例えば無知な僕らの、衒学者ごっこ。
カテゴリー:雑記
おおきなおかいもの
奮発してしまいました。ムサビに入って以来、服すらまともに買ってない僕が久しぶりに高い買い物をしてしまいました。
Adobe Master Collection(アカデミックパッケージ)です。
少し前までポスター作ったり、チラシ作ったり、Webを作るのにAdobe製品を使っていたこともありましたが、パソコン環境を変えてから数年間はご無沙汰していたデザイン系のソフトウェアを買ってしまったのです。
ここでのポイントは、Adobe製品は油絵科の課題では全く使わないというところです。
いったい僕は何のために買ったんだろう…?もちろん、個人的にWebや映像を作って行きたいという思いはありますが、そんなに安いものではないので、やはり買うのには勇気が必要でした。
相変わらずただの気まぐれで行動してるって感じですが…
(∩´∀`)∩ とりあえず、いろいろいじって遊んでみよう。
君は誰と『弓状筋肉の収縮状態における構造的並列』をする?
今日、何気なくリンクを貼ったtweetに、幾らか反響があったので、ここにも貼ってみようと思う。
美大生とはいえ、これらのまとめに登場している美術家・作家の人達のことは恥ずかしながら全く知らないに等しい。当に、「そんなに(自分自身や、美術、社会について)無知でどうするの?」みたいな話を無知な僕が紹介するという構図は一種の自虐と思ってもらっていい。
では何故知りもしない人たちの発言にリンクを貼ったかというと、なんとなく目に入ったからだという他無い。僕の関心はもっぱらtogetterという場の面白さの方にあって、まとめを漁っている中で辿り着いたものだ。
作品とコンセプトと説明 http://togetter.com/li/311947
宮島達男「アートと言葉」 http://togetter.com/li/209645
畠山直哉展「Natural Stories ナチュラル・ストーリーズ」と「作者が自分の作品について語ること」の意味 http://togetter.com/li/208546
1つ1つのtweetは理路整然としていて、まさしく自分の考えをプレゼンしている。言葉のレベルでは反論したり、意見表明したりしているが、僕の印象では極端な二項対立、大きな対立構造を無理矢理導入、仮定しない限り、各々同じようなものを理解、共有しているように思う。
言葉にしようとすると、言葉が勝手に氾濫、拡散しかえって分かりにくくなるが、それらを捕まえようとして別の何かを発見する契機にする。プレゼン然り、まとめ然り、動的な(常に静止することのない)作家活動の一部であることを噛み締めたような、そんな日でした。
ユノアクルス・ゼロがほしい
突然に、数年前に買った人形のカタログ兼写真集が出てきたので眺めていた。
それは書店でなんとなく買ったのに、まともに読まないうちにどこかへ失くしてしまっていたものだ。
僕は結構前から人形が好きだったし、身体論は僕にとって重大なテーマだ。
ハンス・ベルメールも好きだけど、恋月姫が一番好き。
僕は寺山修司にはそこまで傾倒していないけど、澁澤龍彦にはかなり影響を受けた。
所謂創作人形ではなくとも、ホビードールが欲しい。お迎えしたい。
一段落
デザフェス(もう一週間も前なのか)やら課題やなにやらが、とりあえず一段落した感じの日曜日。
これからも幾つか展示が控えていて、今年はかなり忙しくなりそう。
今日は自宅の一室を完全にアトリエ化する作業にとりかかっていました。
とにかく、自由に使える時間はなるべく制作に当てないと、絶対に間に合わない…。
家で絵を描こうとすると壁を汚したり、服がテレピン臭くなったりしていつも泣きを見る羽目になるのですが…乗るしかない…このビッグウェーブに…!!
