを使うモノがちょいちょいあったから、
自宅にパソコンあったほうが余裕をもってできるかな。
で、僕がパソコン買ったのは５月上旬くらいだったかな？
ムサビ日記始めるころにはmacあったから、もうちょっと早いかも。

大学には無料でwindowsとmacが使えるスペースがいくつかあるから、
しばらく大学だけで課題をやってる子もいた。

macとwindowsならどっちがいいか？
将来的にどっちも使えるようにしたほうがいいと思うから、
使った事のないほうを買えばいいと思う。
僕は実家にwindowsがあるからmacを買った。それも一番やっすいやつね！ちょうどいいよ。
それというのも、就職やらバイトやらで機転が利くから。
今のとこmac book 13インチで「課題できないや」って困った事はないから、
それだけ報告しとこ！

というわけで、とりあえず今日は３つお届けしました！
今日は早く寝つけますように・・・・・・

オトギ

FOR WORLD

春休み、もう片手で数えられるくらいしか残ってないんだあ・・・
「もう課題すら懐かしい。課題やりたい」なんておっしゃってるタフな人々もいるようだけど、

僕はまだ休みたいぞー！！

まだ四月こなくっていいぞーー！！！

って感じです。

作品まだ完成してないからさ・・・・・。おかしいな・・・・
１日３時間程度しか集中力続かないせいかな〜〜〜そうだろうな〜〜〜

まあ、いいんだけどサ

今日は久々にお昼の内にやる気も起きてきたので、

あったかい日差しの中で絵を・・・・

描こうとしたけどまぶしかったのでやめて・・・・

ベランダに絵をだして、今までとは違う強さの光の中で、
もう一度絵と向き合ってみた。

なんだかあったかくてポカポカして
散歩に行きたくなってしまった（そして行った）

いや！それだけじゃなくって！

絵に向かって
「あそこの赤がやすっぽい」とか
「もっと具体的に描いたほうがまとまるかも」とか
そういうことを考えるとき、頭の中にある無数の完成図をながめるのが
とても楽しいことなんだ、って気づけた。

ちょっと煮詰まってたんだ。

でも、違うふうに見てみたら、あー、春休みに絵を描いてて、ほんとによかったなあ　
って思えたんだ。

オトギ

FOR WORLD

今日、着物を着て写真撮影してもらってきた
ようやく成人！！！僕もやっと今年成人！！！
という気分。早く色々法律的に許されたいものだ。ウムウム

それはさておき
何枚撮ったと思う？

１１枚だよ・・・・・

え、普通？これ、普通？？
成人式の写真って、お見合い写真みたいなのだとばかり思ってたんだけど
違うんだね
写真集なんだね・・・・

「はい、ここに立ってくださーい」「あ、はい」
「はい、裾もってくださいね」「あ、はあ」
「目線ここで、顎ひいて」「はいぃ！」

「はい、ちょっと歯みせて笑ってみましょう」「あ、は・・・・・・・」

できるか！！！

アイドルか！！！！

と思いながら苦笑いするしかなかった。

選ばせてもらった写真の僕は、なんとも居心地が悪そうに微笑んでいた。
やれやれ、成人するのって大変なんだなあ・・・・ふう！

オトギ

FOR WORLD

ぎおんご ぎたいご じしょ 新装版
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森本千絵さんアートディレクションの辞書！
買っちゃった。へへ
ただの辞書じゃなくって、擬音語や擬態語を集めた辞書。
「ぷかぷか」とか「ねちねち」とか。

すごく、本として　美しいなあ。って思ったんだ。（またかよ　って言わない！）
淡いシャーベットカラーが基調になってて、全体的にあっさりしてて読みやすい。
ながめてて、とても楽しいよ

あんまりいないんだけどさ、
僕　辞書ながめるの好きなんだ

国語と古語、その次に四字熟語。
言葉って、その形や響きをなぞるだけでドキドキする。
「ああ、こういう意味だったのか」って新しく出逢うような単語もあって
ほんと、ときどき見るといいんだよ。

