リアルなムサビの日常を
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グループワークってなんだよ
FOR MUSABI
さて、
今日で後期の実習は終わった!
講義は明日もあるけど。メインの授業が終わった。
多分今までひとことも書いてないけど、
僕は空デの「光と影」を選択してやってたんだ。
壁一面のスクリーンに、シルエットとライトを使って、
3分間のパフォーマンスをする、って授業だった。
まずクラスがA,B,C,Dに別れる。
その中で更に7〜8人でグループをひとつつくった。
工デ・視デ・建築の子たちといっしょだったよ〜
まあ、今回はそのレポートをしたいわけじゃないんだよ
僕はね、前期〜後期通して、5つグループワークを経験したことになるんだ。
まず、
基礎デのデザイン論、プロダクトデザイン演習
視デのプロジェクトデザイニング
芸祭のOpening展
今回の、空デの光と影。
デザイン論の話し合いは意見の食い違いが激しかったのが×
プロダクトは僕が壊滅的に(以下略)
Opening展はスケジュール管理が甘い
ときて、それまではなんだか嫌な後味が多少あっても
「まあグループワークって完璧にはいかないもんだよね〜」
「勉強できてラッキー」「たのしかったしいいか!」みたいな感じだったんだけど
正直、前回のプロジェクトデザイニングでかーなーり、参ったんだ。
なんか 心の奥底に 砂みたいに小さな鬱憤の粒がたまってたみたいでさ
それがいっきに爆発した感じ。
グループワークって、一体なんなんだよ!!
ってすごい思ったんだ。
それで、今回はそのことを常に頭に置きながらグループに参加してた。
光と影 ではリーダーは別の子がやってくれて、
周りの子もかなり積極的に意見を出し合ったりしてて、
正直とても恵まれた班だった。
意見を出す役よりも、聞く役が足りないからそっちに回ろう、
と思わせてもらえるの久しぶりだった。
でもさ
なんなんだろう グループワークって。
講評のとき、違うグループで泣いてる子がいたんだよ。
この3週間、メンバーが時間通りに半分も集まらなかったんだって。
平常いるのが3人なんだって。7人のグループでだよ。
それもさ、大概が寝坊かサボリなんだ。
講評のとき見ていて、そのグループ内での温度差がすごかった。
おわったあと、出席率悪かったことを指摘された子達「修羅場だったね(笑)」とか言ってて、
はったおしたくなった。
時間を気にして作品のクオリティがあげられないときもある。
でも、できる限りのこともしないで笑ってるなら美大生じゃないよ。アーティストごっこだよ。
恥ずかしくはないの、って思うし
僕はきっちりした人じゃない。
でも、遅刻するとか、無断欠席するってことは、人との約束をやぶってることだよ。
それって人間としてどうなの。謝ろうとは思わないの、って思う
ということでとても苛立たせていただいた。
それと、そういうの見ててどうしても考えちゃうのは
なんで大学は無理矢理グループワークごっこさせるのか、ってことなんだ。
「社会に出ればグループワークしかない」
なんて言うけど、でも会社は社員を募集するときコンセプトを掲示して集めるし、
企画は「何をするのか」を事前に教えて、それをやりたい!って思った人たちが集まるわけでしょう。
「美術やデザインに答えなんてない。」
って誰もが口を揃えて言うね。
つまり、三者三様 まったく別の価値観と仕事意識をもってるはずなんだ。
無い答えを探して、同じ考えの人がなんとなく集まって、なんとか作品ができるわけだよね。
それなのに、
寄せ集めの、くじでつくったチームで
好き嫌いも知らないような関係で
なんのコンセプトも指定されず
3週間で作品を無理矢理つくる
って作業で、グループワークを学んだことになるのかなあ。
今までずっと、グループだって自分の力を出せば変えられるんだから、
「グループワークだから仕方ない」なんて一度も思ったことなかったんだ。
遅刻する人にはモーニングコールすればいい
無い士気はあげればいい
そう思ってた。
でも、うまくいったグループと泣きを見たグループの差ってなんだ?
