揺れる天秤

FOR WORLD


今日も夜空は真っ黒で

無心で電車に立ち尽くし、ただ目を閉じて人の気配が減るのを待ってた。

どこにいても 思い知るのは力不足で

何をしても 伸ばした手を見てもらうことは難しい、なんて言ってすねてる ような。


そんな身勝手な夜だろう。

そうやって過ぎて行く日々だろう。

誰かが言葉に結んでくれただけの悲しい台詞は今日も溢れてるし、
そういうものにばかり救われちゃうことだって否めない。
でもひとつ、僕が経験を踏まえて確信をもって言えることは
「楽しい」と「ラク」を履き違えちゃいけない、ってことだ。


苦労と幸せをお皿に載せて、ほんとうに天秤がつりあうっていうなら、
せめて僕は、君のくれた言葉に見合う自分になりたい。
そこを見据えて走ってゆきたい。

オトギ

投稿者:fantasy : 2012年01月19日 22:21

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