ムサビ日記 - オトギ -

FOR WORLD

帰り道　駅の改札を通るすこしまえ
こうばしい　おいしー香りがふわっとして
引き寄せられるようにお店に並んだ。

買ったのは、ちっちゃいシュークリームとガトーショコラ。
疲れちゃったときは、甘いもので自分を甘やかすことに決めてる。
それでね　袋に入れてもらって、電車に乗ってる１時間　
ずーっとお菓子のことを考えてた。あはは

それでさ　食べ物っていうのはすごいなあ　と思ったよ

「買おう」と思って並んで、
買うものを迷ってる時は、おいしさを想像してわくわくして、
買って持ち帰る最中は、その重さにふふふと思って
いざ食べて、食べた後の「おなかいっぱい」なときは元気になったように思っちゃう。

母さんの手料理や、友人の作ってくれたお菓子を食べると「優しくされてる」気がするし
大学生になって、誰かにご飯をご馳走してもらうようになったけど、
そういうときは、「歓迎されてる」「認められてる」ような気分になるし
人と集まって大勢で食べ物をつついてると「親しくなった」ように思う。

この前僕の家で紅白鍋というのをやったけど（トマトと豆乳で）
クレープで色々巻いてたべちゃう！とか
いろんなスパイスでカレー会　とか
大学の子たち、いろいろ食べ物で企画してて「ああそういう遊び方もあるんだあ」ってびっくりした。

食べることは生きてくことで
一緒に食べることは、何かを許し合うってことなのかもなあ

オトギ