この辞書はそういうマニアック（笑）な楽しみ方もできるけど、
それ以前に１ページ１ページがとても美しくて、ほんとにすてきだ。

うーん、それにしても

こうして文字をながめていると、
何かとても素敵な事を言える気分になる
そうすると、誰かと話してみたくなる
こうして文字にしてみたくなる

あ、そっか。
だから僕は辞書が好きなのかな。

オトギ

FOR WORLD

六本木アートナイトにいけない悔しさを噛み締めながら
ずっと絵を描く三月の下旬だ。
あーくやしい！地団駄ふみたい気分だよ

でもさ

観たいものも食べたいものも会いたいひとも尽きないけど

この春、
長野で絵を描くことを選んだ僕に
どうか未来の僕に拍手がもらえるように
願いながら今夜は描くさ。

だって、また四月が来てしまう！
まだまだ整理のつかないことばかりだっていうのに
何もかも始めないといけない
あの、やけに慌ただしい季節が。
休みの終わる一週間前は何故かいつも憂鬱で
大学は好きな筈なのに、この感覚ばかりはやり過ごせない。

疑わしい！

それでも
つくることでしか、今は前に進めない。

オトギ

FOR WORLD

性懲りもなく、雨の中出かけてみたりした。

帰り路、

濃紺に沈んでゆく家や竹藪はどこか物語めいて見えて、
手は凍るように冷たいのに、僕は浮き足立った。

そんなありふれた黄昏時に
ひときわハッキリと見えるのは光だ。

信号機の点滅、大型バスの残像、誘うような家の灯り。
そんな人工的なライトアップが集まって
まるで虫の群れのように見える時がある。

どこか言葉をもってざわめくのだ

時に急かすように、時にもてなすように。

僕はイルミネーションや夜景なんかにはあんまりときめかないんだけど
そんなときには、光に愛嬌を感じてしまったりするんだ

ちょっと、可笑しいよね。

オトギ

FOR WORLD

また春がくるから、夜風もまったく痛くない。
それでもまた明日には雪が降るという。
いったいいつになれば春になるのか、天気っていうのはまったくハッキリしない。

昨夜にはあんなにキラキラ揃ってた星だって
ちょっと雲がかかれば見えやしないし、
ほんとにハッキリしないやつだよ、天気ってやつはさ。

あったかいと、目の前の風景すらぼんやりした白い塊みたいになって
なんかいつまでも眠っていられそうな気分になっちゃう

こういうの　花霞みっていうのかな

僕がちょっと焦るくらい、ここはあったかい。

オトギ

FOR WORLD

生々しく残ってる青あざみたいな記憶がいくつかあって、

それを思い出すと、まるで　はな血を呑みこんじゃったあとみたいに
うえっとなったりする。

もしくは、
濁りきった絵の具の上から、新しい水をかけて洗い流しちゃうみたいに
スッキリする。

そんな感覚を呼び起こしてくれるものって、とても少ないと思うんだけど、
今日「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」って映画を観た時の感覚は
そんな感じだった。

ひどく凪いだ海の中に立っていて、
濁流と清流が交互に押し寄せてくるような

そんな錯覚、あるいは勘違い。

僕は映画で泣くとき、どうして泣いてしまうのかいつもわからない。

オトギ

FOR WORLD

浮世でランチ (河出文庫)
	山崎 ナオコーラ 河出書房新社 2009-08-04 売り上げランキング : 198040 Amazonで詳しく見る by G-Tools