って今日の講評でだいぶ白んでしまった。
そういえば、前にやった芸祭の展示グループは、会議が白熱して4時間も5時間も終わらないなんてことがザラだったけど、
デザイン論は2時間が限度だと思ったの思い出した。
それはメンバーの善し悪しの問題じゃなくて、それぞれ距離が縮められなかったことと、
目指す方向性と好きな物にズレがあったことに問題があると感じた。
出席率がそもそも悪いグループからの出発と
それぞれが「何かできることある?」って聞いてくれるグループからの出発
それをハンデと呼ばないでなんて呼べばいい?
グループワークでできた作品の善し悪しは、くじ引きですべて決まることにならない?
メンバーが半分も来てくれないグループで、今までずっと泣くの我慢してやってた子にとって、
それは正しい形で学びになるわけ?
なんか丸投げしすぎなんじゃないかな
そこからくみとれ!っていうのは別に愛の鞭でもなんでもなくて、甘えだと思う。
酷だよ。
なんだかすっごい消化不良だ。
というような旨の事を、研究室のアンケートに3行に要約して提出したのは僕で〜す。
まあ、おつかれさまでした。
こんなこと言ってもグループワークをなくすことなんてできないのわかってるし、
やらないのも逃げだと思う。
だから、せめてしばらくイライラしていたいなって思ってるよ。
オトギ
お仕事をして、お金をいただくことは、とてもたいへんなことなんですよね。
もちろん、無償ボランティアのお仕事であっても、責任はあるわけで、たいへんさは一緒ですね。
100%出来ていて当たり前なんで、ま、いっか。では通らない。
しかし、そういう間違いがあってはイケナイ世界でも、やる気のあるひと、そうでないひと、個々のモチベーションはさまざまですね。
そこには、個々の個性あり、コンテクストの違いがあったりで、伝えることの難しさで、私などいつも悩んだり、困ったりしちゃっています。
同じテーブルで腹を割って議論するなんて、最初っからはなかなか出来ませんし。
各々の性格や、経験に応じた役どころが、その時々で、うまく割り当てることが出来ればいいんだけれどね。
オトギさんは、相手を観察し、特徴を捕らえることが、とても上手に思えます。そういう心遣いが出来るメンバーがいるグループは、比較的上手くコトが運ぶわね。
全体のなかでの、ロールモデルとなれば良いかなとも思います。
そこで何かに気付くひとは幸いです。
今回気付きがなかったひとは残念。
悶々とした気持ちよくわかります。
憂鬱じゃなけれは仕事じゃないって、時の成功者さんが本にも書いておられましたねぇ。
明日の朝には、また新しい1日が始まります。
おやすみ。
投稿者 ももら : 2011年12月17日 00:32
オトギ様、おはようございます。
グループワーク、達成感も 困難さも 併せて学ぶ場なんですね。
いろいろな意味で。
いらいらするお気持ちもわからなくはないのですが、
いろいろなことに気付くことができたオトギ様は、その経験をほかの人にもこういった場で伝えられるわけで、泣いてた人のことも思いやっている。
ワークそのものだけの意味じゃなく、考える場をもっているっていうのが、意義の一つなのかしらと、拝見していて思ったのです。
私も、今年転勤したので、仕事のグループワークでは思うことがありますよ。
提案した場では受け入れておきながら、つまり反対意見や対案を出さずに、動き始めてから陰で文句言って・・という人は大人でもいますからね。
前のやり方を踏襲していれば、文句がないのか。でも、それじゃ何も生まれないでしょ、と上司からは言われますがね。
もうすぐ、冬休みですね。
新しい気分で、次のことを、ね。(自分にも言ってるけど)
投稿者 yukihaha : 2011年12月17日 07:14
星飛雄馬の大リーグボール養成ギブスなんじゃない?←ふるっ!
