祈るように休む午後

FOR WORLD


目覚めるときに心配事のないときは、まるで眠りに落ちつづけるように 
1日が過ぎていく。
起きあがり、簡単な食事を済ませ
机に広げた腕の中に顔をうずめると瞼がおちてくる。
そのまま自分の呼吸音をただ聴いている。
少し息苦しいのでおそらく春が近づいているのだろう などと、天気予報を脇に寄せてふと想う。


まるで水の中を漂ってるみたいだ


思いつくように乗り込んだバスの中でも、ぼんやりと想い続ける
僕は移動時間が好きで
予定も無くバスや電車に乗り、あてどなく散歩したりする。
水の中を漂うように穏やかな昼下がり
優しい空想だけしてまた ゆっくりと目を閉じることのできる そんな休日が
こんな休日が 
僕の好きな人たちにも降り注いでいますように。


オトギ

投稿者:fantasy : 2012年02月13日 22:30

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