この本、ほんとうに面白かったなあ。

読み始めたその日に、夜中の３時までかけてずーっと読んでいたんだよね。
ストーリーの結末を予想して読むんじゃなくて、
「ずっとこの文章を読んでいたい」って思えた。

登場人物が魅力的で、思わず話しかけてみたくなる。
一人称が「ワタクシ」の犬井くんとか。

神様の魅力とか
授業のだるさとか
お昼ごはんのめんどくささとか
「どうしてこんなことを忘れていたんだろう」ってことを、
思い出させてくれる本だった。

でも、ただそれだけ。
なんか　読んできゅんとするとか　涙するとかいうわけじゃないんだ
ちょうどこの作家さんの名前に有るコーラみたいなかんじで
たまに飲むとおいしくて、さわやかな気分になりそうな
そんな　一冊。

なんか、スッキリ。

オトギ

FOR GRADUATE

風のウワサで卒業式の模様を小耳にはさみ、
トキメキがとまりません！！
ごきげんよう、オトギです！

ウワサでは、
証書授与式にＳＰを従えて登壇したり、
籠に乗って登壇したりする卒業生がいらっしゃったとか！？

しかも！！

式典中に在校生が乱入して、学長と何かアツイ討論をかわしあったとか！！？？

もう最高ではないですか！
どなたか、事の次第を脚色をまじえ詳しく伝えてはいただけないものでしょうか！

お祭り騒ぎが大好きなのです、僕は。

そんな破天荒で素敵な式典を終えた卒業生のみなさま、
ご卒業おめでとうございます！

先輩方の人生の台本がこれからも、
突然のアクシデントでドラマティックに書きかえられていくことを
（勝手に）願ってやみません。

在校生代表　
オトギ

FOR WORLD

また絵を描いた。

合間に読むつもりで数冊の本を持ち込んで…

…ちょっと予定が狂っちゃったけど。(笑)
山崎ナオコーラさんの書き方があんまり面白くて、
気づいたら百頁くらいいっきに読んじゃったんだ。

僕は飽き性なんで、だいたい三十もいかないうちに一度飽きるんだよ。

あ、でもこれじゃいけないなと思ってまた絵に向かったら、
絵を描いてるときもずっと引き込まれるような錯覚がしてさ

何かに集中していると、
喉の奥にちからが入るんだ。
まるで燃えてるみたいに
炎を呑み込んでるみたいな、そんな感じでさ
月並みだけど、そういうときにだけ　あー、生きてる！って思ったりするよ
僕はそういう勘違いみたいな僕の感覚と、延々付き合っていきたい。

オトギ

FOR WORLD

春の雨って、のどかだ。

痛いおもいをするつもりで外に出ても、
拍子抜けしちゃうくらいやわらかい空気に転びそうになる。

そんなのどかな、細い細い線がたくさん泳いでるのを見ながら
今日も絵を描いた。

いつか　いつかさ
星を見ながら絵を描きたいと思っていたんだよね
今日はあいにくの曇り空で、すぐに引きあげてきちゃったんだけど
もしかしたら、それも叶うかもしれないなあ　って思ったらドキドキする。

アトリエ代わりにつかっている離れの家は、窓が大きくて見晴らしがいいんだ
山に夕日が沈むのがよく見える。
雲の乗っかった夕焼けぞら、よかったなあ。

春のせいかな
なんだか、いつもより色んなことが浮かれてみえてるんだ

オトギ

FOR WORLD

「美大生か〜〜すごいね〜〜」って褒められたとき、
背景に「※当社比」って注釈をいれたくなるびっみょうな気持ちと戦いながら
みんな制作してんだろうか。

実家に帰ってくると、いっきに自分が変わり者になるのを自覚する。
実家に帰ってくると、っていうか
巨大なキャンパスをバスで持ち運ぶスリルを味ったりすると・・・だけど・・・
具体的に言うと・・・ね、まあ今日のことだけど
（いや・・・どうせ無人だろうと思ってたんです・・・すみませんでした・・・・なめてました・・・・）

昨日急に絵が描きたくなっちゃって。
なんとなーく「もう春休みも終わるし、どうせならおっきいのがいいな〜」と思いついて。
まあ途中で「明日じゃなくても郵送でいいか」とか思ってたんだけど

