リアルなムサビの日常を
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宛先不明の手紙を出す。
FOR WORLD
ひとつ、朝いちばんに見た日差しが美しいこと
ふたつ、呼吸が楽にできること
みっつ、目の前の人の目を見て話せること
よっつ、夜見る夢にうなされないこと
そういうひとつひとつ
何気ない仕草に、しあわせが宿るのかもしれない。
そんな他愛無い現象のひとつひとつが、
どうしようもなくつらいときのために
美しいものがあるのかもしれないね。
寝て起きて食べて息をするだけで生きていけたら
アートもデザインもきっと必要ない
僕にはそう思えて仕方ない
だからさ
あなたが手にとったそのアート そのデザイン
もしかしたら、誰かが
名も知らない誰かが、名も知れない誰かのためにつくったものかもしれない。
誰の言葉もなんの慰めにもならないとき
あなたに寄り添うものが何かあればいいなと思う
それでさ これはまだ願いごとの粋を出てないんだけど、
そういうものを、僕の手でつくっていければと思う
思うんだよ。
オトギ