花嫁の喜び

今週末、
私の友人が結婚式を挙げます。

ちょうど一年年前の同じ日に
「結婚を約束したひとがいる」と
久しぶりに会った彼女から聞きました。

(ここでは仮にMちゃんと呼びます。)

Mちゃんは、
私が初めて予備校というところを訪れた高2の夏、
同じ「初心者コース」で出会ったのでした。

大人っぽくてキレイな顔立ちで、すこしミステリアスなMちゃんだったけど
2学期が始まって曜日がバラバラのコースに進んでも
ときどき挨拶をしてくれる、優しい子でした。

のちのち分かったことだけど、
そしてちょっと天然な子でした。笑。


わたしは
いまよりもずっと
人見知りが過ぎる子だったので
その時は友達、と呼べるほど仲良くはなれませんでした。



それから3年に上がり、
私もMちゃんも同じデザイン科(受験科からちゃんとコースに分かれるのです)へ。
そこでも同じ先生のクラスに入り、
藝大を受験するコースまで一緒に進み、

でもそのときもまだ
私はずっとひとりで行動していました。



Mちゃんと
親しく話すようになったのは更に一年後、
1浪の4月でした。

他の予備校からやってきた
社交的なKちゃんに話しかけられ、
私たちはするすると
5人組のグループの一員になりました。

5人はいつもいっしょで
課題が嫌になった時は廊下で話し合ったり
放課後は一緒に東京のギャラリーに展示を観に行ったり
短い時間だけど外の階段でいっしょに昼ご飯を食べたり。

現役まではひとりだった私に
初めて出来た友達。



予備校で出来た友達なんて
いつかどうせライバルになっちゃうんだから、って思って
わざと孤立するようなことをやってたけど

友達が講評で褒められるのも嬉しかったし、
その友達が自分を褒めてくれるのも嬉しかった。



3月。

結果は下り、
Mちゃんは大学へ進学。

私はまだ浪人を続けた。



それから
5人はバラバラの学校や科へ進学。
バラバラの学年になってしまったけど
一昨年私がムサビへの進学を決め、

やっと全員が大学生になれた。

夢だった
「いつかみんなでグループ展」は
学年が違う故の就活のタイミングとかで忙しく、

叶わなかったけど。



最後まで受験してた私に
みんなは手作りのお守りを作って、
受験前にプレゼントしてくれた。

受験って苦しいけれど、
ひとりで戦わなくちゃいけないのだけれど
応援してくれる人がいるのはとても嬉しいんです。

私が最後だったから
歳は同じだったけど
みんなの応援を受ける事ができてとても幸せ者になってしまった。





そんなだった私たち。

最近では1年に何度も会えないけど、
まさかだれかの結婚式で再会する日が来ようとは。




Mちゃんに渡すプレゼントを残りのみんなで探して
先週は新宿を歩き回りました。

せっかくのお祝いだから
奮発して素敵なモノをあげたいのだけれど

なかなかちょうどいいものが見つからない。

なんか、
ありきたりなものばっかり。



結局行き当たったのは
ちょっと普段では届かないくらいの
アロマキャンドル。

無難だけど、って
どの香りのものにするか迷いに迷って
やっと決まった。



くんくんしすぎて鼻も頭も疲れちゃって、
フランズ語で書かれた香りの名前は忘れてしまったのだけれど
モチーフとなった花の、花言葉は

『花嫁の喜び』



香りから先に決めたから
意味を見た時は「これしかない!」って思った。

でもぱっと決まったかのような
ストレートなプレゼントになりました。



それにプラスして
それぞれ手作りのオプションを作って渡そう、ってことに決めました。

背伸びをするのもいいけど、
私たちはこうだよね、っていうプレゼントです。




ちゃんと結婚式に出席するのは初めてで
なんかいろいろ楽しみです。

ダイエットは間に合わなかったけど。(笑)



おめでとうを伝えに、
幸せオーラを分けてもらいに

いってきます。



でもその前に
徹夜で手作り!笑

乾燥時間、間に合うかしら。。

投稿者:colours : 2010年03月24日 22:58

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