珍しく午前中にぱっちり目が覚めた。

ちょっと自分を見なおしたよ。
これは行くしかないなあ、
今日から描くしかないなあ、って思っちゃったんだ。

近くの画材屋さんをおおざっぱに検討つけてさ
見事にキャンバスを手に入れて、帰った訳。

バスに乗り
徒歩４０分の道のりを、F50号のキャンバスかついで。

そのまま空き家になってるうちの離れも掃除して、
なんちゃってアトリエも開拓したりして。
窓を全部開け放して、日が暮れるまで描いてたよ。

家人にも通行人にも「ばかだなあ」って目で見られたりして
こんな思い、東京や、芸術家の家じゃ絶対しないんだろうって思うんだけどさ
そういうときに僕が感じてるのは、うれしさなんだなあ。
困ったもんだ。

なんか、こうまでしてでもやりたいって思える自分は、
ちょっとだけ好きになれそうなんだよ。
そういうことがあるとさ
夢は夢のまま、これからも追いかけていけるって
思うんだ。

オトギ

FOR WORLD

高校時代、顧問の先生が

「明日やろう　は　バカ野郎だ」

と言っていた。

何事にもすぐに影響をうけるひとだったので、
誰かの受け売りである可能性がひっじょ〜〜うに高いんだけど、
そうだなあ　とよく思う。

ファウストという小説には

「今日できぬことは一生むりだ」

というようなセリフがあった。

どういった経緯でそのセリフが使われたのかはもう忘れた。
でもその言葉だけ今も習慣みたいに僕に根付いてる。

「思い立ったが吉日！」
「そのときしたいことが、そのときできること！」

という
僕の過剰な決断力は、そういうものに後押しされてるのかもしれない。

オトギ

FOR WORLD

ウッ典型的なだらしない休日を過ごしてしまったホワイトデー。

あげた覚えもないのに、父からマドレーヌをもらってしまった。

ホワイトデーとクリスマスは、子供時代の少ない浪漫だったな、と今ふと思う。
「プレゼント」っていうのは、どうしてあんなに待つのが楽しかったんだろう。
誰かが何をくれるのか楽しみにする、というのは
じぶんで買うのとはまったく別のウレシサがあるよね。

何か、そのもの事態に魔法がかかってしまうような
そんな不思議な・・・・・。

オトギ

FOR WORLD

最初から自分を【あて】にしていると身軽だって気づいたのは、
つい最近だ。

ひとりぐらしをするようになって、ずいぶんと行動力が増した。
なにもしないと暇なんだ！
でも、その退屈を癒すために遠出するのに、まず頼らないといけないのは
僕の足！

もう、母さんや父さんの車をアテにはできない。
ということは、僕に幸いした。
どこにも連れて行ってもらえない、ということはつまり
どこにでも自分で行ける　ということだった。

東京にいって、そう考えられるようになった。
まあ　僕の故郷の長野じゃあ

バスは１時間　（長くて２時間）にひとつ

電車も同じくらい

バス停まで徒歩４０分

最寄り駅まで車で３０分

・・・・なんだけどね！
それくらいかかるなら、って
家族の都合にあわせて明日に見送ったりとか
そもそも行く気がうせてしまったり、というのが常だった。

でも、時間のことさえ我慢できれば、どこにだって行けるんだ
近くにはまだまだ、面白いことがキラキラ転がってたんだ
見過ごしてしまったものがたくさんある。
歩くことだって、待つことだって
こんなに愉快だ！

案外　世界っていうのは簡単に広がるもんなんだ　と

３年前には見向きもしなかった田舎のカフェで、ぼんやり思った。

ということで（もないけど）
しばらく車の免許はいーらない！

オトギ

FOR WORLD

ソラニン メモリアル・エディション 初回限定生産2枚組 [DVD]
	TCエンタテインメント 2010-09-03 売り上げランキング : 16518 Amazonで詳しく見る by G-Tools

