リアルでからふるな美大の日常を。
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2012年01月のアーカイブ
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卒制展最終日です
こんばんは。
長きに渡った卒業制作も
いよいよ明日の展示を残して終了となります。
(学外展はあるけど)
(でもあんまり出したくないんだけど)
わたくしはと言いますと
一時は卒業自体が危ぶまれるような状況だったので
(もう脱しましたよね???)
日記書いてる場合じゃないよ
っていうのが
更新が鈍っていた理由です。
誰が読んでるかわからないんで。
半年以上もかけて取り組む「卒制」なんだけど
「なにを作ってもいい」
とされながら
当然ながら枠があります。
多分、専攻によって
その線引きは幅に差があるだろうけど
工デにおいての「枠」は
他の学科に比べても狭いのではないかと
ちょっと思います。
卒制=何を作ってもいい
というよりは
選んだ学科=卒制で何をやるか
なのかなあと。
それぞれの科に
それぞれの科独自の「判断基準」はあると思うので
そういった意味の枠はあるだろうけど
それが「モノ」を作る工デにおいては
モノ自体にまず制限がある。
ような気がするのです。
○○を用いて●●を表現しました。
の、○○は自由だけど
●●はその学科で学んできた価値観や判断の基準に沿うようなもの
これが卒制だと思うのですが
その○○がほぼ決まっているのが工デ。
見ているポイントが
作り込み、というか
どれだけ力を注いだか、みたいなところでもあるので
表現媒体の時点では規制をもうけているんだと思うのですが
だから
時間をかけてやりたいなあ、と思ったことが
その規制から外れてしまうと
ちょっとつらい。
いや
多少はもっと押せばなんとかなる範囲だったのかもしれないけど。
完全な
逃げ
ですけど。
そこにずーーーっともやもやしてた。
こんなに時間をかけて作りたいものを作るものなんて
この先なかなか無いよ、
という言葉を聞くたびに
でもこれあんまり作りたくないんだけどなー
と思ってしまった。
何度も割り切って楽しもうと思ったけど
結局かなりぎりぎりに追い込まれるまで
もやもやし続けてしまった。
なにかを生み出す行為自体が
億劫になってしまった時期もありました。
元々、
ゼロから何かを作るのは
苦手だったってことにも気づいた。
でも不思議と
今は後悔がない。
夏前から一生懸命毎日学校に行って
時間もお金も精一杯かけて
この経験をこれからの人生の支えに、、、
っていうことに少しのあこがれはあったけど
これは負け惜しみじゃなくて
(多少は負け惜しみですが)
まあいいや、自分は自分だ
とりあえずぎりぎりでも卒業はしよう。
と思った。
学費を出してくれた祖母に
申し訳ない気持ちが無いと言えば嘘ですが
でも後悔が無い、っていうことが
一番の答えなのではないかな、と。
この時期のことを
10年後とかに振り返った時にも
そう思えるといいな。
とりあえずだらだらと書きましたが
私は元気です。 笑。
さて、
いまから履歴書を書きますー笑