色々とあって、僕は今一軒家で一人暮らしをしています。実家に住んでいたら、僕以外の人がみんな出ていってしまったので、結構部屋を持て余していたのです。
掃除が面倒臭いという理由で、昨年は一室しか使っていませんでしたが、今日、晴れて別の一室がアトリエになりました。
自宅アトリエ、それは美大生のちょっとした贅沢…。(´∀`*)ウフフ
頑張れchisachi
How to Join MAU art festival 芸祭説明会だよ
武蔵野美術大学最大と言っても過言ではないイベント、芸術祭について簡単なおしらせ。
詳細は公式サイトの以下のエントリーに書いてありますが、GW明けすぐに、芸術祭の説明会があります。
芸術祭に参加したいという人(代表者)は5月9日か12日に開かれる全体会に出席しなくては行けません。
特に新入生は勝手がわからなかったり、グループ展をしたいけどまだ友達が居ないって人も多いと思いますが、取り敢えず行っておきましょう。
(ちなみに昨年僕は芸祭執行部でお仕事をさせてもらっていて、展示や模擬等の参加はしていないのですが…)
ムサビの芸祭は本当に楽しかったです。お祭りごとを本気でやるムサビならではという感じで、絶対何かしらの形で参加したほうが良いですよ。
参加方法としては 展示・模擬(販売)・催しという大きな枠組があって、その中からサークルやグループ・個人という形で参加する形になります。部署によっては、「サークル参加+個人参加で一人2企画まで」等という制限がかかるところもあるようなので、是非全体会で確認してくださいね。
全体会は参加者全員の為の説明会で、展示、模擬、催しの各々の説明は分科会と呼ばれます。それぞれ対応する部署の分科会にも出席する必要があります。模擬の第一回分科会は9日の全体会のすぐ後になります。
ムサビ芸祭の企画参加数は500を超え、かなりの人が何らかの形で参加していることになります。展示や催しを見て回るだけでも十分楽しいですし、到底一日では見きれない量ですが、やっぱり参加するとより楽しいはずです。サークル参加でも個人参加でも、是非。
Abracadabra 油科新歓について
もう一週間以上前になってしまうのですが、油絵新歓に関わってくれたみなさん、本当にありがとうございました。結構前から話し合いを始めた割に、当日はすごくゴタゴタしてしまいました。何しろ、司会台本も当日に書いていたくらいですから。みんなの当日の瞬発力や、判断力、アドリブに頼りっきりになってしまいました。
昨年の二年生が僕らを迎えてくれたみたいに、僕らも新入生をちゃんと迎えられたかな?
油科のアリス
新入生歓迎会を開いてもらった後に、そのお返しとして一年生が新歓返しっていう会を開くのが伝統になっています。昨年、僕達も6月に新歓返しをやることになったのですが、準備期間が一週間くらいしかなくて、てんてこまいだった。motifを「不思議の国のアリス」にしたのも、一番の理由は僕が個人的に好きだったからだけど、パーティグッズとしてアリスの衣装等が手に入りやすいっていうのも大きかったのです。
少し脱線すると、一口にアリスの衣装と言っても、実はバリエーションが沢山あります。原作者のルイス・キャロル=チャールズ・ドジソン(Lewis Carroll=Charles Dodgson)が「地底の国のアリスの冒険(Alice's Adventures Underground)」で自ら描いた、フォーマルなドレス。ジョン・テニエル(John Tenniel)が「不思議の国のアリス」、「鏡の国のアリス」の挿絵で描いたようなエプロンドレス。最も有名なのがメアリー・ブレア(Mary Blair)とそれに基づくディズニー作品におけるアリス。はたまた、最近ではロリータ・ファッションや、パンクファッションにもアリスをイメージした部分が見受けられます。それぞれ好きなアリスをイメージして良いし、ドン・キホーテにもカワイイ路線からセクシー路線のコスプレ衣装が揃っています。
まぁ、まさか自分がアリスのコスプレをすることになるとは思いませんでしたが、(やはり可愛らしい女の子にやってもらうべきだったと今でも思う。)短い準備期間の中でみんなのイメージを固めるにはなかなか良いチョイスでした。ちなみに昨年の新歓返しで着たアリスの衣装は、彫刻科の子に受け継いでもらいました。
油科のハリー・ポッター