中学の子たちと映画観賞会をしたんだ
ソラニンずっと観たかったからよかった〜
あおいちゃん可愛いな

男女混ぜて８人くらいで３本くらい見たんだけどさ

人と見ると違うね〜〜。

しかも、みんな医療とか調理とか違う分野で、勉強したり働いたりしてるから、
リアクションのズレみたいなのをたくさん感じたよ！

大勢で見ると、感動のシーンが感動のシーンにならなかったり
さらっと重要なセリフ言われても何がなんだかって感じになるし

ルパン見て「この色合いいいな！！」とか燃えるのは僕だけだった・・・・・うん・・・・・・・

きっとさ、美大で良いって言われるモノが、社会で受け入れられるわけじゃない、って
そういうことだよね。

目が２つあるような感覚だもんね
単純に見て→感動する回路よりも
「自分でつくるなら」って考える回路がいつのまにかできて、優先されてたんだ

あーびっくりした

観る人の視点って大事だなぁ

オトギ

FOR WORLD

きのこ文学名作選
	飯沢耕太郎 萩原朔太郎 夢野久作 加賀乙彦 村田喜代子 八木重吉 泉鏡花 北杜夫 中井英夫 正岡子規 高樹のぶ子 宮澤賢治 南木佳士 長谷川龍生 いしいしんじ 港の人 2010-11-27 売り上げランキング : 187348 Amazonで詳しく見る by G-Tools

ヴィレッジバンガードで素敵なアンソロジーみつけた！
きのこの短編集！！

うわあ　ついにここまできたか　きのこブーム！というこころもちで手に取ったとも！！
きのこガチャガチャをはじめとする数多くのアイテムに起用されるきのこ！
僕もまあまあすきさ！

でも、この本を買ったのはきのこのためじゃないんだ

ブックデザインが、ぶっとんでるんだよ・・・・！

まず表紙。カバーがあなだらけで、本体の金色がぴかぴか光って見える！
写真だとくすんじゃってるけど、実際は折り紙みたいな明るい金色なんだ。
で、中身は作品ごとに紙の種類・書体・デザイン・フォントサイズすべて変える徹底ぶり。

読みやすさ　にまったくこだわらないデザインが、ながめててすごく楽しい。
詩を斜めにいれて文字の一部を切っちゃったり
紙を虫食いだらけにしてみたり
帯のように短くて細長い文字組みにさせたり、それを回転させてみたり・・・・

「文字って美しい」

紙に印刷される、というだけでこんなに美しい

そう思える一冊だ。

あッ内容は例の如く読み途中・・・・！(笑）

オトギ

FOR WORLD

な・長野に帰ってきたよよよ〜〜〜

もうへろへろだ・・・（笑）

東京から地元まですべて特急ぬきの電車オンリーで帰ってきたんだ。
移動時間６時間！
それというのも、青春１８きっぷがあと４回つかえるから！
名古屋・京都旅行のときは、結局１回しか使わなかったからね・・・

しかし、６時間はちょっと長かった！

１５時に出発したからね、徐々に山と闇が深くなる様子はぞくぞくした！けどまあ
段々なにも見えなくなるよね！
建物ないから灯りなんてないしね！
もう、日本昔話並のまっ暗闇だよね！

無事かえってこれてよかった・・・・オヨヨヨヨ（酔ってないよ）

さて、残すところあと３回の切符を何につかうかというと！

地元を観光する！

ことりっぷ京都 (ことりっぷ国内版)
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ガイドブックも買いました！

ことりっぷってシリーズ。

あ・これは京都のだけど
名古屋・京都の旅でもお世話になったシリーズなんだっ

旅行のガイドブックの表紙がどうも苦手で・・・
ゴシック体の文字バーン！みたいなのがね。
これはデザインがかわいい。
手軽なサイズと値段で、荷物にならなくっていいよ。

