鉱石手帖

FOR WORLD

賢治と鉱物
賢治と鉱物加藤碵一 青木正博

工作舎 2011-07-23
売り上げランキング : 27987


Amazonで詳しく見る
by G-Tools


この本、素敵だよ

僕ね、鉱石がすごく好きなんだ
アメジストとか、水晶とか、メロウとか・・・
ずっと眺めていたくなる。

きちんと磨かれて、誰かの指輪に収まっている宝石よりも、
心惹かれるものがあると思うんだ。

なんでだろうって考えたんだけど

多分ね「変わるもの」だからだと思うんだ。
見る角度、日差しの強さ、環境によって、
透けたり、光ったり、輝いたり。
ととのえられたものと違って、予測できないから、ずっと見てられる。


あと、その色の鮮やかさ。
いっしょに展示する子に「色が好き」って子がいて、
最近「色」を意識するようになったんだけど、
そのものの形ぬきにしても、「色」に魅力がある。

昔は、宝石を砕いて絵の具にしてたんだっけ?
ラピスラズリの青 なんて形容詞を、高校のときよく聞いたっけ
素敵な文句だと思ったものだ。


ホタル石の夏休みが明けたら、何か買いに行きたいなあ。
ムサビの近くにね、鉱物も置いてる素敵な雑貨屋さんがあるんだ。


あっ

本の話をしてなかったね。笑
宮沢賢治は、よく比喩表現に鉱石を用いたことから、
よくこういうものに絡めて紹介されるらしい。
鉱石の写真の横に、関係のある文章が添えられていて
本好きの心がくすぐられる、素敵な写真集だよ。


デッサンとか、課題とか、仕事に疲れたあなたは
このお盆休みに一冊いかが?
ふしぎと癒されることに気づくかも。


オトギ

投稿者:fantasy : 2011年08月14日 21:53

トラックバック


コメント: 鉱石手帖

コメントしてください




保存しますか?