今回の油科新歓「アブラカタブラ」は、その新歓返しと対になっています。新歓返しがアリスなら、新歓はハリー・ポッターです。新歓返しがパステルカラーをイメージし、4号館下を不思議の国にしようという触れ込みだとしたら、新歓は闇をイメージし、少し早いワルプルギスの夜を迎えようという感じです。ハリー・ポッターは、アリス程のバリエーションをまだ獲得していないということも考えて、テーマは「魔法学校」にしました。すこし幅を持たせたかったのも、新歓返しとバランスをとるためです。魔法少女だったり、妖術使いみたいな格好してくれている人もいて嬉しかったです。ハロウィングッズはこの時期あまり売ってなかったのは誤算でしたが…。
仮装パーティの本番は楽屋
何故僕がここまでコスプレに拘るかというと、単に見るのが好きだというのもありますが、大学生にとって通らねばならない門だと思っているからです。端的に言ってしまえば、メイクと服の話をして欲しいから。美大生は、既に独特のファッションセンスを持っていたり、お洒落な人も多いのですが、全然わからないという人もまだいるのが大学一年生とか二年生なのではないでしょうか。少なくとも男の子は、そこまで美容に興味無いっていう感じかなぁと思います。とはいえ、やっぱり男子にとってもスキンケア等後々大事になってくるはずなので、この機会に、それぞれの人が持ってるメイクの方法や、服についての知識、意見を交換する場になってくれればいいかな。ハイファッションから、コスプレまで、色んな趣向があっていいと思います。
僕は昔、別の大学に通っていた時、学生劇団に所属していたのですが、そこでもメイクや衣装について色々意見交換出来たことが良いキッカケになっていたなと思うのです。それまで化粧とかに全く興味なかった子が、一度舞台に立った時にメイクしたのがキッカケで目覚めるパターンだとか、服装の幅が広がったりするパターンが結構ありました。こういうものって、まだ好みがそこまで確定していない時に色々話すことが大事だろうなって思います。もしかしたら社会人になってからではそういう話をしなくなるのかも知れないし、大学生のうちに色々試しておくと後々使えるのかも知れません。
一年生のコスプレ率は、やはりそんなに高くなかったのだけど、次はこんな感じで楽しんでってのが伝わっていれば嬉しいです。
台本は難しい
最初にも触れましたが、司会台本は当日の明け方に書きました。司会担当の人はほぼ初見で読むことになってしまって本当にすみませんでした。彼等のアドリブに本当に助けられました。深夜テンションで書いていたので、無茶ぶりばかりになってしまいました。あと、僕は児童文学を愛好しているので、そういう感じになってしまう部分があって、何度も書き直しました。「今日は、皆に仲良く慣れる魔法をかけたよ」みたいな、糞恥ずかしい台詞のオンパレードになってしまって、相変わらず自分の頭の中がお花畑なことに嫌気がさしたりしました。自然な口語体って、すごく難しいですね。みんなそれぞれの文体や口調を持っているってことを実感します。「あの司会者はこんなこと言わない」っていうものばかり。でも、そう、目指す絵の方向性が皆結構違っているのだから、そんなことも当たり前か。
最後に
油絵科の新歓は、油絵専攻と版画専攻の二年生が主催し、その一年生を迎えるという形で行われるものですが、実際には二年生150人弱の人達みんなで最初から最後まで準備をするのは難しいです。バイトや授業の関係で、どうしても一部の人達が情報を独占したり、勝手に進めてしまうような部分があったと思います。当日いられないにも関わらず、協力してくれたり、当日だけでも会場を盛り上げてくれたり、そういう人達みんなが居てくれたから出来た会です。そして何より、来てくれた一年生、先生、研究室のみなさんにもこの場を借りて。ありがとうございました。
Hello World
はじめまして。
油絵学科の新入生歓迎会の準備と本番、それからそのしわ寄せに時間を取られていて、最初からすっかり乗り遅れてしまいました。本当にすみませんでした。
今突然メールを思い出し、急遽ダッシュボードにログインしたのですが、なんだか懐かしい感じで驚いています。Movable Type3.2というBlog tool/CMS(contents management system)で構築されているのですが、MTの最新バージョンは5なのでこれはなかなか古い…。
僕も昔、Movable TypeやNucleusでBlogを構築していたことがありますが、結局今はWordPressに落ちつきました。WordPressそのものも使いましたが、より正確にいえばWordPress.comですね。維持費がかからないので…。
WordPressのBlogでは、誰も見ていないのをいいことに、結構批判的だったり、挑発的なことを書いていますが、ムサビ日記ではもう少し砕けた文章を書いていけたらいいなと思っています。よろしくお願いします。