県外にいるとさ、地元の話とか聞かれるんだ
そのとき、意外と僕って地元のおもしろいところ知らないんだなあって
びっくりしたんだ。

住んでるところくらい、きちんとガイドできるようになりたいな
友達とかが遊びにくるかもしれないしさ！

オトギ

FOR WORLD

凍った雪を溶かすように、ずっと雨が降っている。
何度も書いているけれど、僕は雨の日が好きだ。
滲みながら染み渡るような、ささやかな気配が心地いい。

こういう　気配のようなものを表現したい

京都に行ったとき、神社の近くで「アンリ・ル・シダネル展」の開催を知って
帰りがけに見に行った。

その、告知のDMに使われていた、夜と　薔薇の家の絵に強く惹かれたんだ。

フランスには、ジェルブロワという　薔薇に囲まれた町があるらしい。
そこの情景を、印象派のタッチで淡く穏やかに描いた絵画だった。
ほかにも、雪の積もった家や、ローズドームのある庭の絵があってね

じっと見入っていたら泣きたくなった。

外から眺める、家の明かりのあたたかさ。
うつくしさ。
まるで匂いたつような・・・

いつか行ってみたい。あの絵の場所に。
そう思えたことが素直に嬉しかった。幸福だった。

そういうものを、つくりたい。

君の家に降る雨の音が、すこし優しく響くように
こうやって日記を書くくらい　正直に。

オトギ

FOR WORLD

予感がするんだ
この特別に長い準備期間の中で、きっと何か素敵なことができるっていう
そういう予感が。

いつもより寝覚めのいい朝や、足取りの軽い昼下がりなんかに
そっと連れ添うように気配がする。

東京に戻って来てまだ、旅行の余韻がさめないようで
からだ中のあちこちが、まだ動き回っていたいと弾んでる

太陽の残像が目の裏に残るように
頭の中がチカチカと点滅している

予感がするよ
君にもきっと何か素敵なことが起こる

そんな予感が！

オトギ

FOR WORLD

古いことは美しい、そう思うようになったのはいつからだろう。

鴨川につらなる古い店の背中にあかりが灯る様や
商店街の一角に、敷きつめられるように密かに佇む老舗を見た。

苔むした谷に架かる橋のように
いとも簡単に崩れ去りそうな儚さでそこにあり
岩のように物言わず、動くこともなく
僕たちを待つ美しいものたち

気取ることなく新しいものを受け入れて
いつしか異国の文化に取り囲まれ
気づかれることなく消滅してしまいそうな

あやういものたち。

オトギ

FOR WORLD

今日は伏見稲荷からこんにちは！

あこがれの千本鳥居を友人とくぐって
甘酒のんで
満ち足りたきもち…

僕は鳥居が大好きなんだ
あの鳥居をくぐったら、どこか知らない国に行けるんじゃないかって
そう思ってしまう
不思議な力があると思う。
まるでこの世のものではないような、異世界の香りがするものにとても惹かれる。

宗教に関連してつくられたものには特にその力が色濃いようで
神社とか、教会とかに行くと

ソワソワ しちゃう。

それじゃ、次は鴨川あたりを歩きに行ってきまーす！

オトギ

FOR WORLD

名古屋の星が丘はおしゃれスポット・・・！
「マ　メゾン」ってお店がすごおく　つぼだった。

名古屋って何がいいのかしら
と思ってガイドブックを見たら
「リッチ」「らぐじゅあり」って言葉が並んで・・・

よしっカフェいこ〜〜〜！！

と即決！
物語を感じる素敵なレストラン
徒歩５分のところを２０分ほどかけて着いたえへへ（※迷った）

星が丘ってところだったんだけど
けっこう大きな道路が通ってて活発だった。
でも久しぶりに坂を歩けてうれしかったなあ（笑
東京、坂ないからさ。

知らないものばかりで
何もかもが出会いに満ちていて
一歩一歩がいつも新鮮で

目的地に近づくたびに頭が軽くなるような、
そんな気がした。

オトギ

FOR WORLD

名古屋のゲストハウスからこんばんは！
名古屋・京都に住む友人を訪ねる、３泊４日の旅がいまひそかにはじまりましたーひー

バイトで入ったお金をどう使うかなんやかんや考えて
国内旅行に。もうちょっと稼げば外国に行ったかも・・・だけど、
よく考えたら日本のことあんまり知らないし、いい機会かなぁ　と。

