リアルなムサビの日常を
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まぶしさがきこえる
FOR WORLD
白い朝の静けさの中で、すべての予定を投げて眠った。
僕の部屋は2階なのに、土の中へしずんでいくようだった。
嘘みたいだ、と思ったのだ。
ドアを開けた途端やわらかく包まれた東京の風景が
まるでまぼろしのようで
魔法のようで
このままずっと積もれば好いのに、
目覚めれば道には雪解け水ばかりが犇めいていた。
嘘のようだよ。
眠ることも起きることも
まるで下世話な芝居のようだ。
オトギ