または、マラソンランナーの高地トレーニング。
あれ?でもこの場合さぼった人はその負荷部分の役目ってことになるのかなあ・・・。
それも変か。
それにしても「よく言った!パチパチ」と思った私です。(^◇^)
投稿者 ドラドラ : 2011年12月17日 08:25
>FOR ももらさん
仕事場でもありますかぁ・・・
なんかそれは、僕にとってショックな話というか、なんというか。
想像できないかどうかと言われれば、想像できてしまうんですが。
気づくか気づかないか・・。
言葉遊びのようですが、「気づくひと」はいつも「傷つく人」なんだな、
って思います。
僕自身は「負けてられるか〜」ってなれるたちだからいいんですけど、
優しくて穏やかな人にそれを押しつけるのは、ふさわしいことなのかと考えてます・・・もんもん
んーー。ま、年末年始でイライラを思い出したり、だらだらしたり、キリッとしたりして、
気持ちいい気分で来年のグループワークも闘いたいですね!
>FOR yukihahaさん
そうですね〜〜。考えること、悩むことを狙う授業も多くあるように感じています。
ただ、今回に限っては、僕が課題を出す側なら、こうしたい、ああしたい、と反発してしまうような「グループワーク」でしたね。
限定するのもおかしな話かもしれませんね・・・グループワーク、ってものじたい、なんか投げやり感があるっていうか・・
う〜〜〜ん どうなんだろう。
悪口ではなく意見として日記を書きたいので、あけすけに言えないのがちょっとややこしい。笑
解決策を講じるなら、てっとりばやく僕がグループワークをマスターするべきですね。
良いお年を迎えるために、部屋も心も大掃除しなきゃ、です。
>FOR ドラドラさん
あったかい拍手どうもです!笑
あ〜〜〜〜負荷部分・・・・・・なんてうまい・・・・そしてからいっ(笑
グループワークって、10人の中のたった1人を叩き上げる場みたいになるときがありますね。
それって、見てて微妙〜な気分になります。
「ありがとう」って笑い飛ばすくらい強かなのがいいんだろうけど、それもちょっと虚しいなあ。って。
投稿者 オトギ : 2011年12月18日 00:12
オトギ様初めまして。
いつも楽しみに日記読ませていただいてます。
今回、同じく空デの授業に取り組んでいた者です。
私も、ものすごく消化不良で本当に悔しくて苦しくて、
言葉にするのが下手だからどうしていいのか自分でも整理できなくて…
でも今、この日記を読みながらボロボロ泣いてスッキリしました(笑)
それで何だか「もう終わったことだもの!」と吹っ切れて(吹っ切っちゃっていいのかな?)楽になりました。
だから、どうしてもお礼を言いたくてコメントしてしまいました。
どうもありがとうございます。
投稿者 通りすがり : 2011年12月18日 08:46
わー初めまして!
一緒の授業だったなら、顔を合わせたかもしれませんね〜
僕の方こそ、ありがとうございます。
正直 こういうやや具体的な話って、投稿していいものか迷うんです。
場を借りて書かせて頂いてるのに、ひとりよがりな内容になってないかなぁって。
でも、「スッキリ」するきっかけになれたなら、書いて良かったなぁ〜
あはは 吹っ切れちゃっていいんじゃないですか!だってお休みなんだもん
それに、泣けないほどもやもやした出来事は、そう簡単に忘れられないですよ。
えっと、
悩む、ってことは、大事なものに気づかされるチャンスだと思うんです。
でもずーっと頭を支配されてるのもつらい。
だから奥の方にひっこめておくくらいが丁度いいんじゃないかな、って。
で、ふと振り返ったときに、驚くほど簡単に答えが見つかることもあると思うんです。
今回の授業も、お互いの何か大事なきっかけになっていくといいですよね。
ま、お疲れさまでしたね。
ゆっくり休んで、思いきり遊びましょ!
それじゃ〜
投稿者 オトギ : 2011年12月18日 22:29