僕は移動時間が好きなんだ。
今日は新幹線が多かったけど、バスの次に電車がすき！
この前読んだ本にあったな
「目的地に到着しない[未完成]の状態だから、
地に足つかない・・・浮ついた考え事がたくさんできる」
というような文句が。

なんかね　そんなかんじ。

オトギ

FOR WORLD

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冷静と情熱のあいだ―Blu (角川文庫)
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やっと２冊読めた〜！ふうー

別れた恋人　女性と男性　片方の視点で描かれるストーリー。
コンセプトというか、試みからしておもしろいし
この上品なブックデザインだし
タイトルも素敵だし
ぜったいいつか読むだろう！と思って、時はきた！と意気込んで読んだものの

よもや読み切るのが３ヶ月先とは・・・・

いや、だって、両方とも別れたのに
しかも、違う相手とつきあってるのに
ずーーーーーーっと片方のことを心のどこかで想っててさ

僕としては納得いかなくてですね

でも、後半にいくにつれ、
（停まっていた２人の心が動きだすように）
物語も急に発進したってかんじ。

おもしろかった。
またいつか同じことしてくれないかなーーーって思いながら本屋さん歩いてたら

左岸 上 (集英社文庫)
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右岸 上 (集英社文庫)
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もうやってた・・・

オトギ

FOR WORLD

椎名林檎さんの「余興」という曲の歌詞に
「どんなに美味しく高価なお酒が有ったって
今日まで怠惰に過ごして居ちゃ味もわかんない」
っていう言葉が有って
今日、それにふかぁく頷いた。

東京って豊かなところだ。
美味しいものもお洒落な服も遊ぶ場所も、
数えきれないほど密集してる。

でも、そんなところに空っぽの気持ちでポオンと投げ出されてみると
騒がしすぎて、華やかすぎて、時折頭が痛くなる。

まあ、それは下手な遊び方ってもんで
調子の悪い時に、調子の合わない相手と
無理矢理おしゃべりしちゃっただけなのかも・・・しれないけど。

でも、あんまりにも
食も衣服も場所もあふれているから
それを上手にのみこめずにいるときは
なんだか後ろめたい

遊んでいいほど、君は働いてない！
って、叱られた気分。

オトギ

FOR WORLD

アーティストのつくる詩は、魅力的だなあと思う。

古本屋で、草間彌生さんの「かくなる憂い」という詩集を立ち読みした。
食い入るように読んでしまった。
そこに流れるはりつめた空気にぐいぐいと引っ張られ、
息をつめて読んでしまうんだ。　たまんない。

他にも、

奈良美智さんの詩はロマンチックで、頭の中に物語が流れ込んでくるし
しゅっとナイフで切れ込みをいれるような鮮やかさがいいな　と思ったし

荒井良二さんのつくった歌詞を聴いていると、こんがらかっていた糸がゆるんで、
途端にぜんぶほどけていくような優しさがある。

ちょっと話はずれるんだけど

アーティストに言葉はいるかどうか　
ということについて友人と語らったことがある。
両方とも、言葉は必要だ　と言った。
キャプションでの作者コメントとかさ、あれも　丁寧であればあるほど良いと思う。

「無駄に語るな」「絵で語れ」という人も多いけど
言葉は補足ではなく、表現なんじゃないのかな　

言葉と作品は補足の関係にあるのではなく、
どちらかがどちらかを含んでいるんじゃ　ないのか。

ちょっと、わかりづらいかぁ。

オトギ