リアルなムサビの日常を
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大学の選び方
FOR STUDENT
手羽さんのお題:あなたはどんなルートで今の大学(学科)にたどり着きましたか?
に、お答えするふりをして、色々書こうと思う!!
志望校確定に動き出したのは高3の初夏だったように思う。
僕はまず、「デザイン」と「アート」のあいだで揺れ動いてた人だった。
グラフィックデザイン、テキスタイルデザイン、京都造形の今で言う「総合造形」
あと女子美のヒーリングデザイン、
とか、とにかく揺らいでたなあー。
僕の周りでは京都造形が人気だった。吉田さんのブログとかよく見てた。笑
進路関係で行ったところ、やったことはこんなかんじ。
オーキャンとかは行ってないよ。
◎高校の旅行でタマビを見学
ここで初めて美大というものを見る。
◎長野の進学相談会へ参加
◎個人的にタマビを見学(広報の人につきっきりで説明を受ける)
やっぱりタマビちょっと違うなと思う
◎京都造形の鬼合宿に参加
心が揺れ動く
◎個人的に東京造形を見学(広報の人に以下略)
あと、パンフレットは
タマビ、女子美、東京造形、ムサビ、京都造形、京都精華、東京工芸
ちょっとでもかすったものは、インターネットで取り寄せたけど、
決まんなかったなあ。
他にも
◎予備校の先生に数時間にわたって相談したり
◎高校の卒業生で美大生の先輩方のお話を聞いたり
◎予備校に大学の教授が来てくださる「特別講義」には基本的に出たり
できることはすべてやったつもり。
とにかく悩んだ。
自分で選んでおいて、あとで「今の生活つまんないんだよね」
なんて「絶対言いたくない」、って思いがあった。
あと、迷った。
自分にどの程度の力があるのかわからないし、
どの学科が合うのかなんて、どうして「今選べ」なんて酷なこと言うんだ、
と嘆いた。
作品はたくさん創ってた。だから推薦で受けろと言われてた。
僕のもっているデッサンの実力では、実技試験で東京の大学に受かるのは無理だろう、
と色んな人に言われた。
でも、そのとき推薦がある学校の中から、僕は選べなかった。
デッサンをやってて、すごい悔しかった。ずっと「ダメだ」と言われてるみたいで。
それでも「やってやる」と思って、ぼろっぼろの状態で予備校に通ってたなあ。
勝負したかった。
デッサンでも推薦でもAOでも、とにかく自分の手の届くギリギリのラインで
「行きたい!!」と、心から思えるところに行くために 闘いたかった。
ずっとそう思ってた。
志望校は決められないままで。
そんなときムサビから届いたのが、
「公募推薦開始のおしらせ」だった。
なんていうか
こういう言い方はとってもありふれてるんだけど
「運命だ」と思った!
――――というのはやっぱり嘘で(笑)、
「運命ってことにしちゃお」と思った。
※お知らせは1週間放置してた。
空間演出デザイン
基礎デザイン
.
.
.
他、いくつかの学科が、僕の受験する年から公募推薦を開始する。
しかも基礎デザイン学科の試験は
「企画書」と、僕の大好きな「プレゼンテーション」!
これは・・・もしかして・・・いいかも・・・
これだ!!と思って先生に見せたら
無理だ!!
と言われたけど。笑
僕の高校からムサビに受験した人いなかったからね
そりゃそうだよね。
しかも、募集人員はたったの5名。
公募推薦じたいも初めての試みで、何が起こるかわからない
でもまあ
押し通すよね!!!!!
ということで、押し通しました。
こんなにまずい状況でしたが、親には「ぜったい受かるみたいだから大丈夫だと思うよ!」
と言っていました。
嘘ってのは真実にするためにつくものです。えへ
基礎デを選んだ決め手は、
「デザインそのものをやる、というよりは
デザインという概念を考える」という
特殊な立ち位置にあるところ。
具体的に言うと
「ポスターのイラストも描いていいけど、
ポスターにどんな力があるのかも考えよう」
って言ってもらえるところ。
いわばデザイン版の芸術文化学科かな〜と思ってる。
(でも制作もばっちりできちゃうお得な学科なんだ。)
デザイナーになりたいわけじゃないけど、デザインを勉強したい僕には
うってつけの学科だった。
じゃあ、
志望校と志望校選びで困ってるコにアドバイス。
やれることは全部やって損は無い。
たくさん人に相談したほうがいい。
でも、進路は自分で決めるもの。
なにがいちばんゆずれないのか、決めておけば
少なくとも自分は納得できるはずさ。
負けんなよ。
オトギ